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3話 こんな初期装備着てられるか!フィーは装備を整えさせてもらう!

思ったより伸び代がいい。

これは感想ドッサリ、高評価タップリ、ブックマークいっぱいも近いな(有り得ない

「ウィンドー!何の用やー!!」


「うっせえハゲジジィ!」


「二人ともうるせえ。」


俺の声でウィンドの顔面に明星の爪が刺さり、もう一人の頭の左右にワカメつけたハゲたおっさんのワカメを啄ばんで奪おうとする。

明星、そんなの食べたらめっ!だぞ。

羽毛が全て剥げ落ちちゃうぞ。


「お前、これ町の外でやんなよ。確実に首もろとも吹き飛ぶから。」


「おう、気を付ける。」


「天使の皮を被った悪魔め........」


「お前らイチャつくにしてもリアルでやれや。」


イチャついてねえよ、俺はイチャつくとしても男とイチャつくホモじゃない。

女の子が好きないたって健全な男の子だぞ。


「ほんでウィンド、鍛冶を頼みたいからとか言うから来ったけど、何作るんや?甲虫シリーズの修繕なら素材持ってきーや。」


「甲虫なんて今のレベルで行けるかバカヤロー、いやこいつらなら行けるだろうけどさ。」


「ん?今回の依頼はそっちの嬢ちゃんか?」


「....?」


俺以外の誰かが来てるのか?


「いやお前だよ!」


「どこに嬢ちゃんとやらがいるんだよ。」


「お前変な所で天然入るよな.....ガンテツ、取り敢えず頼みたいのはコイツの装備だ。」


ガンテツな、あ、フレ申請。

受託するよ、只でさえボッチになってんだから。


「ウィンドー、お前も隅におけへんなぁ?えぇw」


「こいつは只の親友だっての、ほらβの時に言った。」


「ああー、言ってたなそういえばそんなんも。」


話に付いてけねえから明星を可愛がる。

首筋を優しく撫でる、ん?此処がええのか、ここがええのんか。

段々俺も楽しくなってきて手でできる本気のブラッシングに変わり出す。

しかしそんな至福の時が肩をぐわんぐわんして来るバカの手により中断される。


「何すんだテメェ!」


至福のひと時を邪魔する敵に怒鳴り付ける。


「お前が装備新調したいって言ったんだろ!」


ごもっともです。


「おもろい奴やなぁ、ワシに任せとけ!βからの技術フルで使って作ったる!」


「そりゃ有り難い、ガンテツだっけか。一先ず頼みたいのが弓道やらで使う胸当て、それとエガケ.....名前で言ってもわからんか、鷹匠が着けてるあの手袋とか、あとは関節部のプロテクターを。」


「ふむふむ、解った。あの手袋みたいなんも見た事はあるし大丈夫やな。このゲーム鍛治に時間なんて掛からんからすぐ作ってくるわ。適当に時間潰して待っててくれるか?」


「大丈夫だぞ、いい品期待してるからなー」


ガンテツを見送ったら.....そうだな、もう一羽召喚しといてもいいかも。

明星は接近戦、速度と一撃の強さで戦うから、遠距離に出来たらしてみよう。


「サモン・モンスター」


.......アレ?


「おい、どうしたフィー....ソロプレイが辛すぎて壊れたか?」


「死ね。」


「ドストレート!?」


えー?何々?『複数の召喚可能モンスターがいる為モンスターを指定してください。』

あーそりゃそうか、サモン・モンスターだけじゃなぁ。

そんじゃもう一度。


「サモン・モンスター【鷹】」


「うぉっ!サモナーの召喚って初めて見たけど割とカッコいいな。」


「よーし、新しい子も来たし命名だ!」


この子は、比較的白っぽいな。

アルビノとでもいうのかね?ゲームだし特に突っ込まないけど。

白い、白、うむ.....よし、決めた。


「お前は白露だ。これから頼むぞー。」


「~~~~」


「お前の鷹やら隼に限定した異常なまでの懐かれる速度に俺は昔から恐怖したよ。」


このゲームは重さは曖昧だから二羽を片腕に乗せても大丈夫だからねー

あ、ログにメッセ有ったけど気付かなかった。

『2体以上召喚モンスターが増えた為、既に召喚したモンスターを再度召喚する際のスキルが追加されました。』スキルをそのまま教えてくれれば良いと思うのはエゴでしょうか?


えーと、【召喚】スキルで....これか。


【召喚】内訳スキル

サモン・モンスター

リターン・モンスター

サモン・【個体名】


この1番下にある奴だろうな。

まあこの子らを戻す時なんてログアウト時しか無いだろうけど。


あー可愛い、可愛すぎる。

初期ステは同種なら全て均一と解ってるので見ないよ!

立派な遠距離役にしてやろう。


「そういえば、ウィンドってなんの職業なんだー?」


「ソーサラーだな。」


「魔法職か!」


「といっても使えるのは風魔法とだけだがな。魔法職の初期魔法はランダムなんだよ。」


「他の魔法は使えないのかー....」


「次のレベルで火を解禁するつもりだけどな。」


解禁するつもり?

レベルで習得するんじゃ無いのか?


「解禁するつもりって、覚える魔法って選べるのか?」


「え、いや、そうだけど....,.まさかお前スキルポイント振って無いな!?」


「スキル.....ポイントだと?」


「メニューを開け、そしてステータスを開け、鷹達は召喚モンスターから出来る筈だ。」


そう言われて急いでステータスを開くと....有った、スキル習得メニューという物が.....

スキルポイントも、俺は12、明星が18、白露が2、レベルアップで2つあがるという様だ。


「その様子だとやっぱり振ってないな。スキルはプレイヤーの戦闘や生産行動によって手に入れるのが基本だけどな、一つ10ポイントと高いがこのメニューを使えば確実にスキルが手に入るって訳だ。まあ手に入ら無いスキルも多々あるがな。」


「これは.....戦略の幅が広がリング!」


「無邪気な奴め.....」


俺は.....そうだな、この子達を援護できる様なスキルは.....

【指揮】スキル?即、鑑定。


【指揮】

パーティーメンバーを指揮する事が出来る。

指揮を執るとパーティーメンバーのステータスが1.2倍になる。


コレだな(確信)

【指揮】スキルをタップすると、取得するかの確認。

勿論Yes、【指揮】スキルが加わったのを確認すると10、スキルポイントが減っている。



次明星いってみよー!

明星はそうだな.....【蹴り】だな、明星は奇襲格闘も出来るのでそこに一手加えるのもいいだろう。

次で10レベル、その時は【夜目】を着けよう、今は昼なのだが夜間戦闘も行うだろうし。

明星は奇襲で確実に敵を屠る役割なんだから尚更。


うむ、これで良しだな。


「おーい、出来たでー!」


ガンテツが此方に武具の完成を伝えてくる。


「ご苦労さん、ところで費用はどうすれば良いんだ?」


「兎の皮が余ってるんやろ?今欲しかったところやから其れを貰えればええよ。」


「有り難い、んじゃトレードか。」


要らない兎の皮を全てトレードに出して防具を着ける。

よく馴染むよく馴染む、慣れた装備もやっぱり良いな。

性能の方は如何程かな。


【銅の胸当て】

防御+1

素早さが低下しない様に、モンスター素材と銅を混ぜた胸当て。

特殊効果 胸部への攻撃を軽減する。


【プロテクター】

防御+1

関節部の防御を目的とした防具。比較的軽い。

特殊効果 関節部への攻撃を軽減する。

関節部を用いた攻撃の威力が上がる。


【鷹匠の手袋】サモナー専用装備

防御+1

鷹匠が鷹を思い用意した手袋。

特殊効果 鷹、隼系統のモンスターを乗せて飛ばすと1時間飛行速度が上がる。

鷹、隼系統のモンスターからの攻撃を軽減する。


鷹匠の手袋ツェー!

これは俺の為だけにある様な武具だな!


「ガンテツ!ありがとうな!」


「お、おう。」


「よし、明星、白露、腕に乗れ。早速飛ぶぞ!」


「~~~~~♪」


「~~ ~~ ~~」


嗚呼、やっぱりこのゲーム.....

サモナーは地雷職なんかじゃない。天職だ!



























「なあ、ウィンド.....あの子ホンマに男なんか?年甲斐もなくドキッときたで....」


「信じ難いが男だ、奴が女ならと思った事は幾万とある。」

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