鉄の籠
久しぶりの詩文です。
そなたの器を満たし唄
空虚の音色が響いている
ごーーーん
ごーーーん
勇気の剣を振りかざして
華の花咲き 心想い
守ると決めたならば
闇をも守って見せよう
虚空に手をかざして
僕は生きている
まだ頑張れる
踏ん張っている脚に絡みつく
茨の蔓を塵に還して
走り抜けた
さぁ 手を伸ばして
早く 手を掴んで
金属の籠に囚われた
魂の叫び
冷や汗を拭って
柔らかな毛布を蹴る
「出られないよ…君はこのままだ」
声は僕の中に
清流のように流れていた
終わらない物語が廻る
読んでくださって、ありがとうございました!