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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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7月30日 淮南高校戦2

 マウンド上には、淮南高校のエース湯浅が上がっていた。聖徳高校は、先攻ということもあり、整列した後、すぐにベンチへと戻っていった。俺は、さっき持っていたバットを持ちネクストバッターサークルへ向かう。やっぱり、大きいな。聖淮戦でも、バッターボックスに立ったけど、あの大きさには慣れなかった。

 バッターボックスに入った侑大は、どうするだろうか?カーブ2球で簡単においこまれてしまった。そして、迎えた3球目。真ん中に入ってきた甘いストレートをセンターへと弾き返したのだった。侑大は、一塁をストップしたあたりでベースへと戻っていく。スタンドからは、大きな声が聞こえてくる。

 大会となると、ベンチとの距離が離れてくるからサインを見とかないと大変だ。初回だから、送ってくるだろう。俺がどのタイミングでバントをするのかでこの後の流れは変わってくる。俺たちが最高のパフォーマンスを発揮するには、監督の指示が欠かせない。そして、その指示はサインとして伝えられている。監督は、ゆっくり手、口、顎、帽子、ベルトと順番に触っていく。そして、今日は、最後に触ったところがキーになるから、ベルトだ。

 ベルトということは、バントだ。しかし、その後も監督から指示がでる。身を乗り出しながら、監督は大声を出していた。監督のサインは基本、絶対的なものだ。よっぽどのことがない限り、自分から変更することはない。俺は、監督の意図を理解したというサインを帽子をとって表した。

 セットポジションに入った湯浅は、初球をなげこんだ。低い。俺は、バントの構えからバットをひいた。ボール!!審判のコールとともに、再び監督のサインを見た。監督はベンチから落ち着いてプレーするように声を出していた。サインを出した後、なにやら、手元のノートに書き込みながら、狙いを定めているみたいだった。湯浅は、ピッチャーとサインのやり取りをしている。

 俺は、2球目が来るのをまった。足をあげて、投げこんだ2球目は、ボールだった。ノーストライクツーボールと打者有利のカウントになったこともあり、監督は笑顔になっていた。迎えた3球目。きっちり一塁側にバントを転がし、ランナーを二塁へと進めることができたのだった。

 しかし、その後が続かない。3番の橋本は、ツーストライクスリーボールまで行ったが、レフトフライに打ち取られた。そして、4番の川中もショートゴロに終わり、先制点をあげることはできなかった。

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