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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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8月26日 学校

 昨日は、始業式だったけど、今日は6時間目まで。やっぱりめんどくさいな。学校は。部活が終わった俺たちにとっては、勉強しかすることしかなかった。ただ、俺の前にいる橋本や橘は勉強なんてしてるわけがない。まぁ、気持ちは理解できるけど。それじゃあ、ダメだろ。なんとなく、俺の頭はそうなっていた。健太郎や侑大みたいに国公立組と比較したら、自分なんか大したことがない。でも、そう思うと野球がら終わっても競争は変わらないんだろうなという気がした。このまま大人になっても、競争ってあんのかな?


 橋本「野球部のキャプテンは、誰になった?」  

 俺 「俺は全く知らないよ」


 今の野球部事情は全くわからない。おそらく、もうすぐ秋季大会も始まるんじゃないだろうか?誰がキャプテンなのか?言われてみたら気になる。順当にいけば、昨年から試合に出ている安田や小川だろうけど、アイツらそんなキャラでもないけどな。次に来るのがキャッチャーの向井。けど、アイツはキャッチャーの仕事で忙しいから副キャプテン向きだろうな。そうなると、なるやついるのかな?


 橋本「あれから、練習行ってないの?」

 俺 「行ってないよ。大学でもするかわからないし」


 橋本の質問がよくわからなかった。練習に行くのが当たり前だと思われてもな。


 橋本「えー、行ったらいいのに?」  

 俺 「一応勉強あるからな」


 理解してもらえるとは思わないけど、とりあえず言う。


 橋本「どこの大学いくの?」

 俺 「いや、迷ってるよ」


 自分でもわからない。


 橋本「お前も推薦でいけばいいのに」  

 俺 「まあ、それも考えたんだけどな」

 橋本「入れば、勉強しなくてもすむぞ?」


 橋本らしい回答だった。


 俺 「そうかもしれないけどな」

 橋本「俺は、ずっと遊んでんぞ」  


 そういえば、俺夏休み何してたんだろう?イマイチ記憶に残っていないな。橋本みたいにもっと遊んだ方がいいのか?


 俺 「夏休み?」

 橋本「ああ」

 俺 「彼女と遊んでたのかよ」

 橋本「違うから」  


 少し焦っている橋本が可愛らしかった。


 俺 「じゃあ、何して遊んでたんだよ?」

 橋本「東京に行ってたよ」

 俺 「東京?」

 橋本「ああ。楽しかったぜ」  


 東京といえば、陵のことを思い出した。結局、俺たちの最後の試合にアイツが来ることはなかった。

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