表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
COLOR  作者: D−Dream
27/67

第27話

 ガキンと、何かがぶつかる音がした。見ると、後ろにいたはずのウンディーネが消えている。

「あら、なんて血の気の多い……。ダメじゃない、あんたの所有物(・・・)なら、鎖に繋いでおかないと」

 ウンディーネの攻撃を素手で抑えつつ、彼女はにっこりと微笑んだ。

「何でお前が、こんなところにいるんだ……?」

「銀介……さん?」

 こぶしを震わせ、睨みつけるように目の前の人物を見ている。

 彼女はウンディーネから武器を取り上げ、そこら辺にポイと投げ捨て、ウンディーネを蹴り飛ばした。

「何でって? そりゃぁ、ねぇ」

 黒色のサイでムチらしきものを作り出してから、答えた。

「あんたを倒すために、ってところかな?」

 そういってムチでさした。銀介ではなく、蒼を。

「あたしはクイーン。全を統べる最凶で最高な伏兵(こま)

 次の言葉は、耳元で聞こえた。

「ごめんなさいね。お楽しみは先にいただく主義なの」

 パシンとムチの音が響く。強い衝撃とともに、後ろにぶっ飛ばされる感覚。そのまま体を木々にぶつけ、意識がもうろうとする。

「あら、意外と弱いのね? ぜんぜん、本気を出してもいないのに」

 くすくすと笑う声がする。

「まぁ、いいわ。久々に、遊びましょうか? 蹴り鬼くぅん?」

「何年ぶりだろうな? いいさ、今度こそ倒してやるよ」

 サイで武器を取りだす。柄の長い斧。クイーンは、その斧を一瞥すると言い放った。

「へぇ、武器を使うことを覚えたんだ? じゃぁ……」

 クイーンの白い(・・)ムチが、銀介の斧に巻きつく。

「同じ色で力が上回れば、こんなことができるって知ってた?」

「まだ、2色のサイを使えるのかよ……」

 懐かしいものを見た銀介の持つ斧は、ムチの巻きついたところからその形を失い始めていた。

「次回予告!!

 『蒼が蒼じゃない!? 2人を引き裂く悪魔のささやき』

 お楽しみに!」

「銀介さん……。ちょっと、いいですか?(怒)」

「すいませんでした……」


すいません、ちょっとした出来心です……。この小説は、後2話分ぐらいストックができているので、つい……。すいませんでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ