7月6日 聖淮戦18
ワンバン、ツーバンと飛んでする。ボールを捕球した俺は、セカンドベースにボールを投げる。軽くスナップスローした先には、健太郎が待っていた。ボールを捕った健太郎は、70度くらい体を左に動かして、一塁へ投げた。一塁の川中は、足を伸ばして捕球した。
ー6月13日ー
体育館には、再び歓声がなった。聖徳高校は、高田。淮南高校は、古屋にボールが回っていた。前半は、10対14。高田の活躍も虚しく、逆転することはできていない。コートには、高田や大野たちが走り出す。しかし、古屋のシュートが決まり10対16となり、聖徳高校は、6点を追う。
【聖徳高校】 【淮南高校】
高田真波 金丸菜美
高津沙織 佐藤恵
宮下真琴 冬山奈々
大野友紀 高橋真帆
大山百合 古屋侑七
聖徳高校は、高津から高田へとボールが渡る。高田は、ドリブルで淮南高校のディフェンスを抜いていく。抜かれた高橋は、必死に戻ろうとするが、なかなかとれない。高田の前には、佐藤と冬山がダブルマークをしてきた。
橘 「相変わらず、高田さん上手いな」
永谷「だな。レベルが違う」
橘 「なんで、あんな上手いんか?」
ボールを渡せない高田は、パスを洗濯したみたいだ。一旦、大野にボールを渡した高田だったが、再びゴールへと向かう。
永谷「他が下手すぎるんじゃね」
橘 「違うだろ」
永谷「高田が上手すぎるんだろ?」
橘 「でも、相手もそんなに上手くないし」
大野は、受け取ったボールを高津へと回した。ノーマークだった高津は、立ち止まった。
佐藤「そんなことねぇよ」
橘 「あっ、さっき投げてたやつ?」
佐藤「そうだ。佐藤だ。お前も投げてたやろ?」
橘 「あぁ」
高津は、右手でシュートを放った。
佐藤「あの古屋って子上手やろ」
橘 「いや、高田さんに比べると下手やな」
佐藤「たしかに高田さんって子は上手いな。でも、古屋もなんとかついていってるよ」
なんとか、ついてはいってるけど、レベルが違う。
俺 「あっ、古屋ってあいつかぁ」
橘 「知ってるの?」
俺 「たぶん、中学校一緒だった」
そう言えば、あの淮南高校の古屋は、同じ中学校だった。何回かしか話したことがないが、あの顔に見覚えがあった。




