表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

 その坂の上からは家と田畑が見えた。今、子を連れた夫婦が登ってくる。ひとしきり子は遊んで、三人は帰っていった。

 少年が駆け上がってきた。友達との駆け比べ。走って坂を下る。

 入れ替わりに青年が登ってきた。坂からの景色に見向きもせず、強い面差しで歩み、坂の向こうに消えた。

 ややして老人が向こうから歩いてきた。目にした景色に目を細め、しばし過去を想う。やがて坂を下った。

 彼がその後、坂に現れることはもうなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ