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COLOR  作者: D−Dream
46/67

第46話

「はい!」「おう!」「やるガ!」

 おのおのが返事をした。そして、奪還作戦の準備が始まった。


「皆、準備をしているようね。ルーク、あなたも準備なさい」

「はいよ。運命の樹前で合図あるまでの時間稼ぎだな?」

 ルークがクイーンに最終確認をした。

「頼んだわよ」

 感情のこもっていないクイーンの返事にルークは肩をすくめた。

「運命の樹で俺たちの運命は決まる……か」


「なので、増員を……」

《それは信用できないな。他のところも人数不足のなかがんばっているんだよ。君たちのところにばかり人手を派遣することはできない。失礼、時間がきたようだ》

 ブチッツーツーと電話からむなしくも、音が流れてくる。

 銀介はやるせなく思いながらも、受話器を元の位置に戻した。

 電話の相手はサイ使いを束ねる組織の(おさ)。内容は「強敵が現れて、それを倒すための人員増強の要請」であった。しかし、それはたった今断られてしまった。

「所詮は中間管理職か……。あいつらにばっかり負担がいくな。……ほんと、あいつらをボロボロにしか出来ないなんてつらいよ……」

 銀介は黒夜叉と白阿修羅を人質にとったのはクイーン――桃香(ももか)だと考えていた。そして、桃香ならば次に両者の総力戦へと持っていく。だからこその人員増強の要請だったのだ。

「実力者2人がいない今、やつらに勝てるか……? いや、勝ってみせる! 絶対に勝てる!!」

 ……根拠はない。だが、銀介はそう宣言した。自分の直感(シックスセンス)を信じて。


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