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弱い者が転生(う)まれる世界  作者: 初凪 榛名
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第一章 一話 記憶

もしこれが目に付いた方がいましたらはじめましてm(_ _)m

もし、読んでいただければ、どんな評価でも聞きたいなぁと思ってます。

今までにあったいい事の記憶が何一つ思い出すことが出来ない。いや、そもそも本当に自分にとっていい出来事などあっただろうか……。

嫌な記憶なら、腐るほど沢山ある。最近なら高校、さらに遡れば小学生の頃からだと思う。

あれは、小学校の5年生だった頃。初めて本を読むことが面白いと思うようになった。2時限目と3時限目の間と4限目と5限目にあった少し長い休み時間には、すぐに図書室へと足を向けた。ちょうどその頃は図書委員の係に入っていた。最初は、低学年への読み聞かせをしなければいけないと聞いて、ハズレだと考えていたが、次第に本を読むことが好きになるにつれて、むしろ自分の好きな本を勧めることの出来るいい機会だとさえ、考えるようになっていった。

しかし、休み時間は常に図書室ということが、担任の目には本が好きだから、ではなく、外で他の子供たちと遊ぶことの出来ないために図書室へ逃げていると映ったらしい。

確かに、よく虐められていた。でも、それは本に出会う前からだった。

小学校4年生の時、物を隠されたり、校庭へ出ればよくちょっかいを出されたりしていた。そうした日が一週間の間に、2回か3回はあった。今にして思えば、自分にとっては、虐められることが日常のようなもだったはずなのに、その日に初めて我を忘れた事を覚えている。我に返った時には、どうしてか自分を虐めていた数人が泣いているのが目に入った。

その後、周りで見ていた誰かが教師へ報告したのだろう。部屋へ連れていかれ担任に、どうしてそうなったのかと聞かれたのを覚えている。虐めていた人数の方が多かったからだろうか、完全に自分が悪いということになっていた。担任も、自分が悪いということは決まっているというような話し方だった。

それ以前に虐められていたことを話そうとはした。担任は、関係ないとその話を続けさせてはくれなかった。でも、どうしてああなったのかが、自分自身にすら分かっていないのに、本当のことを話しなさいと言われ続けた。頭がおかしくなりそうだった。結局、何も話すことが出来なかったことで、虐めていた子達とその親へ謝ることになった。

それ以来、周りからは暴力でしか解決出来ない奴と言われ続けた。担任を恨むことも出来なかった。

そこからは諦めの連続だった。虐めていた子達からすれば、それまで虐めていたという事実が担任に、教師へ知られることもなく、自分が虐められていた事を話さない奴だと、そして、これから先も嫌な事があった時に感情をぶつけられる恰好の的になった。

次第に登校するということが、嫌になっていった。それでも登校し続けられたのは、親へ迷惑をかけたくないという気持ちがどこかにあったからだろう。

そして、小学校の5年生にあがり、1学期の通信簿に、他の子供たちとのコミュニケーションをとることが出来ず、内向的でよくわからない子。と書かれた。

そして、それを見た親は担任の下へ向かいその評価について質問したらしいが評価は変わらずそしてその文言は3学期すべてが同じとなった。

小学校6年生に上がり、虐めは物を隠すといった小狡いものから、数の多いことをいいことに暴力的なものへと変化していった。

小学校6年生の夏、受験することを決めた。理由は至極単純で、受験しなければ自分を虐める子たちと同じ中学校になるからだった。それだけは絶対に嫌だった。授業が終わればすぐに家へと帰った。ちょうど親も中学受験はさせたかったようで塾には入ることが出来た。中学受験は、結果的には成功とも言えるが失敗でもあった。

中学に入った後も、また別の人から虐められた。また、中学に入ると同時に習い事で合気道を始めた。合気道は、大人の人たちとよく話すことが出来た。その中で、大人たちが自分と同じ位の時はこうだったと話を聞ける機会がよくあり、そうしているうちに人を虐めている人へ向ける感情が怒りや憎しみといったものから、そうすることしか出来ない可哀想といったものへと、段々と考えが変わっていった。

考えが変わって以来、虐めてくる人に対しての反応はなくなった。物を隠されようとも、手を出されようともその一切を全て無視し続けた。しばらくすると虐められることはなくなった。虐めている相手の反応を楽しんでいたからなのだろう。

それから中学は何事もなくおわり、高校に上がった。高校では、虐められることはなかったがよく弄られた。

それから………それから?その後に何があったのか何故か思い出せない……。

最後までお読みいただいた方、つまらなくて途中でやめちゃったよという方これからも頑張って書いていくつもりなのでもし良ければこれからも目に付いたら読んでいただけると嬉しいです*\(^o^)/*

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