表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(八幡編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/80

7月14日 練習試合(群馬北高校戦)

 今日は、大会前最後の練習試合となった。相手は、群馬県の名門校である群馬北高校だった。群馬北高校は、3年連続で決勝に進むなど、最近実力をつけてきた高校だ。そんな高校と対戦するために、俺たちは、はるばる群馬県までやってきていたのだ。ここまで、約2時間50分かかったのだ。

 俺は、健太郎から受け取ったボールを握りかえた。1試合目は、群馬北高校。2試合目は、東宝高校。この強豪高校とやるために、監督はたくさん電話をかけてくれたことを聞いていた。キャプテンの川中の声とともに俺たちは、ベンチに戻ってきた。

 今日は、野球日和と言ってもいいほど、いい天気だった。聖徳高校は、先攻で、群馬北高校の選手がポジションについていくとこを見守った。今日は、6番ショートでの先発出場。今は、とにかく、試合に出て夏の大会で勝つことしか考えていなかった。

 群馬北高校の中西は、なかなかボールが入らないみたいだった。1番侑大、2番健太郎を連続で歩かせてしまう。そして、打席には、調子を落としている3番の橋本が入った。1回裏、無死1.2塁。打席に入った橋本は、ゆっくりピッチャーの方を見つめた。なんと、監督からのサインは、送りバントだった。

 あれだけ、打っている橋本にもバントかぁ。それだけ、1点を大事にしていくということなのだろう。バンドの構えをした橋下は、バットをひいた。ボール!!俺は、バットを触りながら橋本を見つめた。ネクストバッターサークルに入っている川中は、手袋をしていた。

 そして、1回、2回とスイングをする。再び、橋本へのサインは、バント。今度は、きっちりとバントを3塁線に転がした。ベンチへ帰ってくる橋本は、とても喜んでいた。プライドが高い橋本だから、納得はしてないのだろうけど、チームのことを考えてのことだとはわかっていた。

 俺は、橋本とハイタッチを交わすと、ヘルメットをとりに、バットが並べているところまで歩いた。負けたら、終わり。これが公式戦の緊張感なのだろう。俺は、まだ練習試合にもかかわらず、いつの間にか、緊張で手汗が出ていた。この緊張は、久しぶりに味わう感覚だった。

 群馬北の中西は、エンジンがかかったのか、2球で川中を追い込む。そして、最後もストレートで三振に仕留めたのだった。おっしゃあー!!!相手ベンチからは、とても大きな声援が聞こえてきた。さすが、名門校。ヘルメットを被り、ネクストに向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ