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イレギュラーなプロローグ

世界には現代の科学では解明できないことがたくさんある。

科学はそれほど万能ではない。だが人は科学で証明できないものを

否定し拒絶し受け入れない。



西暦2014年以降、世界では非科学的なことが起こり続けていた。

超能力、妖怪、幻獣。それらを“イレギュラー”と呼ぶようになり

科学を中心としていた世界は………



“なんでもありな世界になった”







ーーーーーーーーーーーーーーーー



ー西暦3014年ー




「おい、佐藤!佐藤!話を聞いているのか!」



「す、すいません」



ザワザワ



「また、佐藤が怒られてるよっ」



「あいつ、学習しないよな。何回も怒られてるのに。」



これで僕が怒られるのは、中1の6月にして23回目だ…

しかもそのうち17回は牛頭ノ内先生だ。そして同級生に

嫌な笑い方をされるのは37回目、もういい加減慣れた………



「おい佐藤、お前が眠りやすい種族なのはわかってはいるが

本当は、お前がやる気がないだけじゃないのか?」



「い、いえそんなことは………」



僕の名前は佐藤・S・バク太郎。

種族は人間と幻獣種の夢喰いバクとのハーフだ。

バクの血が流れてるせいでいつも眠いからそのせいで

人間と、妖怪 牛頭 のハーフの牛頭ノ内先生に怒られる。



本当は血統のせいでなにか事情がある場合は学校側も

問題を認めているのに牛頭ノ内先生は僕のことをいつも怒る。

最低な先生だ。周りもそれに便乗して僕のことを馬鹿にしている。

だから、僕は学校というものがあまり好きじゃない。



「おい、佐藤。教科書24ページを読め。」



「は、はい。西暦2014年以降突然、当時の科学では

否定されていた妖怪、超能力、宇宙人などが爆発的に

増加し、それらはイレギュラーと呼ばれるようになり

各国はイレギュラーに対して共生するよう世界各地に要請して

現在では、各国の早急な対応で我々イレギュラーは現代で

差別されることなく生活ができている。」



「やればできるじゃないか、佐藤。」



何がやればできるじゃないかだ。教科書を読んだだけで………



「えー、佐藤の言った通り我々イレギュラーは西暦2014年以降

爆発的に増加した。理由は今だにわかってないのだが………

底なしの黒 穴 (ブラックホール)のせいだと言われているが

未だそれを証明できていない。 」



底なしの黒穴(ブラックホール)はイレギュラーが2014年の現代社会に

姿を表す前に全員共通して見たとされる謎の黒い穴だ。僕の先祖の

バク蔵さんも見たそうだ。1000年後の子孫にも受け継がれるってことは

そうとうすごかったんだろう。



「そして、我々イレギュラーは、1000年という時間をかけイレギュラーの

国を作った。それがここ“イディオム”だ!」



そんなの誰でも知ってるよ…



「ここはイレギュラーの血が入っている者だけが住む国。

まあ、知っての通り学校では、人間ベースの見た目の者と

イレギュラーベースの見た目の者は別々だがな。」



人間は、僕らを受け入れたのにこの国は思いっきり差別をしている…



「さらに、人間とイレギュラーに血統を持ち超能力までもが使える者を

神使(メッセンジャー)という。そして理想郷(アヴァロン)に住む権利を持つ。」



「先生」



「どうした、羽崎」



「じゃぁ私たちは超能力が使えたら理想郷(アヴァロン)に住めるんですか?」



「まぁ、住めるんだがその可能性は低い。イレギュラーは超能力を持ちにくいんだ。

それに超能力を発現するのは14歳までだ。だから、お前ら中1には後1年しかないんだ。」



「他に方法はないんですか?」



「あるんだが、神使の付き人にいなるぐらいしかないな。」



「付き人ですか?」



「だが、それも可能性は低い。理想郷(アヴァロン)は限られた人物しか住めない から神使の付き人も1人だけだし、そもそも神使が少ないからな…」



「そうですか…」



やばい。クラスの人気者の人間と翼猫のハーフ、羽崎 えあが牛頭ノ内と話している間にまた、眠気が………………うん、眠気には勝てないよな……………



中3の作品なので、低クオリティですが感想待ってまーす( ̄▽ ̄)

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