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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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8月22日 嫌いな人6

 俺は、大会18日目の試合を見ていた。大会が後半にさしかかっているのを見ると、今年の夏休みも終わりだと感じていた。昨年までなら、ずっと野球をしていたから、こんなに野球の大会を見ていたのは、小学生以来だった。


 ー8月17日ー


 入江、南雲。果たして、三人目は?


 祐奈「三人目は、陽毬かな」

 俺 「誰?」 


 また、知らない名前だ。


 祐奈「知らない?」

 俺 「さっきから知らない人ばっかだよ」 


 でも、これでわかった。祐奈には、俺が知らないたくさん友だちがいるということを。これは、とてもいいことだ。


 祐奈「ハハハ。そうだね」  

 俺 「どこの高校?」 


 さっきが海美だったから、こんどは淮南か?勝手に予想をしていた。


 祐奈「江陵高校」 

 俺 「えっ、まじ?」 

 祐奈「うん」


 祐奈の友だちで江陵高校に進学する友だちがいるなんて考えられなかった。中、高と部活をしていなかった祐奈だけに意外だった。


 俺 「中学は?」

 祐奈「私と一緒だよ」 


 一緒なのか。


 俺 「なんで、江陵進んだの?」

 祐奈「江陵の特進に行けば授業料免除らしくて」


 私立の高校としてはよくあることだ。


 俺 「でも、公立だったら、そんなにお金かからないんじゃないの?」

 祐奈「まぁ、そうなんだけど。江陵は、寮で全て無料なの」


 たしかに、江陵は寮のイメージが強い。部活に入っていなくても寮なのは、実質生活費にお金がかからないということか。後は、バイトさえすればほとんどなんでも生活できる。


 俺 「それはいいな」 

 祐奈「陽毬のところは、シングル家庭だから」 


 そうなんだ。そりゃあ、お金もいるな。そう考えていると、いかに自分が恵まれているか思い知らされる。


 俺 「それは、そっちの方がいいね」 

 祐奈「でも、大変だと思うけどね」 

 俺 「苗字なんて言うの?」 


 もしかしたら、さっきみたいに知っている可能性があるかもしれない。


 祐奈「大間」

 俺 「大間陽毬?」 

 祐奈「うん」


 苗字を聞いても、まったくピンとこない。


 俺 「知らないな。まったく」 

 祐奈「高校が違うからね」  

 俺 「もっと、聖徳の人出すかと思っていたからね」 


 祐奈が出した3人と、俺は、ほとんど関わりがなかった。俺は、お会計を済まして店を出たのだった。

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