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七色のドラゴン  作者: 雲の糸
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学園生活の始まり

 「ラ•トネール」


 「痛い痛い痛いーー!」


 「学園長、起こしました」

 

 「うん、ありがとう。エレンちゃん」


 全身に走る激痛によって目を覚ましたニコラ。前に自分の家で受けた痛みと同じだった。またあのクールな女の人がやったのか?倒れながら辺りを見回すとここは自分の家ではないことに気づいた。

どこだ、ここは?先ほどまで意識を失っていたせいでまだ頭がくらくらする。


 ニコラのすくそばには、ニコラの家に押し掛けたあの2人の魔導師の姿があった。またあのビリビリするやつを僕に向けて放ったようで、まだ全身が痺れている。もう一人の「あわわ」とよく言う女の子は僕を心配そうに見つめながらそわそわしている。


 そして、もう1人見知らなぬ人物が椅子に座ってこっちを見ている。とても笑顔で楽しそうにしている男の人が両足を組んで机の上に乗っけて手を頭の後ろで組んでいる。見た目はニコラのお兄さんとも言えるくらいで、キリっとした目をしている。


 「まずは自己紹介からしようか。初めまして、ニコラ君。私はホウレイ学園学園長のニースだ。そしてそこの二人は我が学園が誇る優秀な魔導師たちのエレン君とシーカちゃんだよ」


 その男は机の上に乗っけていた足を床に下ろし、肘を机にかけながら話し出した。


 「なに?ちょっと待ってくれ、じゃあなたが僕をここに無理やり連れてくるように指示した張本人だってことか?」


 「いやはや、エレン君たちから聞いたみたいだね。その通り、私が2人に頼んで連れてくるようにお願いしたのさ。君には痛い思いをさせて申し訳ないと思っているが、これは君のためでもあったんだよ、ニコラ君」


「僕のため?」


「そうさ、なんてったって君は白色の竜魔導師なんだからね。君の中にはドラゴンが宿っているのさ」


「僕が竜魔導師だって?」


 前に聞いたことがある、昔ドラゴンを倒したときにドラゴンが消えて光となり、人間の体の中にその力を宿したと。そしてそれぞれの色の魔導師中で最も優れた人の中に力を宿すとされている。僕の中にその白色のドラゴンの力があるっていうのか?


 でもそれだとおかしいことが一つある。


「でも僕が受けた魔法色適性検査では反応なしの結果が出たんだ。これはどうしてだ?」


「ははは、それはねー説明すると、検査の結果には白色の反応を示していたんだけど、なにせ白色の魔導師は珍しいからね。検査官も気づかなくて反応なしって結論出しちゃったみたいだね。後から気づいて急いで君に推薦状を送って迎えに行かせたんだよ」


「そ、そんな、ただの検査官のミスが原因なのかよ…

 でも無理やりでも急いで僕を連れてくることの何が僕のためだっていうのさ?」


「それはね、君が竜魔導師だからだよ。それも白色のね」


「それって、僕が竜魔導師で優秀だからってことが関係しているのか?」


「うーんそれはもちろんあるけどね、もう一つ別に理由があるのさ。それはね、この学園は竜魔導師を守る施設でもあるからだよ」


「竜魔導師を守る?いったい何から?」


「まあまあ、今からその辺のことも含めて色々と説明するから、とりあえず椅子に座りなよニコラ君」


 二コラは言われるまま部屋の中にあるの大きな椅子に座り話を聞くことにする。



 とりあえず分かったこととして、僕は魔導師だったら知らない人はいないホウレイ学園に特別生として入学し、こうして学園まで連れてこられた。この学園では魔法を学ぶこと以外にも重要な役割があって、それは竜魔導師を守ることらしい。何から守るかというと、闇の組織からと言っていた。


 闇の組織は黒色の魔法を極めている”サリナ”という女の魔導師がトップにいて、竜魔導師の力を狙っているというのだ。黒色は魔法色の中で最強とも言われている色なため、その力を使って世界を支配しようと企んでいる組織で、竜魔導師の力を奪われてしまうと奴らの力が増幅し世界の危機的事態になってしまうらしい。


 そんなわけで僕はここホウレイ学園に来たということだ。闇の組織に連れていかれるようなことが起きないために、僕をいち早く連れてこさせたみたいだ。魔法色検査から日にちは経っているのだが、もしかしたら組織の方はまだ僕の存在に気づいていないかもしれないようだ。そうでなかったら今頃闇の組織に連れていかれて、奴らに捕らわれの身になっているそうだ。


 どうやら僕の中に白色のドラゴンの力はあるにはあるが、まだ眠っていて目覚めていないらしい。

組織に対抗するためにもたくさん勉強、研究、鍛錬を積んで早くその力を解放させることを目標に日々学園生活に励みたまえよニコラ君と言われた。



「まあ大まかなことはこのくらいかな。詳しいことはそのうち話していくと思うからその時その時によろしくニコラ君」


「はあ、急に闇の組織とか言われてびっくりしていますけど、僕が魔法を勉強することに変わりはありませんよね?」


「すばらしい!ニコラ君その意気だよ。君には大いに期待しているからね。

 それに、どこの物語にも必ずいるだろ?こういう闇の〇〇みたいな組織は。

 そんな毎日襲ってきたりしないし、お約束だと思ってくれたまえ」


「いやいや、さっき世界を支配とか言ってませんでしたっけ?」


「その方が盛り上がるだろう?ニコラ君」


「そんなゲームみたいな感覚で話されても困りますけど…」


「まあとりあえず、闇の組織のことは頭の片隅にでも置いといてくれたまえ。

 とにかく君がこれからすべきことは、学園生活をエンジョイすることだよ」


「そうですね、分かりました、魔法の勉強頑張ります」



「よーし、

 それでは改めてニコラ君、君を我がホウレイ学園の生徒として認めよう。ようこそホウレイ学園へ

 学園長として、学園を代表して君を歓迎するよ」



 というわけで、僕は無事に?ホウレイ学園に入学することができた。今のところあまり良い出会いをしていない気がするけど、気にせず学園生活を送ることにしよう。学園生活を送る上での詳しい事は学園の生徒の人が後で説明してくれることになっている。



 とにかく、これからの生活がが楽しみだ。








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