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師よ

師よ

我が人生の師よ

あなたがいてくれたから 

私は剣の強さを知りました

剣の優しさを知りました


師よ

あなたがいつも背中を叩いてくれたから

優しく厳しく叱咤してくれたから

私はここまで来れました


私が武勲を上げたと聞けば 我が事以上に喜び

私が腐っていれば 静かに黙って横で二人でお茶を酒を飲む


あなたのその優しさが

その優しさがどれだけ私を導いてくれたか


あなたを喪って気付いた私を いっそ罰して頂きたい位です



私がここまで上がって来たのは あなたが私を信じてくれた その想いでございます

私はそれに応えきれたのか

それはまだ途上でございます。


我が胸にあなたの眼差しを あなたの想いを常に 私は進もうと思います


私は 歩き続けます

先へ

先へ

さよならは言いません

あなたは私の胸に生き続けています



師よ

我が人生の師よ

貴方とは血の繋がりなかろうとも

私にとって貴方は私の父でありました

鎮魂歌です。

私から見た、とある師弟の関係を書かせて頂きました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 個人的に、師匠との敬愛を描いた作品は好きです。 人の絆はいいですよね。血の繋がりがなくてもそれに等しい関係を築けるというのは憧れます。
[良い点] 詩という短い表現方法でありながら、そこに物語があり、弟子の師への遅すぎた後悔と溢れんばかりの感謝も伺える作品だと思います。 [一言] ペンは剣より強しからの連想もあるかもしれませんがどうし…
[良い点] 失わなければ気づかないことがある。 失ったからこそ言えることがある。 そして自分も、他の誰かにそういうそういったものを与えられているのかもしれない。 ええ、とてもとても、いい詩でした。 あ…
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