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異世界転生したので手っ取り早く世界最強になりました  作者: サザンライト
第1章:手っ取り早い最強
2/5

文字の理解

2話目遅くなりすいません。

自分始めて気付きました。人の姿を文字で表すのが凄く苦手だと。これからは人を表す文章を鍛えて行きたいと思っています。ましになるまで下手な表現に付き合って下さい。


(はー、もうちょっと生きたかったなー。まさかもう一人いるとは思わなかったな。てかバスジャックを一人で計画する奴なんてそうそういないだろう。そう言えば何で俺意識があるんだ?)

 そう、今陽平がいる場所は真っ暗闇の中だ。感覚や嗅覚や聴覚や視覚も無い。まさに此処は天国と地獄の境界線にでもいるかのようだった。

 そんな時、一筋の光が真っ直ぐ差し込んできて俺の目に刺激を与え、目の前の様子が微かに見えた。

 そこには、二人の大人と二人の子供がいた。

(眩しっ!)

 ぼやけていた視界が少し回復し、目の前の様子がはっきりと見え、さっきまで見えなかった人達の姿が鮮明に見えた。

 一人は女性で金髪のロングだった。目は赤色で顔は目と鼻の位置が整っていて雑誌のモデルのようなスリム体形だった。

 二人目は男性でこちらも金髪だった。髪は少し長めで目は青色で顔はイケメンだった。体形は服が分厚くて分からなかった。ちなみに一人目の女性も美人だった。

 3人目と4人目は顔がどちらも似ていて見分けがつかないが性別は男と女で分かれていた。そして身長もほぼ同じだ。

(凄い家族だ。にしてもさっきから何をみてるんだ?)

 視線の先はこちらに向いてた。何があるのかと思い視点の向きを変えようとしたが動いたのは微々たるものだったので、俺は疑問を持った。

(何故動かない!動け!)

 何度も同じ方向に動いたが結果は同じだった。

 だから俺は諦め、そこにいた人達の顔見ると何故か笑っていてそのまま手を伸ばしてきた。

 その時、後ろの方から感覚が伝わって来て一気に視点が変わった。何かと思い俺は無いはずの手を後ろに回そうとした時、目の前に短い手が見えた。

 俺は手を止めた。それと同時に短い手も俺の真似をするかのように手が止まった。

 俺は手を右にずらした。短い手も右にずれた。

 次に俺は左にずらした。短い手も左にずれた。

(まさかっ!)

 少しだけ動く視点をうごかして、鏡を探した。するとまた、俺の視点が急に百八十度回転しその正面に男性の顔が急に出てきた。

(うわ!ビックリした!ん?あれは鏡か!)

 窓から入ってきた日光が反射して俺の目に刺さった。少し視点を変えるとそこにあったのは鏡でそこに写っていたのは可愛い赤ちゃんだった。

(まさかこれって俺!何で子供になってんだ?)

 少し悩んでいる内に俺は一つの答えに行き渡った。

(多分此処は異世界か。そしてこの姿は転生したって事だろうな。それ以外ありえない。うん絶対ありえない。服だって現世じゃなくて中世のヨーロッパの服みたいだし家も現世にはない建て方だし。でもこれなら死んでも良かったな。)

 陽平は異世界物がすごく好きで異世界転生とか異世界召喚とが自分にも夢を見ていたので前世の方でどう死のうがどうでも良くなった。所謂、結果良ければ全て良しと言う事だ。

(こうしちゃいられないな。今すぐ俺のステータスを確認しなければ!ステータスオーープンッ‼︎)

 俺は反応がなくて戸惑った。普通なら言うだけで出でくるはずなのに。

 だが原因はすぐに分かった。原因は言葉喋れないのを忘れていただけだった。

(やべー。忘れてた。周りを見れば直ぐに分かったのに。さっきからあの人達喋ってるじゃん。)

 そう、目に光が差し込んだ時も鏡を探している時もステータスを確認する時もずっとあの人達は喋りつずけていた。またあの時のように周りを見ることを怠った俺はまだまだダメだなと思った。



 数ヶ月後…

 俺は未だにステータスを開けずにいた。

 本当は喋れるようになった時、最初に日本語で「ステータスオープン」と言ったが反応が無かった。

 その時俺は理解した。ステータスを見る時はこの世界の言語でないと反応しないということがわかった。

 だから、最近は動けるようにもなったから書斎に行ってサルでもわかるレザワール文字と言う本を読んでいる。

「やっぱり、日本の言葉が染み付いてるからこの世界の言語は難しいなぁ。この世界の文字、レザワール文字は日本の文字とは根本的に違いすぎる。何らかの法則さえ見つかればわかる筈なのに。」

 言葉の法則はどの国の言語でもちょっとくらいはある。例えば、英語では意味のある一単語が色々な単語と組み合わさってできている。アラビア語だって日本などの国とは反対から読むし。文字も独特だ。これらは全て法則の代表例である。

 だが、この本を見ても文字の法則が一向に分からない。

「日本語で書いた辞典でもあればすぐにわかるんだが。」

 そう言ってると、母がやって来た。

 未だに俺は家族全員の名を知らないでいる。

「あらあら、あなた本が本当に好きなのねー」

(やっぱり、何言ってるかわからない!やはり赤ちゃんの時は親とかに言葉教えてもらうべきだな。ん?親に教えてもらう?そうだ親に教えてもらえば良いじゃないか!何で最初からこの案が浮かばなかったんだ!)

 そうは言ってるが陽平は文字を覚えるのに必死だったから、親に頼るなんて考えは当然浮かんでこない。

 俺はまた周りを見てなかった。死んでからはもっと周り良く見ようと思って反省したのにこれじゃ意味がない。人は失敗は誰にでもあると言うが流石にこの件は酷いと思う。一度失敗して、次は失敗しないようにって反省して対策を立てて次に挑んでまた失敗。俺はこれを前世で何回も繰り返してきた。

 でもこれが俺の未だに直せない短所だと、意味のわからない立ち直りをした。

 でも今はこんなこと考えている場合じゃない。

(そう、今此処にいる母に文字の教えを請うんだ。)

 その時、母が急に俺の読んでいた本を持ち読んでくれた。

 そのおかげでこの世界の言語法則を掴めて最近では家族達が話している言葉がちょっとわかってきた。

 そんなこともあり俺は約二年間書斎で本を読みまくりこの世界の言語、アザワール語を完全に理解した。

読んで頂きありがとうございます!

次で主人公の名前とか家族全員の名前とか主人公の身分がわかります。

面白かったら評価&ブクマよろしくお願いします。

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