8月9日 お疲れ様
久しぶりに祐奈と会った。この前、会ったのは、淮南高校との夏予選以来じゃないだろうか。自分にとって新鮮だった。会ってすぐに、"野球お疲れ様"と声をかけてくれたのはとても嬉しかった。あの日、一緒に見守ってくれていたのが伝わった瞬間だった。
俺 「志望校、決まった?」
祐奈「うん。一応ね」
映画が終わり、俺たちはカフェに入っていた。
俺 「受かりそうか?」
祐奈「そうね。専門だし、たぶん受かると思うよ」
専門学校に行く人って、その後どうなるのかな?あんまりイメージがわかなかった。
俺 「そっかぁ」
祐奈「修也は?」
俺 「まだ、全然」
なんとなく、今は考えるのをやめて、やりたいと思ったことを素直にやってみようと思っていた。
祐奈「どこがいいとかはないの?」
俺 「一応、私立にはいきたいなと思ってるよ」
俺がいきたいと思うのは、関東の私立だ。
祐奈「じゃあ、勉強しないとだね」
俺 「なかなか、大変だけどね」
簡単にはいけない。侑大や川中たちでも、勉強しないと受からないところだ。
祐奈「推薦とかもありそうだけど」
俺 「そうなんだよな。監督からも言われてて」
祐奈の言う通り、推薦なら、もっと楽にいける。
祐奈「指定校推薦?」
俺 「うん。早く決まるなら、それもいいかなって思うよ」
祐奈「そうなの?」
祐奈は、受験のことをあまりよくわかっていないみたいだった。
俺 「うん。今までの成績も悪くないしね」
祐奈「いいね。じゃあ、頑張らないと」
そうだ。
俺 「でも、全然勉強してないんだよ」
祐奈「えっ、大丈夫?」
大丈夫ではない。
俺 「宿題以外は、どうしてもやる気起きなくて」
祐奈「それはわかるかも」
祐奈は、基本勉強しない。でも、やればできるんだろうと思っていた。
俺 「でも、やらないとなーって感じだよ」
祐奈「私は、9月にはすぐ試験があるの」
俺 「早いな」
夏休みが終われば、すぐに9月だ。祐奈も大変だな。
祐奈「でも、推薦なら10月とか11月にあるでしょ?」
俺 「そうかもな」
推薦がいつ試験なのかはわかっていなかった。
祐奈「だから、頑張ってよ」
俺 「そうだな」
頑張るというのは必要だ。けど、どうやって頑張ろうか?




