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村人が……英雄になるまで【前編】

作者: かみたく
掲載日:2016/02/21

 

 男の子は村人A? みたいな者だった。

 そして彼は勇者にこう言うのだ。


 あの忌まわしいダンジョン(塔)を壊してくれと……


 彼が住んでいるところは、大きな村であった。


 彼の仕事は冒険者や勇者をサポートしてダンジョン攻略してもらうのだ。


 しかし、あのダンジョンは特殊だった。


「冒険者さん! どうか、どうか、あのダンジョン攻略してください!」


 冒険者たちは苦笑してこう言う。


「いくら、あそこのダンジョンでモンスターを倒しても、アイテムや金がもらえないんじゃ、やる価値がないんだよ? それとも君が大金を払って雇ってくれるのかい?」


 そうなのだ! あのダンジョンが攻略されない理由は、モンスターを倒しても価値がないのだ。


「クソ……」


 彼は、わかっていた。それでも言わなければいけない。


 あのダンジョンを攻略してほしいと……


 ☆☆☆


 少し話は変わるが、彼の父は引退した騎士であった。

 その腕は王国騎士にも認められるほどであった。


「お前は強くなれる」


 厳しい父であったが、彼はここまで父のおかげで強くなれた。

 だから彼も自信があったのだ、冒険者や普通の騎士に負けないぐらいの自信が……


 彼は深呼吸をして顔を叩いた。


「よし、今日こそダンジョン攻略してやる!」


 まさに彼の戦いは、ここから始まろうとしていた。


 ☆☆☆


「ハアア!!」


 彼はダンジョンの近くの森で、野生イノシシと戦いをしていた。


 イノシシは最後の一撃とボロボロとなりながらも突進をして来る。


 彼もそれを応えるように…


 剣を使って、イノシシの頭を地面に叩きつけた。


 イノシシは《ドン》と剣がぶつかったと同時に動かなくなり死んだ。


 彼にとっては、最後は笑っているように見え……しかし悲しんでいるようにも見えた。


「悪い、これも俺が生きる為なのだ、べつに憎くて殺したわけでないからな……」


 彼は生き物が好きなのだ、もちろん戦うことも嫌いでは無い。自分の実力が分かるからだ。


 ただ、死ぬのを見るのが嫌いなのだ。


「次は転生するなら俺の近くでするなよ…」


 彼は祈りを捧げた後、丁寧に解体をして骨を埋めた。


 それから、彼は歩いてダンジョンに着いた。

 そして彼はゆっくりと薄暗いダンジョンに入っていった。


「クッ」


 いきなり吸血コウモリが現れたのだ。


 彼は瞬発力を使って走り、トラップにはステップで回避し、追いかけて来る吸血コウモリを避ける為、水に飛び込んだ。


 吸血コウモリ達は水に入って来ないのを見て、


(ここは、スキルを使って……いやMPがもったいない・・・なら出来るだけ遠くに離れて水から上がろう)


 彼は泳いだが——《ビュンー》と何かが動いた。


(何!)


 いきなり黒い物体がものすごい勢いで彼の腕を噛み砕こうとしたのだ。


 彼は急いで上に上がったが…


「しまっ」


 その隙を狙っていたかのように吸血コウモリ達が上から降りてきた。


 彼は驚く。


「クソ! 来るな!」


 彼は1歩1歩下がってた。

 しかし、足を狙うように黒い物体が噛み付いてきた。


「クソ」


  1つの選択ミスが大きな負の連鎖の繋がりとなる。

 彼はまだその事を知らなかった。


(ここで終わりなのか?)


 彼が悔しいと…そう思った時。


「俺の子供に何をしているんだーーー」


 父がものすごい勢いで、黒い物体に槍を飛ばした。


 黒い物体に槍が刺さったと同時に槍についていた、糸を引っ張り上げ、兵にはすぐに指示を出し


 吸血コウモリたちを絶滅させた。


 ☆☆☆


 彼は傷だらけになりながらも次の階段を上ろうとしていた。


 その階段を父はふさぐように立った。


「退いてくれ、父」


 しかし、父は首を振って。


「その体では、無理だ」


 だが、彼は諦めず反論した。


「無理だ、怖いんだ……父もわかるだろ?」


 そう、父は冒険者ではないがダンジョンのことをよく知っていた。もし、このダンジョンが完成すれば、ダンジョンからモンスター達が溢れて、モンスター達が村まで来るという事に……だか、止まらないのであれば。


 父は言いたくなかった言葉を言った。


「お前には無理だ」


 呆然とした、彼は力なく膝をついた。


「父に言われたくなかった」


 彼は、ぼそっと呟いた。


 ダンジョンの1番始めで彼の戦いは終わったのである。


 ☆☆☆


 それからというもの、俺は冒険者が来るたびに頭を下げてお願いしているのだ。


 どれだけ、お願いしても振り向いてくれない。逆に、お前がやれよとか言ってくる奴もいる。


 町人や村人は危険な時、冒険者が来てくれると信じている。


 しかし冒険者は、自分の利益がないと戦わない奴達だった。


 ☆☆☆


 彼は夜うなされていた。

 どうしても、あのダンジョンのこと夢見てしまうのだ。


 彼は剣の練習をしなくなり、変わりに読書するようになっていた。


 あらゆるモンスター、あらゆるスキル、あらゆる状況、勇者の本を読んでいた。


 彼は、ちょうど家にある本を読み終わった頃、他にも本が何か探してた。


 すると1冊の本が置いてあった。


「すごいほこり」


 彼は《パタパタ》とホコリを叩いた。


 清騎士の鎧について。


「なんだこれ?」


 彼は本を開いて見たすると…


 説明


 これは、人間の精神を持つ者しか着られん。


 また、同類の生き物を15回殺した者もだめ。


 頭、胴、足、靴、腕の5つに分かれている。


 1つ、1つに力があり、装備している者を守るであろう。


 また、全て揃うと大いなる守りに身を守られるであろう。


 願いを持てば、また強大の力を発揮する。


 …………………


 後の方読んでみようと思ったが、どうやら害虫に紙を食べられている。


(だいぶ読みにくかったが、この説明は一人ひとり違う人が書いた?)


 そして彼は《パタン》と本を閉じてしまった。


 最後には、こう書かれていたのだ。


 ただし、欲望に染まる者は着れず。


 ☆☆☆


 あれから3ヶ月もやり続けたら、ついに勇者が現れたのだ、あの魔王を倒した勇者が! 彼は急いで勇者に頼みに行った。





 ……彼はその姿を見て呆然としてしまった。

 ガリガリに痩せ、とても表情が暗く鎧をつけている。まるでモンスターのスケルトンのようであった。


 それでも勇者にはこう言った。


 勇者様どうか、あの忌まわしいダンジョン(塔)を壊してくださいと……


 しかし、勇者は……


「僕には戦う資格がない、魔王を倒すために仲間を失った。僕が魔王を倒した事になっている。そして僕だけが戦い勝った事になっている。僕だけ名誉をもらっても嬉しくない。魔王を倒しても大魔王が居る。こんな事になるのなら戦わなければ良かった。」


 そして……


「君も諦めたほうがいい、僕と同じ恐怖の瞳をしている。人間は弱い生き物だ、時には逃げたほうがいい」


 彼はまた、呆然としてしまった。


 そう! たかが見られただけでここまでわかってしまったのだ。


 彼は手が震え、悔しいさと驚きが隠せないでいる。


 だからこそ彼は言ったのだった。


「自分に負けることが悔しい。もし、自分の職業が村人で無ければ、騎士や剣士なら行けたと思ってしまうのが悔しい。そして何よりも、村の皆んなを助けられないのが悔しい。」


 その話を聞いて今度は勇者が驚いた。

 まるで、かつての自分を見ているようであった。

 だからこそ、勇者はこのように言ったのだ。


「もしも、逃げないでいられるのであれば、僕が背中を押してあげよう」


 彼は言ってることがわからなかった。

 しかし、わからないまま話を進められる。


「僕はもう39歳だ。勇者引退でもいいだろう? だからこの剣はくれてやる。その代わり、僕に良い場所を教えておくれ。」


 彼はとりあえず、村で1番いい景色の高い場所に小さな空き部屋があることを知っているので、そこを教えた。


 ☆☆第二章☆☆


 数日後、勇者様は、なんと彼の先生になったのだ。


「トウル、もっと踏み込んで」


「はい、勇者様…じゃなくて師匠!」


 (トウル)は一発、一発強大な一撃を放っているのだか……


「どうした、どうした? もっと隙のある所に入れてこい」


 片手で回避をして、たまに攻撃してくる。


(なんて剣の早さと重さだ)


 しかし、トウルも負けておらず、どんどんとカウンターを使っている。


「あまい!」


 だが、カウンターをカウンターで返されて、トウルの首に剣を向けた。


「昨日よりはずっと良くなってるぞ!」


「そうですか?」


 師匠はゆっくりと笑った。

 そして……


「良し続きやろう」


「ええ?」


 (トウル)はこれから毎日、血のにじむトレーニングを始めるのであった。


 ☆☆☆


  1ヶ月が経った。


 師匠が健康な体になり細かった腕が太くなり始めた頃


 父に突然呼ばれた。


「父、突然なんですか?」


 父はとても悩んだ様子で言ったのだった。


「トウル……お前はダンジョンを本当に攻略する気か?」


「勿論です」


 即答で彼は言った。


「ついて来なさい」


 父は何かを決めいた様子だった。


「これは…?」


 そこには鎧が置いてあった。


「これは伝説の聖なる鎧で清騎士と呼ばれた者が着けていた鎧だ」


 彼は納得をした。


(なるほど、何処かで見たことあるようなと思ったら)


 困った顔した、父が……


「この鎧についてはあまり分かっていないのだが……この鎧をトウルにやろうと思う」


 足、腕、胴の3つを渡してくれた。


「父、ありがとう。絶対攻略して来るよ」


 父はどこか寂しそうな顔をした。


「行くときにはちゃんと言うんだぞ」


 ☆☆☆


  3ヶ月が経った。


「良し、じゃあな! 行ってこい」


「師匠ありがとうございました。」


 村の皆んなが見送ってくれた。


「うっ」


 明らかに前よりも恐ろしく強くなっているダンジョン

 トウルは強さのオーラが見えるようになっていた。


 そしてトウルは、ダンジョンに入っていくのであった。


 ☆☆☆


 ダンジョンに入った瞬間、またも吸血コウモリたちが風を切るように飛んで来て襲いかかってきた。


 スキルの《ダッシュ》を使い、吸血コウモリに突っ込んで行く。


 そして華麗に切り落としていった。


「あった」


 そして階段を見つけた。一歩一歩上がっていくのではなく。彼は勢いよくジャンプして2階へ行く。


 トウルは村人ではなく職業は剣士となっていた。


 ☆☆☆


 彼が昔に行けた場所で最高は4階である。

(前回は1階で失敗したが…)


 よく覚えており、ほとんど短時間で無事にたどり着けた。


「よし、よし、いい調子だ」


 さらに彼はスピードを上げ、13、14、……と、どんどん進む。


 25階まで1日でたどり着くことができた。


 今日はここまでにしよう。


 トウルは、テントを張って休憩に入った。


 そして次の日は37階まで行ったのだ。


 トウルは次々に階段を行ける喜びに満たされていた。


 次の日は46階


 また、次の日は53階


 そして60階まで進むことが出来た。


 ここまで来るのに普通の冒険者なら1年かかるのだかまさか1週間以内で行けると思わなかった。


 普通のダンジョンは80まであるのだ、彼はもう少しだと思ってペースを下げる。


 六日目は、65階


 七日目は、68階


 八日目は、75階


 あとの所は慎重に行く。


 そして79階からボスだと思い準備をして行く。


「とうとう、この時が来たか」


 トウルはまさしく今! 上がる。


 しかし……


「え? どうして……」


 80階まで行ったのに普通のダンジョンと変わらない風景だった。


 そしてトウルはさらに上に上がる階段を見つけた。


「……数え間違えた?」


 トウルは緊張して階段を上っていった。


「だよな……」


 だけど、そこもやっぱり普通の風景であった。


 ☆☆☆


 そこからトウルは少しずつ、テンションだだ下がりで階段を上って行く。


 1ヶ月に159階


 2ヶ月に241階


 そしてついにトウルが壊れ始めていた。


「なんで、着かないんだよー、おかしいだろう!! クソ、腹が立つ、クソ、クソ、クソ、早く帰りたい!風呂入りたい、ゆっくり寝たい」


 ぶつぶつと思ったことを喋っていないと精神が保てない状態であった。


 トウルは失望を胸に入れてさらに進んだ。


「もうやだ」


 4ヶ月に278階についに心が折れた。


 いくらトウルが精神力が高くても、いつ狙られるか? わからない状況で居ながら寝ないといけない。勿論ゆっくり寝た日はどうなるやら…その為とても浅い睡眠なのだ。


 また、同じ場所に長く滞在するとモンスターにとって不思議な臭いがある為、どうしてもモンスターが集まり戦うはめとなる。そのため具合が悪くても動かなくてはならない。


 勿論、快楽なんて言うものがない。ただひたすら暗闇の洞窟みたいな場所で、気温の変化が激しく、寒かったり暑かったりして寝るのを妨げることになる。


 しかも、普通のダンジョンなら存在していた快楽。アイテム集めや美味しい食材も無く、モンスターを倒しても不味い肉しか出でこない。


 さらに、トウルは優しいためにモンスターをできるだけ殺さないようにしている。もし殺し屋のように殺すのが楽しければ快楽になっていただろう。あるいはスリルを楽しんでいたかもしれない。そういうことを考えるようになってしまった。



 トウルはゴロンと横になり、上を見上げた。勿論そこには星なんてない。


「ん? 背中になんかあるな? 石でも入ったか?」


 普通なら鎧を脱ぐことは自殺行為なのだがついついやってしまった。


 そしてトウルが見つけたのは……


「これは師匠の笛だ、でも……何でこんな所に……」


 それは疑問に思ったが、ネックレスの用の笛なのでトウルは自分の首に付けた。


 しかし、何も起きない。


(そういえば師匠は…確かここに息を吹きかけると音がなると言っていたな)


 トウルは息を吹きかけると…


 《ヒョーースポン》


「なんか、落ちた…これは一体?」


 紙が出できた。


「手紙か?」


 トウルへ


『この手紙を読んでると言う事は、ダンジョン諦めている頃だろう? あるいは達成してるか? これは僕の最後のアドバイスだ! どんなときでも楽しんだもん勝ちだ。たとえどんな場所でもな! 体を鍛えるなり、新しく強い技を考えたりするのは楽しい。お前は深く考えすぎる。一回、この水で頭を冷やせ』


「うわ!」


 突然、紙から水が出てきた。

 トウルを頭がびしょびしょになった。

 続きを読んでみると…


『僕も苦労したんだぜ、この魔方陣を覚えるの書くのが良いがどうしてもぐちゃぐちゃになってしまう。しかし、弟子が頑張っているんだ! 剣バカと言われたくないからな? 』


「師匠……いきなりそんなこと…」


 師匠は腕を1本なくしている。利き手じゃない方で文字を書くのにどんだけ頑張っただろ? しかも師匠は魔法苦手で手加減できない。水の玉とか言いなが——大きな火の竜を出して家が燃えた事がある。


 続きを読む。


『トウルが行く時に実はお前の父も行こうとしていたんだ。』


(ええ?!)


『だから僕が止める為にお前の父と戦うはめとなった。』


(何をやっているんだ……)


『2日も戦いギリギリ僕が勝ったけどね?』


(そんなに……)


『お前の父は泣いていた。俺のせいで死んだらどうしようと……』


(父……)


『僕はだから殴ってやった。』


(・・・はああ!! 何やっているんだー)


『言ってやったぞ、お前の子供だろ信じてやれ! てね? しかし君のお父さん物凄く強かったよ? これは誇っても良いことだと思う。』


(てねって、何か師匠が舌を出してテヘヘのイメージが出でくる)


 トウルは、読んでいくたびに壊れた心が治っていく。


『さてこれで最後だ、トウルいや…弟子よ俺と今までの修行を思い出せ! そしてどんな困難にも立ち向かえ! お前ならできると俺は信じている。』


 大師匠より


(大師匠……ああ確かに師匠は、俺の大師匠だ! よし行くか!)


 トウルは意思を固める。そして鎧を着ようとすると鎧が光りだしてように見えた。


 彼は進むであろう。例え、どんなモンスターがいても……


 ☆☆☆


 これは……


 290階からは雰囲気が全く違い。モンスターが1体であった。《ガラガラ》と音がして、階段が封鎖されて戻る事が出来ないでいた。


 そしてモンスターが突然。


「ここまで上がってくる者がいるとは……アハハ! さあ、殺し合おう!」


 と言ったのであった。


 トウルは、警戒心を強めた。


(喋った!? いやそんな事より、このモンスターは危険なゾンビだ! 早めに頭を狙う)


 いきなり先行の攻撃を取ったのは、トウルだ。


 しかし……


「何?」


 突然ゾンビは腕を投げた。


 それをトウルは回避をして攻撃をしようとするのだが。ゾンビはどこにもいないのだ。すると後から気配がするのだ!


「オラよ! アハハ!」


 ゾンビは首を狙うように双剣で攻撃してくる。


 トウルは振りかぶった剣を逆の手に持ち変えて剣を背中に持ってきて守った。そして衝撃を利用し空中で回転をし、ジャンプして距離を取った。


「やるじゃねぇか?」


 ゾンビは手を拾い、くっつけた。


 その後は猛烈に戦いが続いた。


 だか……ゾンビは笑顔で、


「おいおい? だんだん遅くなってきているぞ!」


 と、言ってきた。


 トウルは人間のため少しずつ疲れていった。


「クッ」


「オラオラ、どうした?」


 トウルはこんなところで負けるものかと思い、足に力を入れる。すると……


「な!!」


 ゾンビは突然早くなったことにびっくりしてしまい。

 攻撃が外れた。


 トウルはそこを狙い攻撃を入れる。


「グワハ」


 ゾンビは切られ倒れた。


「今、靴が光ってような?」


 ゾンビが倒れると……


 《ガガガガ》と上に上がる階段が出できた。


 次は準備万全な状態で行く為にトウルは休んだ。


 291階


「次は針地獄か……」


 地面が針だらけだった。


 トウルは師匠の修行を思い出した。


「次はこの針の上で裸足で立つことだ」


「は?」


 師匠がとんでもないことを言い出して、思わず「は」って言ってしまった。


「まぁこれは、体の強化の練習とバランスの練習でどんな場所でも集中的に体を硬くするのだ。さあ、やれ」


 それでトウルが血だらけになるのは言うまでもない。


 なんか嫌なことを思い出してしまった。しかしバランス感覚を練習していて良かったと思っている。


 大きな鳥がいたが苦労することがなく、戦い〈叩き落とし〉


 トウルはひょいひょいジャンプをして行くのであった。


 292階


(クッ! いきなり暑くなったな)


 できるだけ水を飲んで喉をうるをし、暑いため口を閉じた。


 火の地域であった。とても暑かったのである。


(また、一体だけか…それとも複数……)


 そして呆気なく階段が見えた。


(なんだここは嫌がらせか!)


 トウルは急いで行こうとするが…


(ん? おっとと、なんだ!)


 突然地面が割れてゴーレムが出てきた。


 そして、いきなりパンチをしてきた。


 それをトウルは回避した。


(オイオイ…)


 パンチをしたところを見てみると強大なクレーターができていた。


(遅いがこれに当たったらひとたまりもないな)


 このあと1時間も戦い続けた。


(クソ、全然傷が付かない)


 トウルは顔に疲れが出てきている


(これじゃまるで父を相手にしている、みたいだ)


 自分の父は超防御力特化した人だった。父は防御しながら隙をつくのだ。


 父が言ったことを思い出した。


「どんな化け物にも必ず弱点がある。そこを忘れるな!」


(ゴーレムと言えば魔法石か? と言うことは真ん中か?)


 目をよく懲らして見てみると…


(ちっちゃ…よくあんな小さいので動くな…)


 そこに目をつけたトウルは早かった。


 できるだけギリギリのタイミングで受け流してトウルは真ん中に入り、師匠からもらった小さなナイフを魔法石の所に投げた。


 すると崩れ落ちていくのだ。


 安心して次のところに行こうとすると……


「ん? これは!!」


 100,000ゴールドの価値がある金貨と変な固まりとさっきの魔法石が落ちていた。


 やっと楽しくなってきた。トウルはすぐにマジックバックにしまった。


 293階


「うお〜寒い」


 氷の世界だった。


「いや、これは広い、ん?」


 風景に呆然していると突然ドスドスと音が聞こえるのだ。


「うえ!」


 氷の鎧を着たイノシシがこちらに向かってきているのだ。


 トウルは逃げ出し次の階段を探した。


「うわ!」


 体が走ってあったまりつつある頃、今度は巨大なウジ虫の大群にあった。トウルは鳥肌が立ち寒気がした。


 階段の近くにいたので切るだけ切って上に上がっていった。


 294階


 今度は、雪の地域であった。巨大なウジ虫の液体が自分にかかり凍り付いているから動きにくかった。


 イノシシを少しだけ狩ったのでその肉を食べて少し休憩に入る。


 自分の胸近くまである雪。そこから階段を探すのはものすごい時間かかった。


 最悪、巨大なウジ虫がイノシシと食い合っている所を見て、自分が食べた物が……と思って吐いたこと意外、自分に被害はなかった。


 295階


 どうやら休憩エリアらしくたまに鎧の騎士が出てくる以外なかった。


 そのためここでは寝た。


 起きてから歩いて気づいたのだが、どうやらトラップが多く。


 壁には文字のようなものが書いてあった。


 それをメモるため1週間ここに潜伏した。


 296階


 あまりにも狭いエリアだった。


 そこにいた一体は……


 伝説のキメラ……


 あまりにも、どおどおと座っていた。


 トウルも戦ってみたがあまりにも手強かったため、階段を降りていき、文字をメモリ、上がっては戦いを繰り返し、ようやく倒した。少し体が軽くなったような気がする。


 297階


 砂漠地域であった。


 アンデットはものすごい数で襲ってきたのである。


 俺は早く正確に倒していった。


 わずか2時間……


 298階


 上に上がるとそこには黒騎士がいた。

 また、《ガラガラ》と階段がしまった。

 知能の高いモンスターは階段が閉まるのだろうか?


「貴様が我と戦うのか?」


 トウルは、自分は上に上がりたいと言った。


「なら、力を示してみろ」


 黒騎士が剣を構える。


 トウルはいつでも回避出来るような状態をとっている。


「我が唱える、明かりでも飲み込む、黒き悪魔の怒りの黒つぶて【黒メテオ】」


「ええ!?」


 トウルはとても困ってしまった。本来魔法を唱えるのに火の玉や水の剣とか言いなが、想像し膨らまして魔法を出す物なのだが、これはまったくの違う物だった。

 だから、どうすればいいのかわからずに動けなかった。


 突然明かりは無くなり。《ヒューー》と言う音がする。

 トウルは感で後にスキップをした。


 《ドーン》と音がなった時には光が戻り、足元にクレーターができていた。


「今の挨拶が代わりだ、さぁ来い!」


 トウルは【ダッシュ】を使い。黒騎士に攻撃をする。


 しかし、黒騎士はそれを止めて…


「【黒ハヤテ】」


 見えない速さでトウルを襲うのだが…

 黒騎士は一回離れた。そしてこう言う。


「ほーまさか、清騎士の鎧を着ている者が現れるとは……」


「清騎士を知っているのか?」


 すると目を大きく開いてトウルを見た。


「お前? まさか、それを知らないで着ているのか?」


「ああ」


 トウルが返事をすると……


 黒騎士は、鎧の隙間の目からは、今にも殺すような目つきで見た。そして話し出す。


「知らぬからこそ着れるだな」


 トウルは、少し腹が立ち。


「どうゆうことだ?」


 聞いてみる。そうしたら……


「騎士なら誰でも着るのを憧れる。あの清騎士だぞ?

 我だって着ようと1つ集めたのだ。」


 すると黒騎士は突然、袋から鎧の頭を取り出し置いた。


「見ろ」


 するとカタカタと音がして、ここまで来たのだ!


「何故、何が!?」


 トウルが驚いていると…


「お前が選ばれたのだろう。きっとな!」


 そして黒騎士を悔しそうに……


「我だって、その鎧が着れれば……妹を助けれたのに…そんな思い出も斬らせてもらう。さあ来い!!」


 トウルは、話し合いで通してくれるような男ではないと分かった。


「通してくれないか! なら、こちらから行かせてもらう!」


 トウルは、真っ正面から戦いに行った。剣と剣のぶつかり合いである。


 しかし、黒騎士の方が…


「その程度か? 何故? お前が選ばれたのかわからないな」


 トウルは後ろに下がろうとするが……


「我、我と、我の命を代償に、我の分身を作り出せ、【悪魔の黒影】」


 すると次々に黒い人影ができた。


「やれ!」


 黒影達に力だと負けるため、一度を立て直そうとするが——後ろに居た、影がトウルを襲う。


 トウルはやられそうになるが……


「【限界突破】+【攻撃アップ】+【大負担の予告】」


 ☆☆☆


 【限界突破】  説明

 2週間に1度使える。ステータスを4倍にアップのスキルである。


 ただし、時間が8分それ以上だとステータスが10倍下がる。


 ☆☆☆


 【攻撃アップ】  説明

 MPを使い、攻撃アップする。


 ☆☆☆


 【大負担の予告】  説明

 ステータスを1.5倍〜4倍にする。

 ただし10分後、負担が大きい。


 ☆☆☆


「ウオオー」


 トウルが一気にケリを付けようとするが……


「なるほど、清騎士はダテでは無かったか! 【黒ハヤテ】」


 剣と剣が火花を散らす、そして黒騎士が押されてきている。だか……


「我が唱え言う、風も感じぬ、黒と影を共に纏し者となれ【ノノツの風影】」


 黒騎士は、黒い物を体に纏った。


 トウルの剣が当たるが黒騎士は切れなかった。


「ク!?」


 さらに黒騎士は鼻で笑い言った。


「我が命、黒き悪魔に捧げ、黒き心臓をもらう者【黒の犯則】」


 黒騎士に黒いオーラが宿った。


 トウルは警戒する。


 黒騎士の目が怪しく笑っている。


「いい事を教えてやろう! 限界突破は確かに物凄く強いのだか、攻撃が当たらなければ意味がない、我の【ノノツの風影】はMPの使用で時間が決まる。しかも、【黒の犯則】でステータスが3倍だ、さあ? どうする?」


 トウルは焦ってもしょうがないので冷静に考える。


(どうするか……聞いたことのない技の対処はわからないが……)


 黒騎士はもう勝った気分で…


「ん? なんか考えたか? まあいい、黒影やれ!」


 と命令するが……


「いけるか!」


 トウルは力いっぱい剣で地面を何度も叩く。その衝撃波で黒影は倒れる。


「ついに狂ったか?」


 黒騎士は呆然としている。


 何度も揺れる、地面も次々に割れて石が出でくる。石がドンドン増える


「何でこんな事をする?…… ま! まさか!」


 黒騎士はやっとわかった。本来ならダンジョンは壊れないのだ、もし壊れても再生する。しかし、時間が経っていて、今のダンジョンがそうとは限らない。しかも、このダンジョンだ、何があってもおかしくない。


 例え地面と一緒に落下してそこがマグマだったりしたら、いくら【ノノツの風影】を使ってても時間が来たら、MPが余りないから死んでしまう。


 しかも我は重い為に入ってしまったら、仮に浅くても長時間は動けない。また、我が攻撃しに行かないと地面に穴が空いた時、逃げられてしまうかもしれない。


 それでは、清騎士を鎧をあげた意味がない。


 トウルの鎧が光り、剣を縦に地面を刺す。


 すると…《ドドド、カン》と言う音が聞こえ、音が変わった。


 トウルはニヤつく。


「クソがーー!!」


 黒騎士は目つきが変わった。


 黒騎士が突っ込むとトウルは避けて……


「【大台風・改】×6」


 巨大な台風が現れ、石を飲み込み、黒騎士を襲う。


「グオオ!?」


 黒騎士を台風が挟んで足場が悪くて動けなくする。

 黒騎士は考える。


(どうゆうことだ!)


 地面を見ると…


 地面が削れて魔法陣が描いてあった。


「いや〜わざわざ来てくれ、助かった」


 トウルは安心して座る。


「さてと、そっちも色々と教えてくれたのだから、俺も教えてやるよ」


 トウルは笑顔で…


「ダンジョンが壊れるわけないだろ!」


「しかし、お前は地面を掘って……」


 黒騎士が言う前にトウルが答える。


「それはこれだよ」


「なんだそれは?」


「ゴーレムから出てきた。変な固まり」


 黒騎士は悔しいそうに呟いた。


「なるほど…それを下に落として叩いた訳か…」


「まぁ、仲間が来ればこんな面倒い事をしなくてもいいんだか……」


「仲間が下にいるのか?」


「ああ、当たり前だろ?」


 黒騎士は考えた。


「なるほど」


「ああ! じゃあな——クッ!」


 トウルは突然苦しんだ。


 黒騎士はそれを見ると……


「お前は我よりもバカなのか?」


 トウルは黒騎士を見る。


「時間だ、さすがに限界突破で15分以上も負担が来ないのには、驚いたが……まあいい」


 大台風が無くなり、黒騎士は、トウルの剣を拾い上げると…


「仲間が居るんだよな? 【ノノツの風影】解除、ここで俺が倒れても、此処にはモンスターが溢れて、お前は苦しんで食われる……だから俺が殺してやる——死ね」


 そしてトウルは突然ニヤつき、手を黒騎士の胸に当て…


「それを待っていた! 【清水弾】」


【清水弾】  説明

 清騎士の腕の鎧用スキル


 悪や黒などの属性に大ダメージを与える。

 ただし、近くで打つ事。



 黒騎士は突然に攻撃を受け転がり倒れた。


「な、何故!? 動ける!」


 トウルは普通に立った。


「それもこの鎧のおかげさ、お前がこの鎧の能力を知らないのか? って言ってたから、なんかしらの能力があると思っていたんだよ、本に書いてあったことを思い出すと[思い]ってあったから、ひたすら、お前に勝つことを考えていた」


 黒騎士は黙り込む。


「それにお前がくれた頭の鎧が無ければ俺は負けていた」


 黒騎士は考えてから…


「一定の確率で出る、【勝利の予知能力】と【全回復】」


 トウルは頷く。


「やはり我じゃ勝てなかったか」


 黒騎士は手を広げて、


「我を殺せ」


 しかし、トウルは…


「悪いがお前を殺すぐらいだったら、俺は早く攻略をしたい。じゃあな」


 と開いた階段を上るんだった。


 299階


 トウルが、階段を上ると…


 そこには、明るい光があった。


(ここは地上なのか? 太陽を見ると……)


(違うな…)


 そこには作られたと思われる青い太陽があった。


(ここなら久しぶりに水浴びができそうだ)


 トウルはゆっくりと行った。


 ☆☆☆


「え?」


 トウルは小さな家を見つけた。


「ダンジョンの中に家?」


 トウルは慎重に中へと入ってみると…


(誰もいない)


 部屋はとても綺麗であった。


(辺りを見よう、ん?)


 気になる物が落ちていた。


『冒険者は、ここで休み次第、すぐに帰れ! さすれば命をとらん。また階段を上ることを禁ずる』


(そうだな…この上が最終ボスか? わざわざを教える理由がわからん)


 トウルは頭に? が上がる。


(しかし、ここの家はすごいな、風呂もあるし、よく見ると、ここには結界が貼られている)


 トウルは覚悟を決め…


(準備をしてから行くか……)


 ☆☆☆


 トウルは二週間、家で剣を作ったり、薬を作ったりした。アイテムもそこら辺のモンスターを倒したら出来たので、持てる限りマジックバックに入れた。


(メモを無くしたのは、ショックだったが、悔やんでもしょうがない)


「よし探しに行くか! 階段を」


 トウルは大声で叫び、気合いを入れた。


 ☆☆☆


(嘘だろ……)


 そこには巨大なツノを持ち、そのツノが刃ごとく、尖っている。巨大な体に凄く硬そうな

 毛? で覆われている。かつて古代で死んだ。


(角刃風獣竜!!)


 本来なら読むと〈カクハ・フウジュウリュウ〉と呼ばれている。


(最大の特徴は……攻撃パターンを変えることだな……)


 前に戦ったキメラと違い、ランダムに攻撃してくるわけではなく、相手の状況、相手の大きさなどで攻撃パターンを変えてくるのだ。


(しかし、なんか怪我をしていないか?)


 よく見るとあっちこっちに傷が付いている。


(何かと戦った?)


 角刃風獣竜に傷が付いていてもかっこいいな、と思いながらトウルが隠れていると……


(あれは……)


「ギャーーーギヤーー」


 突然水竜が現れ、角刃風獣竜を襲うが——見事に避けて、自慢のツノで頭を刺して攻撃をした。


 そして……


「あのツノは、やばいな」


 角刃風獣竜が頭を振ると《ザクザク》と水竜が切られて行った。


 そして食事を始めた。


「今がチャンスか!」


 トウルが出て来た。


 トウルが攻撃をしようとするのだか…


「ク、」


 角刃風獣竜はバク転をして、尻尾の攻撃と回避をした。


 普通の人だったら吹っ飛ばされるところを耐え切った。


 しかし、角刃風獣竜とは、距離ができてしまった。


 トウルは長距離の戦いをあまり知らない。


 角刃風獣竜は風のブレスを吐く。


 トウルは守るのに力を入れる。


「グググ」


 角刃風獣竜は少し驚いているらしく


「グアーーー!!」


 と鳴いた。


 トウルはあまりのうるささに耳を塞いだ。




 角刃風獣竜は飛んぶ時、草や木が音を立てる、風の魔法と飛行で攻撃してくる。


「攻撃手段が無い!」


 トウルは、ただ避け続ける。


「くは」


 とうとう、当たってしまったのだ。


 角刃風獣竜は上から目を細めてトウルの様子を見る……


「ウッ」


 少し、ツノに当たっただけで鎧に傷ができた。


 清騎士の鎧に黒騎士でも傷を付けただけだったが……やはりあのツノには注意しないとと思いながら立ち上がる。


 角刃風獣竜は、また飛行と風魔法で攻撃していて——トウルを爪で掴んだ。


「な!」


 角刃風獣竜は上に上がる。


「まさか……」


 そして……トウルが気がついた時、角刃風獣竜は急落下をして叩き付けた。


「あ゛あ゛」


 トウルに衝撃で痛みが走る。


 角刃風獣竜はさらに、もう一度上に上がる。

 さらに上に行き叩き付けた。


「があ」


 角刃風獣竜は楽しくなったのか? もう一度、さらにもう一度と叩き付けた。


 そして、何も言わなくなった。トウルを落とし、噛みつき上に思っきり上げる。


 そして口を開ける。


「我が血の結晶よ、固まり、弾丸とかせ【血の結晶弾】」


 《ドンドン》と音を立てる。


 角刃風獣竜はいち早く気づいて避けようとするが……


「トカゲが悪魔から逃げられると思うな!」


 角刃風獣竜は警戒をする。


「我、我の悪魔よ…黒き闇の中に誘え【悪魔の手】」


 角刃風獣竜は捕まり、動きを封じられる。


「グオオーー!!」


 ちょうど、傷に当たる。


 角刃風獣竜は無理やり、力任せに暴れて悪魔の手を解く。


「やはり、だたのトカゲではないようだな……おい! 清騎士よ、その程度は大丈夫だろうが! 立て!」


 トウルが見るとそこには黒騎士がいた。


 トウルは薬をつけ始めた。


 角刃風獣竜は風のブレスを吐こうとするが…


「我が唱える、明かりでも飲み込む、黒き悪魔の怒りの黒つぶて【黒メテオ】」


 角刃風獣竜は真っ暗になった事に驚き、岩に叩き付けられ、自分の顔に風のブレスを受けた。


 黒騎士は言った。


「どうした! あの時、俺吹っ飛ばしたのは偶然かトカゲ?」


 すると角刃風獣竜は白い息をし


「ギーーギーー」


 色が緑から赤に変わり、ツノが2つから1つに重なる。


 トウルは変化に気づく。


「第2覚醒、角刃鬼獣竜!!」


 ステータスでは、攻撃が格段にアップする。

 防御とスピードを捨てた。破壊竜。


 しかし、黒騎士は普通にしている。


「我が唱え言う、風も感じぬ、黒と影を共に纏し者となれ【ノノツの風影】」


 黒騎士はトウルを見て。


「清騎士、わかっていると思うが、我の足が地面にちゃんと付いていないと動けない。もしもの時は、任せる」


 角刃鬼獣竜が手で地面を殴る、地面には超巨大なクレーターができた。


 しかし……


「我が命、黒き悪魔に捧げ、黒き心臓をもらう者【黒の犯則】」


 黒騎士に黒いオーラが宿った。


「どうした?」


 角刃鬼獣竜は連続で尻尾を振って、辺りの木や岩が吹っ飛ばす。


 黒騎士は考え…


「やはり危険だ、なら……」


 黒騎士はトウルを見て


「薬付け終わったか?」


「ああ!」


「少し、自分が動けくなるが、魔法で一撃で仕留めたい、【ノノツの風影】を解くから守れ」


「わかった、限界突破+攻撃アップ+大負担の予告+騎士の務め」


 【騎士の務め】  説明

 仲間がいる時、守るのが成功しやすい。


 角刃鬼獣竜は連続でパンチする。


 トウルは剣で守る。


「我が唱え、唱える、聖なる明かりでも飲み込む、黒き悪魔達の怒りが天と大地を美しく赤く染める、また、闇暗黒の悪魔達が手に手を繋ぎ、闇暗黒の底に沈ませる【闇暗黒の悪魔の怒り】」


 突然また暗くなる。


 しかし、角刃鬼獣竜は電気を出して、見えた瞬間に大岩をパンチで砕く。


 黒騎士は驚く、


「なんだ!? あのトカゲ! 水と風の属性じゃないのか?」


「第2覚醒は雷と火です」


「なるほど、だから覚醒したのか? まいい本番はここからだ」


 見てみると、角刃鬼獣竜は今のところダメージを受けていない。


 しかし、急に黒い手が現れ、角刃鬼獣竜を押さえつける。


「ギヤーー」


 次々に大岩に当たる。


「それが10分も続く、清騎士は我のおかげで一応見えていると思うが?」


 角刃鬼獣竜はボロボロになっていく。


「終わりだな」


 角刃鬼獣竜は……


「ギギギヤーーーーーー」


「な! どうなっている?」


 トウルは呟く、


「嘘だろ……第3覚醒、神刃鬼獣竜」


 闇を吹き飛ばし、黄色の体を出す。黒い雲が出来る。


「これは……やばいな」


 黒騎士が言う。


 神刃鬼獣竜は、神雷砲を撃ち、神を殺したとされている。


 周りは雷が落ち、電気が流れ、生きているかと思わせ、迫力があるのだ。


 神刃鬼獣竜は、羽を《バキバキ》と鳴らして

 羽に電気の球が溜まる。


「どうする、清騎士は、なんか回避アイテムを持っているか?」


 トウルは首を横に振る。


「そっか」


 神刃鬼獣竜は氷の輪っかを三枚重ねる。


「せっかくここまで来たのに…」


 神刃鬼獣竜が神気砲を撃つ


 笛が光り出した。


「勇者の神盾」


「「な!」」


 2人は驚いた、光の盾が出てきたのだ。


 神刃鬼獣竜は神気砲で力尽き倒れた。


 トウルは、驚き笛を見る


 黒騎士が言った。


「スキル結晶で出来ている。笛か…」


「師匠……」


「いい師匠に会ったな」


「ああ、これで…」


「まて!」


 黒騎士は警戒する。


 神刃鬼獣竜が動き、毛が落ちて鱗がでてくる。黒い雲と霧が付く。


 黒騎士が言う


「第4覚醒か?」


 しかし、迷いながらトウルは言った。


「聞いた事が無いが——危ない」


 突然黒いブレスを撃ってきた。


 黒騎士が気づく


「あいつ暴れてないか?」


「暴走状態で体が追いついてないのかもしれない」


 黒騎士が少し慌て気味に言った。


「こちらに向かってくるぞ!」


「わかる、逃げよう」


「逃げるって言ったら負けたみたいじゃないのか! 退却だ」


 1時間後、神刃鬼獣竜は死んだ…


「ん?」


 黒騎士が死んだ神刃鬼獣竜を見て気づく


「よくよく、見たら黒い鱗、赤と青の模様、黄色と白色の瞳……大魔神竜」


「ええ!」


 トウルが驚くのも無理は無い。


 大魔神竜は大魔王と互角でさらに上があるの大魔神竜王だか、まだ知られていない内に絶滅したのだ。


 黒騎士が言う。


「こいつは、マジックバックに入れられるか?」


 トウルは悩み、


「全部出して切り刻めば入らなくもないが……」


「なら、我のを使うか……」


 黒騎士は瓶を出して。


「入れ」


 すると大魔神竜が吸い込まれ入った。


「さて、どうする? 上に上がるか?」


 黒騎士は言うが…


 トウルはそれに答え。


「いや、休んでから行きたい」


「わかった」


 家に黒騎士と戻るのだった。


 ☆☆☆


「風呂はどうする? 俺が入るか?」


「ああ、そうしてくれ」


 ☆☆☆


「ふ〜〜」


 トウルは考える


(次がラストか色々あったな……もう何月だろう……)


「暖かいな〜」


(村の皆んな元気かな、誰よりも心配性な《ミチル》、村のおっちょこちょいなハンター《オトヤ》、村で最強のクノイチ《タテノ》さん……)


「さて出るか……」


「遅い、せめて20分前に出ろ、しかも《ボソボソ》となんだ? なんの宗教だ! 怖いわ、まったく」


「うっうわわ」


 黒騎士が後ろにいたのだった。


「早く着替えろ! 言いたい事がある」


 黒騎士は服を投げる。


「ありがとう」


 汗臭かったのが、いい匂いがした。洗ったか? 多分香水を付けてくれたのだろう。


「後で聞こう」


 トウルは風呂を出た。


 ☆☆☆


「やっと来たか」


「ああ、で、話しは?」


「ああ、実はな、何者かは知らないが296階まで来たものがいて、お前の最後の鎧が295階の何処にあるかが書いてあった。このメモにな!」


「ああーー!」


 そのメモは、トウルが落とした物だった。


「どうした何かこれを知っているのか? そう言えば、お前、仲間がいるって言ってたな? 仲間の物か?」


(そうそう、それ仲間の物と言うと集合してから、階段を上ることとなるが、俺のだと言うと馬鹿にされそうだ……)


「死んだ仲間の物だ」


(これで、どうだ……ろう)


「なるほど…それはすまなかった。これは返す」


 黒騎士はトウルの手に渡す。


「では、行くか」


 ☆☆☆


 298階


 黒騎士は言う


「やはり、うじょ、うじょいる」


「行くぞ!」


 297階


 トウルが言う


「増えるな!」


「砂漠地域かスケルトン多いな、所でお前の仲間は?」


「ああ、あれ嘘」


「……そうか」


 296階


 黒騎士が土を手に取り、


「ここがキメラがいた場所か」


「死体はあるぞ」


「なら、あとで加工して武器を作ってやる」


「おお! その時はよろしく」


 295階


「清騎士、お前名前は、なんだ?」


 黒騎士は清騎士の最後の鎧を探しながら言った。


「トウルだ、黒騎士は……」


 トウルも壁に手を当てながら、どこかにスイッチがないか探している。


「名は捨てた。ところで……《シャキン》お前は、我にいけないことした」


「?!」


 突然、黒騎士が剣をトウルの首に当てる。


「良いことを教えてやろう。黒騎士には嘘をつかない方がいい」


 トウルは……


「申し訳ありませんでした」


 と、謝った。


「よろしい、ほれ見つかったぞ!」


 黒騎士は手に鎧を待ったまま言った。


「さて、帰るか」


「待て!」


 黒騎士が止める。


「どうした?」


「これは…ワープトラップ?」


 見ると確かに四角い所があった。


 トウルは考えて、


「きっと、上にいる。ボスが脱出に使う場所じゃない?」


 もしかしたら、ここにはダンジョンマスターと言う、ダンジョンを管理する者が居るのかもしれないとトウルは思った。


「確かにこんなところにあってもしょうがないしな……」


 ☆☆☆


 299階の家で黒騎士が大魔神竜のコートやら、大魔神竜の剣などを作ってくれた。他にも色々と役に立つものを作ってくれた。


 そして、黒騎士に血の技の教えて貰った。悪魔の技や黒影の技は、無理だと……


 何故、黒騎士がトウルが嘘を言っている事がわかったかと言うとメモにトウルと書いてあり、特に友達の事が書いていなかった為、怪しくて、持ち物の過去を見たところ……と言う訳だ、他にも色々と恥ずかしいところを知られた。


 そして2週間が経った。


「行くぞ、準備はできたか?」


「ああ、作れる物は作ったから大丈夫だろう」


 トウルと黒騎士は行くのだった。


 ☆☆☆


 300階


「侵入者発見これより、はいじょ…」


 出て来る前に黒騎士が切り裂く。


「うざいな、精神攻撃か?」


 次々にへなちょこモンスターとロボットが黒騎士の剣で餌食となる。


「そして……ここか」


 トウルは息を飲む


「……やっとか」


 大きな黒いドアに着いた。


 《ガガガガ》とドアを開けると……


 黒い大きな目玉を持つ、体が《ふにゃふにゃ》のモンスターが後ろを向いて椅子に座っていた。


「「……どういう事だ?」」


 黒の目玉が振り向き《キョロキョロ》と目玉を動かすと……


「おやおや! もうご飯の時間かい? ん? 君たち新人? ご飯は、もう少し後にしてくれ」


 黒騎士とトウルは呆然とする。


「もう少し〜」

 黒い目玉が言った。


 黒騎士は目を細めて、何かに気づいた。


「我…我の悪魔よ…悪魔が嫉妬の爪を研ぐ時、その爪を敵に向けることを許せ【デビルスライス】」


 黒騎士は剣を振ると《ザクザク》と黒い目玉の手が切れた。


「え? ギギャーーー痛い、痛いよーー」


 黒い目玉は悲鳴を上げる。


 トウルが驚いて黒騎士に聞いてみると……


「横を見ろ」


 すると……


「ゴーーアーー」


「キキキョア」


 檻の中に2体のモンスターが居た。


 トウルは驚くて……


「角刃風獣竜よりは、強く無いがこれは……」


 伝説のモンスターのヘビモス達が居た。


「異常モンスターと突然変異モンスターだな」


「痛いよ、痛いよ、痛いよ、何だのだ! お前達! おかげで研究が台無しだ!」


 黒い目玉は目を赤くしている。


「我達はお前のダンジョンを破壊する物だ…」


 黒い目玉は大きな目をさらに大きくした。


「貴様らーー! 許さん、許さんぞ!!」


 黒い目玉は芋虫みたいに動くと……


「貴様らは、可愛い、可愛い私のモンスターの餌になれ!!」


 黒い目玉はシステムのスイッチを押す。


「ハ、ハ、ハ、どうやって角刃風獣竜を倒したのか知らないが貴様らは横にいる。圧倒的なヘビモスに食われるのだ、ハ、ハ、ハ」


 しかし……


「何故、檻が開かない!!」


 黒い目玉は何度もスイッチを押す。


 黒騎士がため息を付いて答える。


「お前の手ごとシステムを切ったからだ、可愛いペットならちゃんとだして置くんだったな? もう死ぬから無理だけど……」


 黒騎士が黒い目玉に近ずくと……


「待ってくれ」


「どうした、トウル?」


「このダンジョンを崩壊してくれるのなら命は取らない」


 トウルは黒い目玉に言う。


 すると……


「おお! このダンジョンを破壊すれば良いのだな? よかろう! ならそこのボタンを押せ」


 トウルは押そうとするが…


「待て、我が確かめる」


 黒騎士が近ずくと手を当てると……黒い目玉をジロリと見た。


「ふざけているのか? 俺たちごと、このダンジョンを破壊する気なのか! しかも、上だけ」


「さあ、何だっけか? 確かに私は破壊と言ったはずじゃぞ〜、貴様らが都合良く解釈した、だけだ!」


「つくづく腹が立つ、なら死ね!」


 黒騎士が近づくと……


「発動じゃ」


 突然、トウルと黒騎士に黒い沼が出来た。


「ク!!」


「ハ、ハ、ハ、アホめ! これに発動するのに時間が掛かったがトウルだったか? お前のおかげで私は助かった、礼を言うぞ!」


 どんどん飲み込まれて行く。


 トウルは黒騎士に教えてもらった技で…


「我が血の結晶よ、固まり、弾丸とかせ【血の結晶弾】」


 しかし……


「無駄、無駄、技やスキルを封じているからな! さあさあさあ、諦めて死ね!」


 黒騎士は……


「おい! 黒いクソ、お前はうざいから特別良いことを教えてやろう」


「クソとは、負け犬の遠吠えだな!」


「我、我我我我我は呪う、自分を敵の命と繋げる者なり、また、その命、今後悪魔に捧げることを誓う【悪魔の共有・命】」


 すると薄い鎖で黒騎士と黒い目玉が繋がった。


「何だ! これは! 共有・命だと!」


 黒い目玉は混乱している。


「じゃな! トウル、これを任せる」


 トウルに手紙を渡し……

 黒騎士はトウルに抱きついた。


「な!? こんな時に何をするんだ!」


「トウル、お前は良い奴だよ、多分三番にな? 多分このダンジョンは崩壊する、だから、ちゃんと生きろよ、さあ、別れの時間だ……」


 黒騎士はトウルを見たあと、黒い目玉を見る


「ふざけるな! 私はこんなところで死んではいけないのだ!!」


「行くぞ」


 黒騎士は黒い沼の中に頭を入れて潜って行った。


「苦しい、苦しいーー」


 黒い目玉は胸を押さえながら苦しんだで動かなくなった。


 そして、トウルは黒い沼から出ることが出来た。


「黒騎士……どうして……」


 黒い沼は何もなかったように消えていく


「終わりか……」


 ダンジョンが揺れる。


「逃げる気を無くしたな、俺……もし、俺があんな事を言わなかったら、黒騎士は……」


 黒騎士が居なくなってわかることもある。


「寂しいな、何で俺を置いていくのかな……」


 トウルもこれしか無かったのはわかっている、しかし、トウルは友達として好きだったのだ。


「終わりか」





 しかし……


「崩壊が起きない?」


 トウルは不思議に思ったので、周りを見る。


 机を見ると……


(なんて言う、異常モンスターの資料だ……)


 トウルは異変に気づく


(おかしい、どういうことだ? 何故、これだけのモンスターの資料があるのに2体しか居ない?)


 トウルは机の下の方も見てみると…


(ダンジョンの設計図? な! まさか…クソ ダンジョンマスターは地下に居るのか!!)


 トウルは、たまにある不思議なダンジョンで地下が存在するのを忘れていた。


(仕方ない、下に降りよう)


 トウルは階段で下に向かって行った。


 ☆☆☆


 白い男が言った。


「ダンジョンマスター、博士が死んだらしいです」


 男性がそこには目を閉じて座っていた。


「そうか……ヘビモスはどうしてる?」


「まだ、檻から出てないらしいです」


「ならすぐ出して、ワープトラップに乗せるように命令しろ、295階に先回りして、殺せ」


「は! 了解です」


「そして、ダンジョンのモンスターを下にさげさせろ、ついでに、あの村にもモンスターを送っとけ」


「は! それでは失礼しました」


 ドアが《バタン》と閉まる。


「もうすぐで人間を滅ぼせる」


 男性は笑った後に、また目を閉じる。


 ☆☆☆


 トウルが297階の時


「あ〜あ、やっと着いたか? おお! 何だ、何だ? ここは? 研究室か?」


 ?の人物は辺りを見回し


「死んでるな……このへんな黒い奴、げげげ、これは呪いか、これを使った奴、相当な実力だな! 俺でも死ぬわ」


 《ギギギ》と音がして見てみると……


 ?の人物は何かに気づく


 檻からヘビモスが2体出てた。


「俺……大っきいタコやイノシシに興味ないんだけど……」


 ヘビモスはギャギャうるさい。


「8メートルぐらいか? おっと!」


 タコは触手て攻撃したが、華麗に避けて…


「俺と殺しあいでもするか? 良いね、良いね、簡単に死ぬなよ?」


 ?の人物は三日月みたいな笑顔になる。


 ☆☆☆


 地下1階


「随分と長い階段だったが、ここか……」


 3ヶ月で此処まで戻った。


「さて、黒騎士の手紙も誰かに渡さないといけないし、行くか」


 トウルは行くのだった。


「改造モンスターか?」


 カマキリの体、足がバッタ、目が蜘蛛のモンスターだった。


「ききき」


 ものすごい勢いで飛んできた。


 トウルは避けてる。


「ききき」


 カマキリは手のカマを上手に使い、地面に刺して回り、Uターンしてくる。


 トウルは、肘と膝を曲げて武器を構える。


「ハアア!」


 トウルもカマキリに向かう。


 しかし、カマキリは糸を出した。


 それに驚いたが落ち着いて。


「我が血よ、空に浮く事を許し、我を守れ【血の盾】」


 トウルが血で守ったことに驚いて、カマキリは手のカマで地面を刺して方向を変えるが……


「逃がすか」


 トウルはマジックバックから黒騎士に作って貰った長い剣をカマキリに刺して倒す。


「ここも、か?」


 トウルは気づく


「290階から上だけ、アイテムが落ちると思ったが……」


 落ちた、アイテムを拾った。


 ☆☆☆


「カマキリ達の次はヒトデか……」


 ヒトデで蜘蛛みたいに糸を吐いた。


「我が血よ、空に浮く事を許し、我を守れ【血の盾】」


 ヒトデは回転して攻撃をしてくる。


 トウルは、それを二刀流で押さえる。


 ヒトデは回転しながら、トウルの後ろに回り、攻撃をするが…


 それも剣で押さえる。


「オラ!」


 ヒトデを切ろうとする。


(硬い!)


 ヒトデが突然止まり、身体から針を出してトウルを襲う。


 トウルはマジックバックから盾を取り出して守った。


 そして、トウルは動いた。


「我が血の結晶よ、固まり、弾丸とかせ【血の結晶弾】」


 《ドンドン》と撃つとさらにトウルは続けて…


「我の血よ、細胞の情熱を持って、爆破しろ、【血爆破】」


 ヒトデは爆発した。

 白い煙の中…


 トウルは何者かのトゲ攻撃を避けて黒騎士のナイフを投げる。


 そこには柔らかいヒトデが居た。


(脱皮をしたのか?)


 トウルは死んだヒトデからナイフを抜こうとするが、死体(肉)がもう硬くなっているため、マジックバックにそのまま入れた。


 ☆☆☆


「何か、確かに強いが戦うモンスターが雑になってくるな……」


 コウモリの羽と芋虫の体だった。


 トウルが切って見ると……


「キー」


 《キー》と鳴いて、液体を飛ばし死んでいった。


「弱い、しかも、アイテム大量……コウモリの羽×2、モンスター死体×1、モンスターの謎の液体の瓶×20、モンスターの謎の液体×30おかしすぎない?」


 トウルはサクサクと倒し、マジックバックに入れていく。


「嫌がらせかな?」


 このモンスター弱いと思ったが、一回だけ


「すごい《ゾロゾロ》と来た。またか……? 多くない? 100匹は居ないか?」


 《ゾロゾロゾロ》っと来たのだ。


「仕方ない、やるか」


 トウルは次々に切っていく、火の玉を撃ってきた。


「おりゃ」


 トウルは切ろうとすると……液体に火が付き

 《ドーン》と音がして爆発した。


 爆発により次々にモンスターが勢いよく爆発する。


 しかし、トウルは?


「危ない、もし黒騎士が鎧を見つけてくれてなかったら死んでいたな」


 ボロボロでトウルは出てきた。


【清の守り】  説明


 清騎士の鎧が全部揃うとスキルが発動する。

 ダメージを半減する。また、200の1の確率で0ダメージにする。


「さて、行くか!」


 ☆☆☆


 地下2階


 トウルが階段を下がって行くと……


「嘘だろ……何で、何で居るんだよ!!」


 トウルの父がそこには居たのだった。


「どうして居るんだよ!」


「やっと、来たか!」


 父親が目を開ける。


「父は…村に取って居なくてはいけない人だぞ!! ふざけてるのか!」


「ふざけている訳が無かろう!! お前が2年も帰って来ないのがいけないんだろ!」


「2年? そんな馬鹿な…8ヶ月だぞ! 父の勘違いじゃないのか?」


「そんな訳あるか! 俺はずっと待って居たんだぞ!」


 トウルはため息をついて…


「わかった、じゃあ一緒に行こう!」


 だか、父は言う。


「それはできない」


 父が突然


「注意しろよ!」


 と言った。同時に黒い人がトウルの首を狙った。


 びっくりして、トウルは反応するのだか…


(間に合わない、当たれば一撃か!)


 トウルは死ぬのを覚悟して目をつぶる。


 しかし……攻撃が来なかった。目を開けてみると……黒の人の腕が細い糸に絡まって動け無いようだった。


「おいおいーー、俺の獲物を取るなよ!」


「お前は……」


 暗闇の中からゆっくりとゾンビが出て来た。


「アハハ、そうそう俺は、こういうのやりたかったんだよ!! あんなデカイモンスターじゃ、うるさくて、うるさいて、悲鳴なんか楽しめない、そうだろ?」


 黒い人はクナイで糸を切ってから離れた。


「お前は俺が290階で倒したはずだぞ?」


 トウルは警戒して言う。


「あ? そりゃ? 子供相手に本気を出す馬鹿が何処に居るんだよーー!!」


(黒騎士に聞かせたい、しかし、父はどうして…)


 トウルは考える。


 ゾンビが何かを見て言う。


「お前らってーーアハハ、アハハ、まさか! ダンジョンマスターーーー! に、よって操られてるのかーー!!」


 テンションが上がってきたのか? とてもうるさい


「…私はお前に会えると思わなかったが…」


 黒い人が喋る。


 ゾンビが考えて…


「その声はどこかで聞いたような気がするな? おお! タテノちゃんか?」


 黒い人は顔を見せる。


 トウルが驚く


「ええ!?」


 村で最強のクノイチ《タテノ》さん、だった。


 タテノが言った。


「お前と戦えば、トウル君と戦かわなくて済む、悪いが全力で行かせてもらう!」


「アハハ、そうだな。俺もお前の悲鳴が聞きたい。だから俺の遊び道具になってもらうぞ!」


 ゾンビとタテノが戦い始める。


「さて、こちらからも行くぞ!」


 父が突然迫ってきた。


 ここからは真剣な戦いが始まる。


「どうした、これじゃ、勝負つかないぞ!」


 《ザザ》と足音を立てる。


「ク、ていやー」


 トウルが攻撃するが…


 《カーン》と父が大きな盾でガードして、隙をつく、それをカウンターで返す。


 トウルは【限界突破】+【攻撃アップ】+【大負担の予告】を使いたいが、まだ下があるので使えないでいる。


「全力で来い!! まだまだ、お前は! 迷いがある! 全部ぶつけろーー!【限界突破】+【攻撃アップ】+【大負担の予告】+【騎士の意地】+【白き鉄壁】+【聖剣の心得】+【予感】+【命の倍速】+【維持力】+【聖騎士】+【光の剣】+【攻撃倍速】」


「行くぞ!!!」


 トウルは師匠や父や黒騎士の言葉を思い出す。


「【限界突破】+【攻撃アップ】+【大負担の予告】+【勇者の見習い】+【打ち砕く者】+【聖騎士の見習い】+【ドラゴンの意地】」


 さらに……


「我の血よ、巡り、巡る、活動を活発しろ【血の意思】」


「行くぞ!!」


 激しく火花を散らし戦いあった。


 剣が《カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、カン、》と一方に譲らない音を出す。


 カウンターなら、


 さらにカウンターで


「グッ!」


 父に当たる。


 しかし、2人とも動きを止める事は無い。


 汗をかき続け、手元が滑りやすくなっている。


 相手よりも早く、もっと早くと剣を振る。


 風が舞う、高速に動けは、それも高速に追う。


 しかし、父が仕掛けた。


 足を前に踏み込む。


 トウルもそれに合わせて踏み込む。


 2人の攻撃が当たり衝撃が起こる。


 強大な白い風が起こる!


 それでも2人は立ち上がり、また剣を振るのであった。


 今度はトウルが踏み込んだ。


 父も負けじと踏み込んだ。


 次は地面が割れ、さらに大きい風が吹き込んだ。父は少し体制を崩す。トウルは剣で父を刺そうとするがトウルは迷う。


 しかし、父が大声で。


「やれーーーーーー!!! 迷うなーー!!」


 トウルは、父の心臓を刺した。


「くは、」


 父は静かに遅く、倒れたように見えた。


 トウルはヨロヨロになりながら近くに行く。


 父は静かに言う。


「お前は成長したな。父としてこれほど嬉しいことはない。俺がいなくなったとしても、お前だけは強く生きろよ」


 トウルは涙を流した。


 そして父は静かに眠った。


 ☆☆☆


「ここは……」


 トウルが目を覚ますと……


「起きるのが、遅いぞ! このガキ!」


 ゾンビが怒りながら言った。


「くっ……父は……」


 ゾンビは首を振りながら言った。


「それは、お前が知ってることだ」


「俺はどれぐらい寝ていた?」


「1週間、覚えていないのか? 水を口に入れ込んだりしたのを……」


(いや、わからないに決まってるじゃん)


「タテノさんは……」


 ゾンビが指をさす。


 タテノさんが血だらけになって空中に浮いていた。


 トウルはゾンビを睨んで剣を投げる。


「お前! 勘違いするんなよ、俺はお前の仲間じゃない、だから俺は勝手にする。」


 トウルが剣を投げるがゾンビが指で止める。


「俺が初めて会った時よりは成長してるだろうがまだまだ! お前は弱い。戦いを見てよーく、わかった」


「だからなんだ!」


 ゾンビの顔が崩れた。


「タテノが、タテノが悲鳴を上げなかったんだよ!! 逆に俺が笑われた!! そして、お前をよろしく頼むだと……ふざけてるのかタテノは!! 戦いの途中で、だ! 俺を馬鹿にするとはいい度胸だ! おかげで俺はストレスが溜まって溜まってしょうがない! お手紙をよろしく頼むだの、秘伝を書きたかったのだの!」


 そして、トウルに渡してきた。


「タテノと俺で書いた、秘伝だ!」


 トウルは混乱する。


「お前の父とタテノの手紙は最後の敵を倒してから読め!」


 トウルに渡す。


「よし、お前を秘伝と俺の技で最強にしてやる! さっさとしまえ!」


 トウルは、ゾンビと2ヶ月も修行した。


☆☆☆


 イビキをかいている。


「ゴゴゴ、ガガガ……」


「どんなイビキをかいているんだよ」


 あいつ(ゾンビ)を見ながらそう思った。


 トウルは色々なことを思いだしていた。


 ☆☆☆


「そういえば……黒ちゃんに会わなかったか?」


「黒…ちゃん?」


「黒い鎧を着ている奴」


「黒騎士の事?」


「おお! それそれ!」


「いや〜あいつは何階に居たの?」


「298階」


「なるほどな〜でっ強かっただろ?」


「何で聞くんだ? ゾンビの知り合いか?」


「いやいや、ちと昔の話なんだがよ、俺と黒騎士が戦いをしたんだが……」


 ☆☆☆


「おい」


 岩の上で座りながら、ゾンビ(アクレス)は声を掛けられた。


「あ? ん?」


 ゾンビ(アクレス)は、仕事が終わり帰ろうとしていた。


「何故、殺した」


「依頼に決まっているだろ?」


(黒騎士? 国を破滅の騎士か? その話は聞いたことがあるがなぜ居るんだ?)


 黒騎士は突然喋りかける。


「ただの人間じゃないな」


「おお!? それを気がつくか……」


 アクレスはニヤニヤと笑っていた。


「気持ち悪い、そんなにニヤニヤ笑っていたら、女できんぞ?」


「ハン! 何だ、お前は頭おかしいんじゃねーの!! 女なんて必要無いんだよ! 使えるとしたら悲鳴を聞くぐらいかな!」


 アクレスは大胆に笑った。


 黒騎士はそうか……と言った。


「お前は人を遊びのために殺しているんだな?」


「あ? それ以外ないだろう?」


「ただのクズか……」


 アクレスは突然笑うのを止めた。


 そして寒気が入るような上から目線になった。


「死にたいのか? 死にたいんだな!! 」


 アクレスは岩の上からぴょんぴょん跳ねて黒騎士の所に降りていった。


「アハハ、俺を馬鹿にしたことを後悔しろ!」


 ☆☆☆


 アクレスは途中で話を止める……


「で、その後どうなったんだよ?」


 アクレスは考えだした。


「お前と黒騎士があったらどうなったんだ? あいつ戦わないで終わったのか?」


「いや戦って、俺が勝った」


「ん? んんん!! いや……黒騎士は加減していたんじゃないか? 【ノノツの風影】って、技がよ! 厄介でよお!!」


「うん、わかる」


「お前には、わからないだろうけど……わかる!!」


 アクレスはトウルの肩をびしっと音が聞こえる程、力を入れ。


「何処を攻撃してダメージ与えられたんだ! 顔か? いや…足か! ずいぶん足を気にしていたからなあ!!」


「うーん、足場が悪いと動けないらしい、さらに連続して使えないらしい」


 アクレスは乾いた笑顔をして。


「アハ、アハ、ア、ハ、うぜーーーー!! もう少しだったのか!!」


 アクレスは、ものすごい勢いで暴れだした。


 トウルが空気を読まないで言う。


「で、結局のところどうなったんだよ?」


 アクレスに《ビキビキ》と言う音が聞こえた。


「あいつの攻撃を避けないといけないし、俺の攻撃は20分以上当たらないからまぁ、死神と契約してるんだろうと思い逃げた、飽きて逃げただからな!」


 どうやらとても悔しいらしい。


 アクレスは聞いた。


「お前は! どうだったんだよ! 1階から話やがれ」


 トウルはまず師匠のこと話した。


「タヤトが生きていたとはな!」


「タヤト? 師匠はタヤトと言うんですか?」


 アクレスは苦笑をして言った。


「そう言えば、あいつは名前を教えない派だったからな、一部の人間しか知らないと思うぜ!」


 アクレスはどうだ? すごいだろうって言う顔をしている。


 トウルは無視をしていると……


「タヤトはトンデモなく化け物だからな! 教え方も上手だしいいんじゃないか?」


 トウルはこいつが褒めるなんてと思った。


「やっぱり師匠はすごいですね!」


 アクレスは頷き。


「なるほどバランス感覚とか練習させられたろ? ならアレもできるか…」


 アクレスは手を叩き。


「よし、続きだ、どういう風に戦ってきたのか全部教えろ」


 トウルは289階まで話す。


「神刃鬼獣竜か……それはやばいな!? 俺もそれだけは戦って見たかった。早く階を上がれば良かったな!」


 アクレスも神刃鬼獣竜は見た事がないらしい。


「それにしても黒騎士? だったか? やっぱり知能系だな」


「知能系?」


 トウルが聞くと…


「ああ、立ち位置としても良い場所を選んでいる。角刃鬼獣竜は多分、鬼が付いているから、攻撃をするのを早めたな」


 トウルが良くわかってないと……


「鬼系の大半は、時間が経てば経つ程強くなるからな、さあ続きをしてくれ」


 大魔神竜を倒して、黒騎士と家で準備した所まで話すと…


「そうか、そうか、2人で一つ屋根の下で、そうか、そうか」


 アクレスは気持ち悪いぐらいニヤニヤとしていた。


「何だよ!」


「お前……何も感じなかったのか?」


「何が……」


「まあ、良いや続きを……」


 トウルが風呂について話すと……


「やばい、お前が先に風呂の中に入ったの?! そこに黒騎士が入らせて、覗くだろ!!」


「いや…俺も途中で一緒に入ったが……」


「……入った!! え? 入ったの?! お前豪快だな……俺の弟子がこんな奴だとは……いきなりあれやこれや通り越して風呂かよ!! プライバシーを知らないのか!! 」


「は? ちゃんと体は風呂入る前に洗ったぞ? しかし…黒騎士は風呂でも鎧を着てないといけないのかと初めて知ったな」


「なんか……すまん…」


「? …あとは黒騎士は洗濯や料理が上手だったぞ、良い香水を持っていた、4日で辞めたけど……」


「女子力高け〜わ、気がつかないの? お前頭腐っているんじゃん?」


「ゾンビに言われたくない、まあ確かにな? しかし、俺だって出来るからやったんだ」


「どれぐらいの時間で?」


「洗濯は1枚に付き、洗うの3秒、掛けるの2秒、たたむの4秒で普通は出来る」


「……だいぶ早いような気がするがそれで?」


「料理は5秒あれば出来る」


「5? 5分じゃなくて? 何だ? どうせ適当に作ってるだろ?」


「なら、マジックバックに入ってるから食べさしてやるよ」


「これを…凄いな! いや、味の方が最悪かもしれん!」


 アクレスは口の中に運んだ。


「う……うま!! 上手すぎる!! お前昔はオカマだったのだろう!」


「違うわ! うざけたこと言うな!」


「これを作ったシェフを呼んでこい!!」


「いや、ここにいるから……」


「何だ! このシャキシャキ感!」


「キャベツ」


「何だ! この黄色いジャムは!!」


「卵」


「何だ! このパンは!! お前は一体この料理どれだけ時間をかけて出来るようになったんだ」


「5分で出来るようになった」


「お、お前は…」


「お前?」


「黒騎士はもちろん! 工夫していて料理を作る。すべての女子とシェフに謝れーー!!」


「ええーー!」


 いつの間にかこんな話でズレていた。


「まぁ、黒騎士も4日で辞めた理由が物凄くわかった、続き」


 300階を話した。


「なるほどな確かに甘い考えだな! それは戦いは戦争だ! 甘い考えは捨てろ!」


「ああ……」


「して、最後抱きしめられたのだよな? どうだった?」


「友達としてびっくりしたが良かったと思う……」


 アクレスは頭を押さえた。


「お前…好きな女いるか?」


 トウルは顔を赤くして…


「いるが…何?」


「お前…その女の事は諦めろ」


「はあ!! 何でだよ!」


「黒騎士は女だぞ?」


「え?」


「やっぱり、知らなかったみたいだな」


 アクレスは息を吐いた。


「どうしてお前そこまで気がつかないんだよ?」


「だって男の声をしていたぞ」


「悪魔の力を持つものだ、声ぐらいどうでもなる」


「そんな……」


「ま、知ったとこでしょうがないかも知れんがな、人の気持ちにを早く気付いた方がいい」


 トウルはボーとした。


 ☆☆☆


 1ヶ月後


「ハア!」


 トウルは真っ直ぐに剣を振る。


「お前、珍しいタイプだな」


 アクレスはトウルを見て言った。


「何がだ」


「常に基本を意識しているだろう?」


「親友がよく基本は大事だと言っていたからな」


「その話を聞かせろよ」


「そうだなぁ」


 ☆☆☆


「おい! リトン、また寝ているのか!」


 黒い髪の毛を持ち、黒い瞳も持つ珍しい男子。

 トウルの親友は名前がリトンと言う。


「寝不足なんだよ! 寝かせろ!!」


「何だ! 先生にその口は! 外に立ってろ!」


「ホイホイ」


 ☆☆☆


「トウル君また、リトンが怒られていたよね〜」


 トウルに声を掛けて来たのは…

 黄色オレンジ掛かった、美しい髪を持つ少女

 クスクスと笑う、少女の名前はシホ


「可哀想に……」

 

 水色の長い髪を持つ。

 誰よりも心配性な少女の名前はミチル


「まあしょうがない、あいつは光る箱で遊んでて、寝るの遅いし…おい! 今トウル、俺に失礼なこと考えただろう!」

 

「…考えている訳無いだろう!」


 緑の髪を持ち、優しそうだが優しくない。

 村のおっちょこちょいなハンター、名前はオトヤ


 トウルは先生に言う。


「先生お腹痛いのでトイレに行ってきます」


「行ってらしゃい」


 シホは言う。


「なんでトウル君はリトルを構うんだろう?」


 ミチルが言った。


「トウル君はクラスの皆んなが好きなんだよ」


 オトヤが言う。


「先生じゃないのにな…」


 シホは少し怒ったようにボソっと言う。


 〔私だけ構ってくれれば良いのに……〕


 ☆☆☆


「リトン君?」


 トウルは目をつぶって立っている、リトン君に声をかける。


 《トントン》と肩を叩くと《バチバチ》と言った。


「痛!」


「ん? どうかしたのか?」


 リトン君は目を開けてトウルを見る。


「今の何?」


「魔法だよ?」


「魔法!?」


 トウルは目を輝かしてしまう。


「おっとこれは内緒な! もし内緒にしてくれるんなら、夜に良いことを教えてあげる」


「魔法?」


「内緒だ」


 ☆☆☆


 トウルは夜に家を抜け出し、リトン君の家の所まで行く


「来たか?」


「うん!」


「その小さな箱は何?」


「これはまた今度な、なぜこの俺が剣の修行をしないかわかるか?」


 トウルは首を振る。


「俺は好きなことじゃないと毎回続かないんだよ、だからやらないそれだけだ」


 トウルは質問する。


「でもそれじゃあ、もし村が襲われたどうすんの?」


「そうだなぁ、俺は大人なったら世界を回ろうとしている。だから俺は武器を開発した」


 《くるくる》と回して長い棒を見せる。


「トウルにはわからないと思うけど、俺には前世と言う記憶がそのまま残っている。しかも、別世界で生きていたのだ。当然そこにも武器は存在する。それがこれだ! これは銃と言ってな簡単に人が殺せる危ないものなんだ! だから俺の心配をしなくていい、それにこんな魔法も使える。」


 リトン君が手を挙げると……


 リトンは山を指で指す。


 トウルが見ると……


「【カミナリ】」


 次の瞬間ピーカンと光りだす、そして《ゴゴゴ》音が鳴ると……そこには山が無くなっていた。


「さぁ帰れ!」


 リトンはトウルが驚いて逃げると思ったが……


「リトン君!! 凄いよ!」


 トウルは笑顔で言った。


「なら、もし良ければ、その別世界のことを教えてくれよ! 色々と」


 リトン君は呆れて言った。


「くだらないことでいいんなら教えてやるよ」


 ☆☆☆


 トウルが14歳になった頃、リトンとトンデモなく仲良くなった。


 トウルが技を決めている時


「トゥルットゥットゥルットゥップォ、マーチョがまた落ちて行った。わっ、なんだこのステージ難しい」


 トウルが光る箱を見て言う。


「子供の時からやってるけど楽しいの?」


「そりゃ、メチャメチャ楽しいぞ、やるか? この赤い服を着ている。マーチョゲームやるか?」


「いや、いい、やらなくていい、それよりも俺ここまで剣術ができるようになったぜ!」


 リトンは言った。


「新しい技ができるっていうことはいいことだと思う。しかし、お前たちは授業早すぎて、大切なことを忘れている」


「何だよ?」


「さぁ? それは自分で考えろ」


「ケチ!」


 リトンはため息をついて


「じゃあ、あの岩をこの剣で切ってみろ」


 リトンはボロボロの剣を渡す。


「ハアア、鬼斬り」


 トウルは力いっぱい剣を振るう。


 《カーン》と音を響かせて折れてしまった。


 トウルは少しむきになって言った。


「俺はこんなボロボロの使わないよ」


 リトンは言った。


「よし、今度は俺の番な」


 リトンは目をつぶり、足を少し前に出して…


「ふん」


 岩が《ザクザク》と切れて行った。


 トウルはびっくりして聞いた。


「どうやったの?」


「工夫だ、折らないよう、できる限り力を抑えて、ただ真っ直ぐに切っただけだ。俺のやってるゲームだって基本を使いながら進んでいくだ、まぁ難しくてクソゲーとは言われているがな」


 リトンは基本は何よりも大切だぞと言った。


 ☆☆☆


 アクレスは、お話を聞き言った。


「なるほどなー、天才だな! もし、そいつが居たのなら早く終わったな攻略」


「リトンは本当に良いやつだった。俺の近くにはいつも居たし、しかし、リトンは旅立ってしまった」


 ☆☆☆


 17歳の時だった。


 シホがトウルに言った。


「あんた最近どうしたのよ! 技を磨かないで常に剣を振るだけ! 今のあんたはどうかしているわ、私に負けているし!」


「俺はもう一回初めから練習しているんだ、邪魔しないでくれ」


「ん? トウルどうしたんだ?」


 リトンが来た。


 そして、シホがリトンに言ったのだった。


「あんたがいるとトウルまで弱くなる! もうトウルには、関わないで!」


「ん? 知らんがお前が強くなっているだけじゃあないのか?」


「馬鹿にしないでよ! トウルは物凄く強かったんだから! あんたが何か吹き込んだんでしょ!」


「なんで吹きこまないといけないんだ?」


「あんたが弱いからに決まってるじゃない!」


「お前が勝ったら、俺はトウルとは明日から二度と関わらない」


「いいわ、勝負よ」


「場所は夜、村の決闘祭りの時だ!」


 ☆☆☆


 アクレスは言う。


「おお! 良い展開になってきたじゃないか!!」


「それがあまり良い展開じゃないんだよな」


「?」


 ☆☆☆


 シホ対リトン


「説明いたします。この大会では四角のゾーンから出た人は負けとなります。また、もしもの時には審判の指示により負けが決定することもあります。では……始め!」


「叩きのめしてあげる!」


「いつでもどうぞ?」


 リトンはあくびをしながら、手で挑発をした。


「ハアア!」


 シホは次々に攻撃するが、リトンはすべて避けるのであった。


「どうして、当たらないのよ!」


「女が怖い顔をしていると男は寄ってこなくなるぜ」


「はああ! よくふざけた態度とってられるわね!」


 シホが言う。


「【限界突破】+【ドラゴン斬り】」


 シホが一気に決めようとするが……


「【超重力】」


「何! 何なのこれは…」


 突然、自分の体が重くなったことにびっくりしている。


「はい、終わり。さあ降参してくれ、トウルの友達を傷つけたくはない」


「ヤダ」


「なら悪いが少々傷ついてもらうぞ」


「ヤダ!」


「おい審判! もういいだろう俺の勝ちで……」


 しかし、審判は言った。


「何言ってるんだ? (笑)終わってないだろ?」


 審判はリトンやシホを嫌っている。先生であった。


 リトンは諦めて一撃で終わらせようした。


「リトン待ってくれ!」


 トウルが止める。


「どうしたんだ?」


「後は僕が説得するから…」


「わかった2分だけ時間をやる」


 トウルとシホは話し合う。


「負けを認めてシホ」


「ヤダ!」


「お願い!」


「ヤダ! トウルは何にもなかってない!」


「はぁ? 何がだよ?」


「トウルは私と一緒に居ないとダメだもん」


 トウルが切れた。


「はぁ! 俺は昔の頃の俺じゃね! 


 昔の俺と一緒にするな! だいたい! お前に勝つため、俺は新しい技のため努力したさ! それでも最近はシホにあっと言うまに抜かされてるんだよ! 


 だからさ! リトンに見てもらおうとしてたんだよ! 何でもいいから剣でシホに勝ちたかったんだよ


 それが何? リトンと離れろ、離れろと何なんだよ! お前は!」


「なら! 私に聞けば良いでしょ!!」


 シホは急に光を出して暴走し始めた。


「危ない!! 届け!!」


 トウルをかばうようにリトンは守った。


 審判が言った。


「この勝負シホの勝ち」


「く、バカやろ! 痛え!」


 シホが呆然と言った。


「嘘……何で…」


 トウルも驚き固まっている。


 リトンがシホに言った。


「お前は天使が言っていた、勇者候補なんだよな……天使!…悪いが俺はこいつと一緒に魔王を倒しに行く気は無い!」


 リトンはトウルの方向を見て今にも泣きそうな顔で言った。


「トウル負けしまってすまん……お前には伝えとかないといけないことがある。俺は今からこの村を出て行くことにする」


「そんな突然な…」


「トウル…前に前世の話をしたよな? 前世の時にはな…俺のちっちゃい子供がいたんだわ、これからだって言うのに……突然トラックが曲がってな、俺は生まれ変わったんだ。


 俺の家族は俺がいなくて大丈夫だろうか? 俺はそんなことを毎回思う……確かに昔は小説を読んで転生して魔法が使える国に行きたいと思った事もあるんだが……


 何でこれから家族になるって時に…転生なんかするんだよ、何で…転生…何だよ! しかも前世全部覚えているんだ……俺は何度死のうとしたことか……記憶がなければ、こんな悲しい思いしなくて済んだのに……


 もう人生がどうでもよくなった。そんな時、お前が来たんだよ。お前を俺は子供代わりにしていたんだよ。そうしなかったら俺は耐えられなかった。


そう、お前のおかげで今まで俺は生きて来れた。


そして俺はこれから前世の世界に帰るため、世界中を回って手ががりを探す。ホントはこれに勝ってお前と一緒に冒険したかったんだがな……


本当に今までありがと、そして本当にすまなかった。このお守りをお前に渡す」


 リトンはトウルにお守りを渡すと……最後は笑顔でこう言った。


「夜は俺が準備した面白いものがある。ちゃんと見とけよ」


 リトンはジロリとシホを見て空気を冷やすように言った。


「お前が勇者候補だから強かっただけだ! 別にトウルが弱くなったわけではない。トウルに関わるなと言ったからには、トウルに怪我をさせるなよ? 俺は約束を守る男だ」


 リトンは皆んなに圧力を掛けてシホルに近づくのだった。


「俺にとって、トウルが居たから居たに過ぎない。俺にあんなこと言ったんだから、 勇者候補なんて関係ない。天使や魔王も関係ない! もし、トウルに大怪我なんてさせたら…帰るついでにお前を捻り潰す」


 リトンは置いてあった荷物を背負って行ってしまった。


 シホは怯えながら


「……ただ昔みたいにトウルと話したかっただけなのに……」


 その後《ヒュー、ドン》と音が聞こえる。振り向くときれいな花火と言う物がいっぱい上がっていた。


 しかし、心は寂しかった。


 ☆☆☆


「その後からシホとはほとんど話していないんだよね……」


 アクレスは言う。


「泣いてもいいんだぞ?」


「え?」


「それは仕方がなかったことだ。お前のせいじゃない。だからそんな辛そうな顔すんな! 迷ってることがあるんなら全部吐け!

 これから戦うって言うのにそんなんじゃダメだ!」


 トウルの目からは涙が溢れた。


 ☆☆☆


 トウルが言った。


「また、会ったら親友になろう」


 アクレスが起きて言った。


「俺が寝てる間に…何を言ってるんだ?」


「起きていたのかよ!」


「もう少し寝るから、そしたら行くぞ」


 今までアクレスと修行をした内容は……


「22階のスライム使えそうだから取りに行くぞ」


「ケンケンしながら気がつかれないように行けー」


「いや、これ以上思い出すと…止めよ。辛いから…」



 2時間が経った。


 トウルは言う。


「行くか!」


 アクレスはこれが寝るの最後になるかもしれないと言って寝るのだが起きてしまったみたいだ。


「そろそろか? ダンジョン完成まで…良し止めに行くぞ!」


 2人は階段を歩き出す。さぁ最後の戦いだどうなる?


 ☆☆☆


 階段を歩いている途中


「あ! トウル…トラップ」


「え?」


 トウルが踏んだ瞬間、下から煙のようなものが来た。上からはモンスターの声がいっぱい聞こえる。


「挟み撃ちだなこりゃ」


「どうするんだ」


「俺が上に行く、トウルはボスに行け!」


 アクレスは上に向かって言った。


「遊びは楽しましてくれよ!」


「さて…あのゾンビは置いといて俺は下を行くか?」


 地下3階


「ここから先は行かせない」


 そこには、黒、白、赤、青、黄、緑のフウドを被った6人が居た。


「【火の剣】」


「【水の斧】」


「【風の弓】」


「【光の杖】」


「【黒の鎌】」


「【白の槍】」


 赤の人と青の人がトウルに向かう。


 トウルは受け止める。


 緑の人と黄の人が背後を狙う。


「我が血よ、空に浮く事を許し、我を守れ【血の盾】」


 トウルは背後を守る。


 青の人が斧を振ると水が飛んでクナイとなった。


 トウルに当たるが白い煙となって消える。


 白の人が言う。


「奴は何処だ!」


 トウルは背後に白の人の首を狙うが黒の人に止められる。


 黒の人は言った。


「気をつけろ」


 トウルは下がり言う。


「トリプルダッシュ!」


 赤の人が言った。


「早いが甘い!」


 赤の人と黒の人がトウルの動きを見て挟み撃ちにする。


 緑の人が矢を飛ばすがトウルは、また白い煙となって消えた。


 白の人が言う。


「またか」


 黄の人が言った。


「【目くらまし】」


 しかし……赤の人は言う。


「効かなかったらしいな」


 出てこないな……


「あたりを見回してもいないしな」


 5分後


「おい! どうして攻撃してこないんだよ!」


 赤の人が切れていると…


「「うるさいだまれ」」


 黒の人と青の人が言う。


「まあ、これが狙いじゃない? ダンジョンマスター呼ぶ?」


「これが狙いなのかもしれないよ」


 黄の人が言うが緑の人が反対する。


 ☆☆☆


 10分後


「来ないな……」


 黒の人が言った。


「仕掛けるか!」


「【黒の玉】」


 次々に撃つ


「我が血の結晶よ、固まり、弾丸とかせ【血の結晶弾】」


「な! 危な!」


 赤の人がトウルに剣を投げる。


 トウルは言った。


「厄介だな……ゾンビは何をしているんだ!」


「ゾンビ?」


「お! もう1人侵入者が来ているか?」


 ダンジョンマスターが空中に突然現れた。


 緑の人が言った。


「ダンジョンマスター様、ここは危険です」


 しかし、ダンジョンマスターは聞く耳を持たず。


「余も遊んでもらおう!」


 トウルの上に空間が出来た。


 すると《ドーン》という音が聞こえて、強大な岩が何個も見えない程の速さで降ってきた。


「【緊急回避】」


 トウルは攻撃の近くの方で現れた。


「やばいな、クレーターが角刃鬼獣竜よりもハンパない。まだか! ゾンビは!」


 ダンジョンマスターは言う。


「終わりだ!」


 赤の人と青の人と黒の人がトウルに行くが…


「行くぜ、行くぜ、アハハ、アハハ、アハハ【天下無双】」


(ゾンビが来たか)


 トウルはアクレスを見ると……


「ようやく来た……ウソウソ、ゾンビ待て待て、アクレスさん待ってください!」


「トウルー【緊急回避】しろよ!!」


「ゴゴゴ!!」


 赤の人と青の人と黒の人は空中に飛ぶ。


「くは!」


「痛」


「おえ」


 ダンジョンマスターが言う。


「どうゆうことだ? 白」


「わかりません!?」


 赤の人は言う。


「どうして此処にヘビモス達が居るんだよ!!」


 アクレスは言う。


「やー、大丈夫?」


「結構キツイ……」


「タコちゃんは赤の人と青の人をよろしく! イノシシちゃんは緑の人と黄の人をよろしく! ドラゴンレートは白の人と黒の人をやって?」


「ゴゴゴ」


「焼いて、たこ焼きにするぞ!」


「水使いの、この私に勝てると?」



「キャンギギギャ」


「狩るのですね!」


「いやな組み合わせだね〜」



「グルル」


「最悪の相性だな…」


「トラップ用のゾンビ化したドラゴンですか……」


 アクレスは喋る。


「ダンジョンマスターはお前か?」


「久しぶりだな…アクレス、何故邪魔をする?」


「なんでお前はこんな事をしている?」


「全てはアクロロ様の復讐の為、アクレス、お前も手伝え」


「悪いな復讐の為ならアクロロさんに止めろって言われているからな? 国の犬としてお前を倒す」


「なら、ダンジョンマスター(ヤブカキ)参る」


「おうおう、こいや!」


 アクレスが言う。


「【攻撃アップ】×100」


「行くぞ! 【空間砲】」


 アクレスの上から岩が降る。


「【クモ糸】 無理か!」


 アクレスが上で糸を貼るのが岩の力が強くて途中でジャンプして回避する。


 アクレスが疑問をぶつける。


「おいおい、普通は岩があんな威力にならんぞ? どうやっているだ?」


「上から岩を落とし続けて地面に近づいたら空間にしまい。また、上から岩を落とす。ただその繰り返しだ」


「ん? おいおい!? つまりあれか? 上から、いきよいを落さずにずっと落下をして加速をさしているのか? それを俺たちにぶつけてると? 」


「それだけでなく、余も工夫している。いくら落下し続けてもある一定の速さになり落下し続ける。理由は空気抵抗だ。しかし、もし空気抵抗が無く真空状態で落下させたらどうなる?」


「無限に早くなると……」


「それを今から見せようと思う!」


 アクレスに空間が出来た。


「【空間砲】」


「悪いな!【物理法則〈落下〉無しステージ】」


「何!?」


 空間から岩が出て来たが…《コロン》と落ちた。


「【糸針】」


 ヤブカキが避けるが…


「アハハ、どうした?」


「【レーザー砲】」


「おっと! 誰か忘れているぞ? 歯をくいしばれ!」


「な!」


 トウルがヤブカキに剣で攻撃をした。横に吹っ飛んでいく、ヤブカキをゾンビは走り蹴りを入れる。


「調子に乗るなよ!」


 ヤブカキは回転をして体制を立て直し言う。


「【ミサイル】×5」


「そんなのを避けるのは簡単だぜ!」


 アクレスは次々にかわすが……


「狙いは俺か!」


 トウルも避けるがミサイルはカーブしてトウルを追いかける。


「我が血の結晶よ、固まり、弾丸とかせ【血の結晶弾】」


 爆発をしてミサイルは無くなった。


 アクレスは言った。


「俺のパンチは筋肉のリミッターが外れてるぜ!【ぶち抜く】」


 《ドーン》っとすごい音が鳴り、ヤブカキは体に穴が開き倒れた。


「おい! トウル! 最後は、お前が倒せ!」


 しかし……


「お前の体をもらう!」


「な! お前は!」


 アクレスは黒い渦に巻かれている。


「大丈夫か! ゾンビ!」


 トウルは心配そうに声をかけるがそれどころではない。


「久しぶりだな!」


「なるほど、てめえーだったのか!」


「悪いがお前の体をいただく!」


「クソ! ウザイ奴め!」


 ゾンビは大暴れをして黒い渦を取ろうとするが……


「無駄だ? お前もわかってるだろ?」


「ああ! 確か1日に一回体を奪えるんだったな! 俺じゃなくて、もう1人りの男を狙えばいいだろ?」


「普通ならそうするだろう…しかし、お前は仲間も殺すやつだからな…」


「クソが!!」


「もう少しだ諦めろ!」


 トウルを心配して言う。


「俺はどうすればいい!」


「離れて戦う準備をしておけ!」


 ゾンビは言う。


「アハハ、アハハ、アハハ」


「…何が可笑しい!」


「俺の体に爆弾が仕掛けてあるのだぜ! じゃあな!」


「何?!?!」


 ゾンビは顔面を殴り、爆発をした。


「クソが!!」


 黒い渦はギリギリのタイミングで離れた。


 トウルは警戒をする。


「貴様はアクレスの弟子か? 余は黒い悪魔、第2魔極の4人の1人墓の番人カムイだ!」


トウルは戦う準備をする。


「【限界突破】+【攻撃アップ】+【大負担の予告】+【勇者の見習い】+【打ち砕く者】+【聖騎士の見習い】+【ドラゴンの意地】+【糸腕】+【糸足】」


 さらに……


「我の血よ、巡り、巡る、活動を活発しろ【血の意思】」


「俺はお前を倒すものだ!」


 トウルが攻撃を仕掛けるが……


「【黒鬼】+【黒早】+【次元の速さを持つ者】」


 《パン》と凄い音を立てて、いないと思ったら、トウルは肩を掴まれていた。


「遅い、遅い」


 トウルは顔面を殴られた。


「貴様が吹っ飛ぶのも余にとっては遅い」


 吹っ飛ぶ先にはいつもカムイが居て蹴ったり殴ったりして吹っ飛ばす。


「遅い…ぐは!」


 トウルの【勝利の予測】が少し発動して相手の次の攻撃がわかったので殴った。


「行くぞ!」


 これを逃さないとトウルは突っ込むが何かの攻撃で傷ができる。


「何が? 空中に切れ目を入れてる?」


「よくわかったじゃないか?」


 カムイが笑って言った。


「さぁ俺に近づくことができないぞ?」


「我が血の結晶よ、固まり、弾丸とかせ【血の結晶弾】」


 《バンバン》と撃つがカムイは空中で止める。


「我の血よ、細胞の情熱を持って、爆破しろ、【血爆破】」


「何!」


 カムイはすぐに離れる。


 トウルは無理矢理カムイに近づいて殴った。


「ぐ!」


 カムイを殴ったがトウルも殴られた。


 カムイが回転をして立て直す。


「そろそろ、遊びはここまでだ! 【デビルポイズン】」


「ぐあ!」


 トウルの右手に【デビルポイズン】がかかる。


「アクレスの弟子よ、終わりだ!【結界・密封状態】」


「苦しい!? どうして?」


 トウルは苦しみ始める。


 カムイはただ見ている。


「アクレスはもう死んだ。貴様も、もう終わりだ」


「どうすれば……」


「ん!」


 カムイが何かに気づき攻撃を避ける。


「何者だ?」


「……」


「む!」


 カムイは何者かに背後を取られたように感じ刀を出して切った。


「ゾンビか! アクレスはまだ死んでないのか?」


 ゾンビは距離を取った。


 その間もう1人の奴が結界を切っていた。


「黒影?」


 トウルの目の前にいたのは、黒騎士の技で出来た。黒騎士の剣を持った。黒影であった。


「一人は誰だ」


 トウルが疑問に思い見てみると…


 タテノさんに大量のスライムやモンスターがくっ付いた、ゾンビだった。


 カムイは腹を立てて言った。


「切っても切っても、スライムが繋ぎ合わせるな!」


 黒影も参加する。


「本気で怒った! 【第2悪魔】」


 背中から腕が二つで出来た形になった。


 カムイはゾンビを氷ずけにして砕き倒す。


 黒影も戦いに参加するがカムイが4つの剣を持ち、切り裂いた。


「ここまでだ、貴様はじきじきに余が倒す【ジャーナボール】」


 トウルは右手を切り落として、火で消毒をしている時、黒いボールが来た。


「終わりだ!」


 トウルはそれに当たってしまう。


 カムイは勝利を確信して言った。


「たわいもない」


 カムイがヘビモス達に向かうが何者かに捕まれた。


「何だ!」


 そこには倒したはずのトウルが居たのだった。


「くらえーー!!」


 トウルの鎧が光だしていた。そう【全回復】だ、そしてカムイは見た事ある剣技に恐怖した。


「まさか、なぜ勇者じゃない! 貴様が使える! やめろーー」


「師匠から受け継いだ技だ!!」


「英雄や勇者の遺物、歴史を感じる者は時を示し、正す、大地や火山や氷河も歪む、時空の閃光剣【ゼオ・ソード】」


「くあああーー」


 トウルはカムイとヘビモス達までも飲み込む閃光剣を出して、ダンジョンに穴を開けた。


「終わったか……」


「終わったな」


「!?」


 トウルが振り返るとゾンビ(アクレス)の頭があった。


「生きていたのか?」


「おいおい、自分の技で死ぬ訳ないだろ! 勝手に殺すな……崩れてきてないか?」


「……だな、逃げるぞ!」


 最後


 トウルは英雄ではないだろう、歓声や讃える為に戦った訳では無いのだから、しかし彼は人類を救った。これは事実である。彼の身近が平和だったら良いのだ。

 人間とはそういうものであろう? 彼が帰るべき愛した場所があるんなら、守るためなら、彼はまだまだ戦うであろう。何せ彼は自分の心の中では英雄のだから……



 ゾンビ:「腹が減ったな〜」


 トウル:「我慢しろ今それどころじゃあ、ない!!」


 続く……のか?


♪♪♪


「英雄や勇者の遺物、歴史を感じる者は時を示し、正す、大地や火山や氷河も歪む、時空の閃光剣【ゼオ・ソード】」


 説明


 敵の近く、敵が3体以上などなど状態が揃ってないとダメな技。また1人につき1回までとする。



♪♪♪


 ここまで読んでくださりありがとうございました。



 一応自分で考えられる質問です。


 どうして、分かるが漢字じゃないのですか?


 何故か漢字だと違和感があった為、わざとです。他の間違えているや分かり難い所は教えてもらえると助かります。


長々とありがとうございました。


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