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花を連ねる者が天を目指す  作者: フラワーガーデン
第2章 心象学園入学
2/6

入学式1

入学式ですね


2197年4月18日、今日は心象学園の入学式だ。

俺、薄氷花蓮は心象学園の校門の前で立っていた。

校門は高さ10メートル、横幅7メートルの巨大な門になっていた。


「でかいな」


そう独り言を呟いて門をくぐった。


入学式は体育館で行われるため、体育館を探すために校内を探していた。


なかなか見つからないため、遅刻という言葉が頭によぎると焦りを感じ始めた。


『遅刻したら殺され…ないか』


元々走っていたが、ギアをもう1段階あげて走り始めた。

すると、すぐに体育館が見つかったため安心した。


「やっぱ、体育館もでかいな」


体育館は昔風に言うと東京ドーム10個分くらいの大きさだ。

それだけ生徒がいるということなのだろう。

なんせ、全国各地、下手をすれば、世界中から集まってくるからだ。

入学式は全学年集まって行われるらしいから中には相当人がいると思う。


入学式会場・入口


と書かれた看板を見つけたのでその入口から体育館に入った。

一言で言えば、圧巻だった。

こんなに人が集まっているところを見たことがない。

なにより、熱気がすごい。

そんな光景に圧倒されつつも自分の席を探していた。

またもや、すぐに見つけることができた。

理由は簡単、入学生の席に1つだけ異様な椅子があるのだ。


『俺じゃないかと願いたいが、十中八九俺だろうな』


近くに寄って見てみると、10天第8席・薄氷花蓮と書かれた紙が貼られているのだ。


『やっぱり、俺か』


この椅子に近づくにつれて、周りの視線がきつくなった。

元々、上級生は見ていたのだが、やはり、10天入りは異様なのだろう。

何も言わずに静かに紙を剥がし、そこに座った。

入学式まであと少し時間があった。

なので、どのレベルの人たちがいるのか、観察しようと周りに意識を向け始めた。


『ほう。あいつ強いな。おそらくだが、生徒会長かなんかだろうな。ここの生徒会は実力主義らしいから。』


それは、入学生たちに声をかけて誘導している生徒だった。

早速、強者を見つけたのだが、物足りないのか、すぐにまた探し始めた。


『なかなかいないもんだな。』


それもそのはず、心象武器を持つまで全くの戦闘初心者だった者もいるのだ。

それに加えて、花蓮は10天第8席を担っている。

実力は第3席に食い込むと言われているのだ。

そんな人物のお眼鏡に叶う人物などそもそもあまりいないのだ。

それを踏まえると、先ほどの生徒会長らしき人は相当な使い手ということがわかるだろう。


「「これより、第160回入学式を始めます。」」


その声と花蓮は意識を切り替えて、これからの学園生活に心を躍らせていた。

次で入学式は終わります

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