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COLOR  作者: D−Dream
35/67

第35話

「今回は2人で行ってもらおうと思う」

「……え!?」

 2人が驚くのも無理はない。銀介が次の任務に選んだのは白阿修羅と黒夜叉の2人だったからだ。

 『危険だから2人以上で行動』と決めたとき、戦闘力の高い2人は一緒に行動することもないだろうと高をくくっていたからだ。

「だ、大丈夫なのか? オレたちを2人とも行かせて?」

「2人だからだよ」

 間髪いれずに銀介が答えた。パッと地図を広げ、大陸の赤で埋めつくされている地域を指差す。指差された地域を見て2人は固まる。

「2人なら分かるよね?」

 示された地域は火山地帯。活火山が多く、高い気温と少ない酸素の地域。こんな所でまともに戦えるやつなんて早々いないだろう。そんな場所だが、なぜか凶暴なモンスターと言っていいような猛獣がうじゃうじゃといたりする。こんなところに行くのは正直、バカとしか言いようがない。

「できるだけ近くのところに降ろすけど、ここまでは歩いていってもらわないといけないから。大変だと思うけど、2人なら大丈夫だ」

 銀介は笑顔というより、鬼畜的な笑み浮かべてそう言った。



「旅の人。どこへ向かわれますかな。この先は火山群しかありませんぞ?」

 現地人と思われる人に、声をかけられた。当たり前だろう。死にいく人ぐらいしか通らない道なのだから。

「ちょっとした依頼で、この先に用事があるもので。腕のいいボディーガードがいるので大丈夫ですから」

 にっこりと微笑みながら、適当に嘘をつく。「オレッ!?」と言いたそうな顔をしながらも、玄はそれにのり、うなづく。

「そうですか。腕の立つ者でも帰ってこぬものもいます。お気をつけて」

「ご心配ありがとうございます」

 それだけ言い、その場を離れる。

 遠くの火山を見つめ、白狐はつぶやいた。

「道のりは遠いわね……」

「白阿修羅と黒夜叉に忍び寄る影……。その影の正体とは……!

次回『絶体絶命!?2人に忍び寄る影』お楽しみに!」

「……銀介さん。3回目はないと思ってくださいよ?」

「……すいやせんした……」


ごめんなさい。悪ノリです。ごめんなさい。

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