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あの道に、お花を添えて、手を合わせる。
手合わせて一礼。
最後にあの人が言った言葉が未だに忘れられなくて。
「これからも、ずっと友達だよ」
この言葉を、忘れられなくて。
僕も、言葉を使ってあの人を救いたかった。
けど出来なかった。
まさか、あの人が帰り道に死んでしまうなんて。
思いもしなかった。
思いもしなかったから。
何も言えなかった。
何も出来なかった。
何も、何も。
僕は、最低な人間だな。
って改めて思った。
ああ、嫌だな。
嫌だな。
あの時に、戻れればな。
戻りたいな。
いくらそう願っても。
戻れない。
戻れるわけがない。
家の自室。
窓から外を見てる。
今日は雨。
それを見てると。
僕の目からも雨が出てくる。
ポタポタポタポタ。
大粒の。
僕の気持ちが荒れるほど。
天気も荒れてくる。
昔から仲良しで、毎日の様に遊んでた。
遊んでた。
楽しかったのに。
もう、あの楽しさを味わえないんだな。
もう一度、楽しみたいな。
あの楽しさを、もう一度だけ。
もう一度だけ。
そう考えてたら、知らないうちに大声で泣き喚いてた。
嫌だよ。
まだ遊びたいよ。
沢山な気持ちを溢した。
親が部屋に来て僕を抱いた。
大丈夫。
大丈夫だよって。
温かい手が頭を撫でてくれた。
ずっとずっと、慰めの声を掛けてくれた。
夜中になり、僕はようやく落ち着いた。
親は、僕が落ち着いたのを感じたのか。
「ごはん、食べよう。」
って、優しく言ってくれた。
お母さんも、お父さんも、悲しい気持ちは同じ。
あの人はお母さんお父さんとも沢山絡んでるから。
家族三人で、悲しく。
無言で、ご飯を食べた。
美味しいはずなのに。
不味かった。
美味しいはずなのに。
美味しいって思えなかった。
だから、残しちゃった。
お母さんにごめんなさい。
ごめんなさいして、寝る準備を済ませて。
おやすみなさい。
明日も、耐えるのを頑張ろう。
明後日も、明々後日も。
初投稿ですので優しい目で見て頂けると嬉しいです~(*´ω`*)