聖女(かのじょ)の性癖(ひみつ) 2020年12月6日→帝国歴565年伝説の聖女再び
前回、2020年12月→帝国歴517年から翌日(こちらの世界)、再び聖女として不完全燃焼のショタ魂を萌やすためにあの帝国にまいもどる。
「なろうラジオ大賞2」参加作品
5年を掛けて大魔王を討ち果した勇者さまとわたくしは無事、元の世界へと帰ってきました。
ナイスバディでおっとり大和撫子系美少女のわたくしは貞操を護る事でいっぱいで、気が気ではない日々を過ごしました。
前からも後ろからも、敵方も味方も一切心休まる日がありません。
やっと、落ち着ける時が来たのでした。
わたくしが報酬としてお願いしたものは
『わたくし好みの美少年を召喚する能力』
こちらに戻ってすぐに試してみましたが、どうやらこちらの世界では発動出来ないようで甚くガッカリしたのですわ。
あの召喚を受けた5分後に戻り、悶々と一晩すごしたのです。
翌日夜、「小説家になろう」で美少年モノを探している時に昨日とは違う美女が現れあの世界を大魔王より救って欲しいとの要請が!
わたくしは、わたくしの能力で美少年勇者さまを召喚するという事を条件に再びあの戦場へと舞い戻るのです。
◇
前回と同じく、わたくしの召喚陣とは別の魔法陣で勇者さま一行が到着します。
わたくしは一目見ただけでメロメロで直ぐに勇者さまをかき抱くのでした。
ああ、細い身体、小さな手足。髭など微塵もない頬。低い背が調度わたくしの豊かな胸に顔が埋まる位置に!!
思わず、伝説の秘奥義「パフパフ」をしてしまうほどなのです!
◇
そうして、わたくしは美少年勇者さまと共に大魔王討伐の旅にでたのでした。
もう、毎日毎日勇者さまのお世話をさせていただきます。
朝、お早うのキスから始まり、夜お休みのキスまで。お風呂はわたくしの身体をスポンジに見立て洗い流し、全身マッサージ。
何時でもナニをするのも一緒で御座います。
勇者さまはヤレばデキる子!褒めて伸ばします。
「ハァハァ••そこはゆっくり••あぁ、上手よ••そう、そこは激しく!!ああっ••いいっ••」
◇
そうして3年、厳しく激しい修行の甲斐あって勇者さまは大魔王を打倒します。
勇者さまは帝国の平和の為この世界に残る決断をしたそうです。
「聖女美由紀さま。今までボクに夜も昼も尽くしてくれて感謝します。ボクはこの世界に残りますが、美由紀さまにも残り側にいて欲しい」
そこは
『だが、断る!』
と言うべきなのでしょうが、一応聖女という立場なので
「勇者さまにはわたくしなどより相応しい方が現れます。どうかその方を大切になさって下さい」
フワリと微笑んでお別れをする。
本音は、
モノには賞味期限が有るのですわ、勇者さま♡
腹黒ショタ聖女
二度あることは三度ある?
☆敵方も見方も→敵方も味方も誤字修正
ご指摘ありがとうございます。