主人公と、その容姿。そして、それが取り除かれた理由。
さて、設定資料その1です。
主人公は、黒髪のイギリス人男性。
平均より少し低い身長に、痩せて見える筋肉質の体つきをしています。
短髪で、瞳の色は決めていませんが、あまり目を引く容姿ではありません。
名前はギリアン・ラム(Ghilliean = Lamb)。
服装は、研究所の作業員を表す、
灰色のツナギと薄汚れた軍手、黒い長靴。
『かざコン』出品時には、このあたり、まず削りました。
4,000字に抑えるときに、主人公の自己紹介は、ボグの説明や状況説明よりも、重要度が低いと判断したからです。
主人公って、名前、要らないんだなぁ、って書いてて思いました。
あと、舞台が約150年後なのはかろうじて残して、場所がイギリスなのを外したり。
とにかく『主人公が短剣と出会うシーン』を入れるために、あれでもけっこう最低限の説明だけ残してだいぶん落としたのです。
初っぱなから、怒濤の説明三昧は、読みづらいし、書き出しとして不利なのは分かってましたが、全然ないと状況わからないですし。
不思議で不気味な雰囲気と、過酷そうな主人公の状況が伝わっていれば、最高です。
改めてみると、もう少し削れそうな気も……
ああ、でも女性の登場までは行かないか……。
もし連載化するのなら、この前にプロローグとして、『討伐隊がボグと戦うシーン。それから逃げようとする主人公』という話から初めて、こっちを回想する形にするかもしれません。