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日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


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7月18日 練習試合(群馬北高校戦)5

 今日から、再び練習が再開した。俺たちの初戦は、取手高校。どんなピッチャーがいるのかすらわからない状態だけど、とにかく勝つしかなかった。スパイクの靴紐をぎゅっと結び、グランドへと走り出した。


 ー7月14日ー


 ピッチャーの竹田は、必死にボールを投げていた。相手のブルペンを見ると、左投手がいた。中西に劣らず、速い球みたいだった。2打席連続三振に打ち取られた俺は、考えていた。これから、勝ち上がればあんな投手はたくさんいる。わかっていても打てないストレート。どうすればいいんだろうか?打球は、三遊間に飛んできた。

 くそ、こんな打球。俺が必死に伸ばした左手のグローブの先で掴めた。そして、素早く持ち替えてボールを一塁に投げこんだ。アウト!!。ピッチャーの竹田は、笑顔でツーアウトと俺の方を向いた。俺は、ボール回しで回ってきたボールを受け取った。

 俺は、中西のフォークを打つイメージをしたが、あの様な軌道は見たことがない。回れ回れ!!。打球は、左中間へと飛んでいく。センターの侑大からボールを受け取り、セカンドへ送球した。なんで、アイツらは打てるんだ。

 第3打席目に向けて、シュミレーションをするけど、なかなか打てる感じがしなかった。竹田が投げているボールを打つイメージはできるんだけどな。グローブをポンポンと叩きながらバッターを見つめた。

 竹田は、一生懸命投げているが、ボールは次々と俺の後ろへと飛んでいく。相手からの声援も一段と大きくなっていく。この回は、ワンナウトをとってから連打が続く。カーン!!!またしても、大きな金属音が鳴り響いた。

 俺は、外野に声をかけながら、バッターを見つめる。レギュラーは保証されている俺だが、負けたら俺たちの高校野球が終わる。それだけは、嫌だった。そう思うと、どこか怖くなる自分がいた。今度は、右中間にボールが飛んでいく。群馬北高校の攻撃は、まだまだ終わらないみたいだった。

 この回、3点目のホームを踏み、0対10という試合展開になる。監督は、耐えられなかったみたいで竹田から交代の合図を出した。竹田の代わりに出てきたのは、今日ベンチにいた田中だった。

 試合は、まだ6回途中だ。ここから、どうやって建て直していくのだろうか。まだ、反撃の糸口が掴めない俺たちは、下を俯く選手がほとんどだった。俺は、田中のピッチングを見ながら、ショートの定位置についたのだった。

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