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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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9月1日 走り込み


 橋本「久しぶりの野球は楽しいか?」

 俺 「野球というより走り込みって言ってくれよ」


 今日から、体育祭まで時間がある時は練習することに決めたのだった。決して野球がやりたいからという理由ではないが、ここにいるとそういう気持ちも呼び込んでしまう。


 橋本「でも、新チームも大変だよな」

 俺 「そうだな。なかなかメンバーもいないしな」


 俺たち3年生が抜け、アイツらは新しいチームでの練習が始まっていた。昨年から試合に出ていた、安田や小川がいるとはいえ、絶対的なエースがいないのだ。


 橋本「誰がエースになるのかな?」

 俺 「誰だろうな?」


 パッと思い浮かばない。昨年練習試合で投げていたのは2年生の鳥居、本田。しかし、二人ともいい成績ではなかった。そうなると、1年生の田中が投げることになるだろうな。


 橋本「結局、田中頼みのチームになるだろうな」

 俺 「やっぱり、そうか」

 橋本「でも、あんまり上手くチームに馴染めてないらしいぜ?」

 俺 「そうなの?」


 たしかに、人付き合いが得意な選手ではなかった。野球を通して人と関わることが多い印象だ。俺たち3年がいる時は、田中の姉と仲が良かった健太郎や山里が守ってくれていたけど、今はそうもいかないのか?


 橋本「リレー何番目走る?」

 俺 「うーん。2番目か3番目がいいんじゃねぇか?」

 橋本「何番走るか迷うな」

 俺 「そうだな」


 普通に考えると、最初と最後が速い選手がいいんじゃないかと勝手に考えていた。一番速いのが、橋本か野間だからどちらかになるな。あとは、橘と横山と俺がどこかに走ればいいんじゃないかと思っていた。


 橋本「まずは、予選だな」

 俺 「全部で18チームあるんだろ?」

 橋本「ああ。全部で6人で3レースってところだろうな。」

 俺 「上位3組が決勝ってところか」


 上級生と下級生が入り乱れるリレー対決は、聖徳高校の大きなイベントでもあった。


 橋本「負けられないな」

 俺 「特に、下級生には余計な」

 橋本「ホントだよ」


 下級生だけではない。昨日頑張っていたサッカー部にも負けられない。アイツらが目立ってばっかりは困る。


 俺 「どっちにしろ楽しみだな」

 橋本「明日には、予選のメンバー発表されるらしいぞ?」

 俺 「抽選は?」

 橋本「明後日とかじゃない?」


 どういうレース展開になるのかは、まだわからない。ただ、やるからには負けたくないというのが本音だった。

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