始まりの福音
本日2話目の投稿です。
僕の名前は如月刹那。中学の入学式を待つ12歳だ。今は大学生の姉と2人で暮らしている。容姿に関しては聞かないでほしい。みんな目を合わせてくれない。・・・・・・何故だろう?
そして僕は今、自分の人生に変化がもたらされることを悟った。なぜなら・・・・・・
「お願い!一緒にゲームをしてください!」
姉が土下座をして、頼み込んできているからだ。
「・・・・・・いきなり、どうしたの?」
「うん・・・・・・今日ね、近くのショッピングモールに行ってきたの。なんのためにかって?それは新作ゲームを買うためよ!それでね・・・・・・」
まあ、姉の話を要約すると・・・・・・
ゲームを買いに行った→運良く福引きが引けた→自分が買ったゲームソフトが当たった→セナ(僕の愛称)とするためにハードを購入
ということらしい。
「・・・・・・まあ、別にいいけど。」
「!!ほ、ほんとに!やったー!」
すごい喜んでる。ま、今は暇だしいいか。
「・・・・・・で、なんて名前の、ゲームなの?」
「『Fantasy Soul Online』よ。FSOって呼ばれてる。」
「・・・!!それ、新しく発売されたの」
まさか、最新作を買ってくるとは・・・。
「私はβテストに参加していたから、自分のは購入できたけど、セナのは出来なかったの。でも、あなたのも買えたから一緒にしましょう。」
「わかった。初心者だから、いろいろ教えてね。」
ゲームをする事を決めた僕は、そう言って笑いかけた。
サッ
「・・・・・・僕の顔に、何かついてる?」
「・・・いいえ。何でもないわ。(可愛すぎ!!)」
とにかく、ゲームを始めようかな。