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第35話 終わりの始まり2

 到着した自衛隊はすぐさま作戦行動を実施。此度の襲撃は比較的住宅地に近かったが、新興の住宅地であったためか若い住民が多く、避難は早い段階で完了していた。怪獣の現在地に関しても街にある監視カメラ経由で確認できており、安全な作戦の遂行が可能だった。自衛隊の銃火器は度重なる襲撃に対してアップグレードされており、現在では小銃を使用した威嚇からは入らず直接攻撃を開始することも可能となっていた。


 部隊は人数を2つにわけ、進軍を開始。別々の地点にいた怪獣へと進行。さらに人員を2つに分け、道を回り込み相手を挟み込むこととした。夕日に照らされる怪獣は4mほどの体高の昆虫型で、以前出現したヤゴ型と似た形をしていた。

 

 両前脚に大きな鎌が存在しており、頭部、胸部は直立する形をとっていた。胸部、腹部は細長く、中脚は比較的細く、後脚は太く、その四本でがっしりと地面をとらえていた。頭部は小さく、その小ささに対して大きな複眼が両側面についていた。顎は小さいががっしりとしており、おそらく人間の頭などかみ砕くのは容易に見えた。おそらく多くの人はカマキリを連想するだろう。ただ全体的な体色は赤みがかっており、全身に棘のような突起が不正な形、大きさでまばらに生えていた。体中に傷が付き、ところどころ甲殻を負傷している。

 このタイプの怪獣は以前にも観測されていたが、だんだんと大きくなっていき、現在ではこの大きさで落ち着いているようだった。ヤゴ型にくらべ瞬発力では上回り、その鎌は非常に危険だが、重さに関しては劣っており障害物を破壊する力が弱く、入り組んだ市街地では対処が比較的簡単だと評価されていた。


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