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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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8月16日 努力次第

 夏休みの宿題が終わり、受験勉強を開始した。と言っても、昨日買いにいった参考書をつまむ程度にしかしてないんだが。俺は、思い出していた。昨日、参考書を渡してくれたのは、淮南高校の生徒。夏目満喜であったことを。俺は、彼女を見たのは昨日で2度目。1度目が聖淮戦であったことを思い出した。たしか、彼女は受付のところにいた。あの日は、淮南高校との試合に向けて集中していたから覚えていないが、たしかにいた気がする。

 朝に開会式があり、そこからはずっと健太郎たちと練習していたのを覚えている。グラウンド自体は他の部活動が試合で使っていたから使えなかったけど、キャッチボールや素振りなどで練習をしていた。淮南高校の先発ピッチャーが湯浅か佐藤か。最後まで健太郎たちと話していた。怪我をしていたという噂も聞いていたから出場もしないんじゃないかとすら思ったが、佐藤と同じようにキャッチボールをする姿を見て投げる可能性があるんじゃないかという結論になったのだ。

 みんなより一足先にお弁当を食べ終え、グラウンドへ。そこから、シートノックをして円陣を組んで試合が始まった。試合が終わると、俺たちはスパイクなどを履き替え体育館へ。体育館には、女子バスケ部が試合をしており、その様子を見届け、最後の閉会式へ。最終的には、勝利した聖徳高校代表のサッカー部キャプテンである沢田が優勝旗をもら売られない。そして、記念撮影をして"聖淮戦"が終わった。しかし、俺はそこでは終わらなかった。

 みんなが帰った後に、健太郎、侑大、橋本、橘たちと練習を再開した。もう17時を過ぎていた。もうこんな時間というのに。俺は、侑大の打球を右に左に飛びながらボールを捕球する。そして、一塁の橘に向かって送球していたのが記憶に残っていた。あの頃、あんな一生懸命やっていたのが嘘みたいだ。練習が終わったのは、19時頃だった。橘と近くまで一緒に帰り、そこからは一人で帰る。親も遅いから迎えに来ようかと提案してくれたけど、自分は断り自分で帰ることにしたのだった。そう言えば、あの頃からだろうか?自分が人に頼らなくなったのは。最近の自分が昔の自分と異なっていることに薄々気づき始めていたのだった。

 参考書を開き、再び勉強を再開したのだった。あれからの月日の速さをとても感じていた。これから、自分がどうするかそれは自分の努力次第なんだろうと"聖淮戦"を思い出して思った。

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