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第56話 黒幕探し1

 病院を出たメリーアンは車を飛ばし、大学に戻った。アミットは眠ってから働くように言っていたが、今のうちにできることをしておかないといけない。明日は明日でやるべきことがあるが、その前に必要なデータを調べ、アミットの仮説が本当に正しいのか、その裏付けをすこしでもしないといけない。そう思うと今から眠っている暇はないとしか思えなかったし、今はベッドに戻っても眠れる気がしなかった。


 大学に着き、自分たちの研究室に駆け込む。大学を見るとところどころ電灯が付いている研究室はあったが、以前に比べまばらになっている気がした。誰も彼もが長期にわたる調査で疲れ、当初のころのペースを保てなくなっているのは確かだろう。


 部屋の電気をつけ、パソコンの電源を入れながらいくつかの資料を棚から引き出した。彼女が取り出したのは最近報告されている働きのわからない遺伝子に関するレビューや論文、解剖学的な特徴の共通点に関して論じたレビュー、そして自分たちが同定した遺伝子群や解剖学的な特徴のリストなどだった。そしてパソコンが付いたら足りないと思った論文を手あたり次第に印刷した。もしかしたら出版社からクレームが来たり、最悪大学のアカウント自体が凍結される可能性もあったが、構うものか。それを気にしている暇はない。そして、彼女は何よりも大切なことを調べ始めた。


「確かに、話としては知っていたけど・・・でもこれに関しては調べられないことも多いわ。」そう彼女は一人つぶやく。


 だが、それでも調べられることに関しては調べておく必要があるだろう。明日は実験の内容も変更する必要があるし、電子顕微鏡の使用を急がないといけない。誰かに予約の順番を譲ってもらう必要がある。それに大学内の他の教室のサンプルも調べないと。これも譲ってもらわないといけない。

 幸いスージーはいろんな研究室に顔見知りがいる。誰かに譲ってもらえるように交渉してもらわなければならない。


彼女はそう考えながら、検索画面を見ながら論文を整理し、重要そうな部分をピックアップしていった。



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