異世界へ
始まりの森
「ここが 始まりの森 ねぇ・・・」
前は喧騒が聞こえる・・・町?街?が見える。
後ろを見ると、見渡す限りの緑と足元には枯れ枝と葉っぱ。
いやちょっと意味がわからないです神様。
説明回飛ばしたんじゃないかとおもう位だ。
「・・・危険な生物は滅多にいないって言ってたしなぁ」
さて現状の把握と手持ちの確認である。
「ステータス・プレート」
呟くと、pcの様な画面が目の前で展開された。
「これが冒険者になった証か・・・」
基本的にこの手の世界アイテムは超魔法(理解不能の力)で作られているらしい。
自分にしか見えず触れもしない。
「というかどうするのこのハードモード・・・」
技能・異世界知識(一部) 言語理解(人) (初心者の加護 微 )
健康状態・正常
一般的なチートはなさそうです先生。
思わずボケに走るほどなにもない。
「とりあえず町まで歩こう・・・」
当面の目標としては衣食住だろう。
知らない土地で開き直ってらしく生きていく。
強制的にだがある意味心機一転ですこし楽しそうでもある。
できることならこの世界では恥ずかしくない人生を送りたい。
(人並みに黒歴史もあるしなぁ・・・)
まあどうなるかはわからない、それでも始まってしまったんだと割り切った。
とりあえずまずは。
「神様、ありがとうございます」
この世界に送ってくれた彼女に感謝を。