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第52話 避難所の戦い 作戦の終了

 爆発の威力はすさまじく、両隣の部屋や下の階の部屋も損傷した。念のために住民は西と東の端の部屋にぎゅうぎゅう詰めになるが避難しており、無事であった。警官たちも4階の端の部屋に詰めており、すさまじい轟音と衝撃に倒れたり耳を傷めたものはいたが、無事であった。


 今回の作戦の肝は怪獣を確実に排除する手段を確保することであった。今までの観察と経験から、木製の槍や小銃程度では怪獣をどうこうすることが出来ないのはよくわかっていた。そのため、小学校内にある物を使って確実に駆除する方法を検討した。

 予備作戦として東の階段に槍がいくつも仕掛けられており、警察官数名での体当たりで怪獣を突き落とし、槍に突き刺す方法も考えられていたが、2頭を駆除することが出来るかは不明であり、本作戦にすべてがかけられていた。

 そして本作戦は怪獣をガスで充満した部屋におびき出し、ガス爆発を起こして爆殺することだった。誘導、階段での遅延戦術、人体模型を使用したダミー、拳銃を使用した自動着火装置、そのすべてがかみ合いこうして怪獣を退治することに成功したのだった。


 爆発した部屋の跡地の消火を済ませ、死んだ怪獣を確認し涙を流し喜び合う警官たち。外を見ればこちらに手を振る田上と下田の姿も見える。この凄まじい惨劇の夜で、とても小さな勝利ではあったが、それでも市民を守ることが出来た。それは、市民を守ることを誓って今の職務につき、目の前で守るべきものを失った彼らにとってはとても大きなことであった。


こうして、彼らと彼らの守った住人はK市の数少ない生存者となった。



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