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COLOR  作者: D−Dream
17/67

第17話

「まあ、とりあえず任務に出るときはどんなに簡単でも最低2人で出るとか方法あるでしょ?」

 この状態で、エリーさんが口を開いた。

「それでいっか。じゃ、ミーティング終了!」

 皆が帰ろうとしたときに、思い出したように銀介さんが口を開いた。

「あ、ウンディーネと蒼。制服が届いたから、取りに来てくれ」


「はい、これ」

 渡されたのは、学ランと名札。ウンディーネは、普通に紺色のセーラー服だ。

「着てみたら? 慣れといたほうが良いし」

「そうですね。着替えてきます」


 着てみた感想は、動きにくい。ウンディーネは?と、周りを見渡したがいない。この部屋に、入っていった人のスカートがセーラー服のものだったような気がするが。

「やっぱり、似合いますね。さすが、14歳!」

「ウ、ウンディーネさん!?」

「なぁに? その反応?」

 目の前にセーラー服の人がいた。金髪で、きれいな透き通るような青い目をしている。特徴的にも声的にもウンディーネそのものだ。だが、明らかに違う。前は18歳以上にしか見えないルックスだったが、今は逆に12歳ぐらいに見える。

「私の14のときの姿です。言ったでしょう? 姿はどうにでもできるって」

「確かに、前に聞いたような……」

「オレだってエレメンタルだから、姿を変えれっぞ。ほら」

 ポンッと、まるで漫画やアニメのような音とともに煙がノームを包んだ。煙が薄れると10歳前後の少年が立っていた。

「なっ」

 それだけ言うと、再び煙に包まれ元の姿に戻った。

「さてと…… あ、教科書。さっき、2人が来る前に銀介がそこに置いていったな」

「たしか、『運んどいて』って、それだけ言い残してたような。……手伝おうか……?」

「……お願いします」

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