7月9日 聖淮戦21
聖徳高校野球部のエース橘は、相変わらずノーテンキにピッチング練習をしていた。時々、コイツがエースで大丈夫なのか心配になる時がある。それでも、明るくしてくれていることは嬉しいのだが、、、、。
ー6月13日ー
再び、体育館は、大きな歓声に包まれていた。中野投入後、大野、高田と二人でゴールを量産し始めた。大野は、外から、高田は中からと攻撃パターンが複数もてたのはよかった。大野は、連続でスリーポイントシュートを決め、点差は2点差まで迫っていた。
佐藤「ヤベェな」
村田「点差つまってきたな」
後半は、10分が経とうとした。
橘 「すごいやろ?」
佐藤「いや、お前は凄くねぇよ」
橘 「ハハハハ」
聖徳高校は、さらに攻める。ボールをもった中野が前を向くように指示を出す。後輩にも関わらず、積極的に声を出す中野は、とても頼もしかった。
永谷「八幡!」
俺 「どうした?」
永谷「この後、どうするか聞いてる?」
永谷は、俺の方を見ながら答えた。
俺 「たぶん、全部終わったら、練習も終わると思うんだけどな」
永谷「そうか」
俺 「どうした?」
永谷が何か言っている様子だったが、歓声が大きくなり、よく聞こえなかった。得点表を見ると、ちょうど20対20になったのだった。
永谷「聞いてる?」
俺 「聞こえない」
永谷「この後、みんなで打ち上げしようかと思うんだけど、八幡も来いよ」
永谷は、この後の予定をたてていた。
俺 「どこでするの?」
野球部の中で、俺は、最も通学距離が遠いメンバーだった。
永谷「今のところ、ニクドナルド」
俺 「マジか。ハハハハ」
俺たちがいつも大富豪をしている所だった。
永谷「当たり前や」
俺 「誰が来るの?」
永谷「えーっと、、、、」
再び、大きな歓声が聞こえる。今度は、淮南高校が勝ち越した様だ。
永谷「橘、橋本、佐伯、健太郎、侑大、竹田、早川くらいちゃうかな」
俺 「結構くるな」
永谷「まぁ、勝ったからな」
今度は、再び、高田がシュートを決めた。
俺 「そりゃあ、そうやけど。チャリめんどいな。どうしようかな、、」
永谷「ニケツしたらいいんじゃない?」
俺 「アホか。バレたら困る」
永谷「いいんじゃない」
試合は、後半15分を過ぎようとした。




