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絶望の日々1
ー--放課後の屋上ー--
「オラッ!」
僕は腹に蹴りを入れられる。ひどく慈悲の無い蹴りだ。
夕陽の向こうでカラスが飛んでいる、そんな放課後だ。
「コイツ、チビのくせに身体だけは丈夫なんだよなぁ。まったく良いサンドバッグだぜ」
僕は今、不良5人に囲まれて順番に暴力を受けている。
この世から消えてしまいたい、そんな思いが脳裏によぎる。
繰り返される暴力。この世は残酷だ。
「オイッ!そろそろ倒れたらどうなんだ! ったくこっちの体力まで尽きそうだぜ」
「ちょっと!そこまでよ!」
屋上の扉が開かれた。幼馴染の由衣が僕を助けに来てくれた。
そうか、、放課後の部活の終わりの時間か、、。
「これ以上、カケルに手を出したら生徒会長として学校に通達するわ」
「チッ!ずらかるぞテメーら」
不良たちは屋上から姿を消した。
由衣が涙ながらに駆け寄ってくる。
「カケル!?大丈夫!?」
「しん、、ぱい、、な、、い、、」
そこで僕の意識は飛んだ。




