8月18日 嫌いな人2
昨日に続いて参考書を開き、問題を解いていた。これが正解かはわからないけど、とにかく何かに没頭していたいと俺は思っていた。英文法を4択の中から選択し、次の問題にうつる。これの繰り返しだった。問題を解き終えるまで、後5問だ。寝る前の最後の力を振り絞り、頭を働かせた。
ー8月17日ー
俺は、全てご飯をたいらげ、祐奈が食べ終えるのを待っていた。
祐奈「修、先言いなよ」
俺 「えー」
食後のデザートを何にするか迷っていた。
祐奈「修が言い出したんだから」
俺 「野球部がいいの?それとも他のクラスの奴?」
俺は、別に言うのが嫌だとかそういうのはなかった。
祐奈「両方」
俺 「お前、せこいなそれ」
祐奈「ハハハハ」
祐奈は、いつもの笑顔で俺を見ていた。
俺 「野球部だと、早川だな。クラスだと、中沢とか辰巳とか」
祐奈「へぇー、そうなんだ」
普段から意識しているからだろうか。思ったより早く名前が出た。
俺 「意外だったか?」
祐奈「早川とかはわかるけど、中沢とか辰巳とかは意外だな」
俺 「そうなのか?」
中沢とか辰巳が嫌いというよりは、あんまりサッカー部が好きじゃない。いかにも個人集団というのがあまり俺には合っていなかった。
祐奈「うん。だって、中沢とかと話す機会が無さそうだし」
俺 「今はな。でも、サッカー部とかとつるむとめんどくさいから嫌いなんだよ」
素直な気持ちだった。
祐奈「へぇー。それは意外だわ」
俺 「橘や健太郎がサッカー部と仲がいいからな」
祐奈「だよね」
意外と周りからは、野球部とサッカー部は仲がいいと思われがちだった。
俺 「で、祐奈は誰が仲悪いの?」
祐奈「えー、私言うの?」
すぐさま、話を変えて祐奈を揺さぶった。少し困った顔をした祐奈がまた可愛らしかった。
俺 「言うよ。じゃあ、二人教えて」
祐奈「うーん。めちゃくちゃ仲悪いわけじゃないけど、人気所で言えば下田とか寺崎とかかな」
俺 「えっ、そうなんだ。二人とも意外だな」
下田や寺崎はどちらかというと学年でも人気の方の女子だった。
祐奈「やっぱり、そう見える?」
俺 「うん。よく話している感じだったわ」
祐奈「よかった、そう見えて」
祐奈は、なぜか一安心していた。意外と女の子は、そうした話ができないもんなのかと思った。




