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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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8月24日 妹

 どこの大学に行こうかな?そう思う高校生は少なくないのかな?俺がいる3年2組の半分程度は、私立や短大や専門学校に行く。残りの半分は就職という感じだった。同じクラスの橘と橋本は指定校推薦で大学に行くことがほぼ決まっている。俺も、そこそこの推薦をもらっていたから、指定校推薦も可能だったが、なんかそれを使うのは嫌だった。

 なんとなく勉強をしていたが、目標がないとな。なんかモチベーションは上がらない。勉強は、野球と違って個人競技。だからこそ、1人でなんとかしないといけない。意外と俺って、実力がないんだなと改めて思い知らされた。おそらく、健太郎や侑大たちはこういうのをさらっとこなし続ける力があるんだろうな。さぁ、ここからどうしようかな。すると、妹が階段から降りてくるのが見えた。俺の妹は、4つ離れた中学3年生。名前は、知美だ。


 俺 「どっか行くのか?」

 知美「うん、学校に」


 こんな暑い中、何しに学校に行くのだろうか?頭の中に疑問が浮かんだ。


 俺 「そっかぁ」

 知美「お兄ちゃんは?」

 俺 「ずっと勉強だよ」


 即答だった。


 知美「大変だね」

 俺 「勉強なんて、宿題くらいしかしてこなかったし」


 これは、今まで野球に打ちこんできた罰だと思う。仕方がない。こればっかりは。


 知美「ハハハハハ。たしかに、野球してたもんね」

 俺 「うん」  


 知美は、いつもより元気がないみたいだった。


 知美「私、聖徳か淮南で迷ってるんだけど、どっちがいいと思う?」


 聖徳に興味あったんだ。知らなかった。


 俺 「そんなの決まってるでしょ」

 知美「ん?」


 俺の中で、どっちがいいかなんて答えは決まっていた。


 俺 「淮南にいけよ」

 知美「えー、お兄ちゃんは聖徳なのに?」


 俺たちの家から、聖徳は自転車で40分近くかかる。それだったら、電車で淮南に行く方が絶対いいに決まっている。淮南は、設備も整っているし。


 俺 「わざわざ、あんな遠い学校に行っても意味ないよ」

 知美「そうなの?」

 

 ゆっくり頷いた。


 知美「聖徳入ったら、野球部のマネージャーなろうかと思って」

 俺 「そうなの?」


 それは知らなかった。マネージャーをしたいんだったら余計、淮南高校に行ってほしい。ただでさえ、練習が多いのに。淮南だったら、練習が多くてもまだ距離的な分はラクができると思った。

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