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河野軍進撃

素人投稿なので感想・アドバイス等お待ちしております。

(本当に素人なので時代考察・小説のマナーなんでもかまいません)

今後の励みにしたいので素直な評価をお願いします。

(低評価・高評価いろいろな方がおられると思いますので自分のお気持ちに従ってください)

盛国が曽根城に戻り報告していた。

「申し訳ありません。力及ばず説得には至りませんでした。」

「よい。もとより形式だけの使者なのだから気にするな。むしろ面倒な役どころを押し付けてすまぬな。後の事は我々に任せて湯築に戻り道宣を補佐して欲しい」

「滅相もありません。それではお言葉に甘えて先に湯築に戻らせていただきます」

「殿のもうされる通り、成功したら運がいい程度の形ばかりの者なのですから気になさるな」

頭を下げる盛国に対して気にするなと手を振る。

晴通としても実際成功確率は無いに等しいものだったのだから気にし過ぎてもらっては困る


盛国が出た後に友直と話し合う。

「ここまでは予定通りという事になります。この後も予定通りとなれば良いですな」

「うむ。全軍に進軍を指示せよ。喜多山・新谷を通り徳森へと出て冨士山とみすやまに陣を築くぞ距離にして3里ほどの距離だ迅速に行動せよ」

家臣一同

「「ははっ」」

大野友直

「徳森までは道が狭い。平岡殿と重見殿が先陣となり中陣は我が隊と殿の部隊で後陣は和田殿・武田殿・曽根殿の順で行く準備が出来次第進軍開始。もし伏兵があるとしたら新谷の可能性が高いことを念頭に行動されたし。奇襲なら徳森の入り口付近から足場がぬかるむ湿地地帯になるから一撃当ててくるとしたら徳森に入ってすぐが怪しいから平岡殿も重見殿も覚えておいて欲しい」


河野軍は進軍していくが新谷では攻撃は無かった事を安堵するも徳森への警戒は上がっていく。


徳森に重見・平岡が入る

「重見殿これは思った以上にぬかるみがすごいですな。慎重に進まざる負えん」

「そうだな訓練の時の様に5人1組となり助け合いながら進むのだ!だがここまでだと大野殿が奇襲を心配されていたがここではまともな戦にはならんから相手も出ては来ないだろう。出てきても冨士山周辺か肱川だろう」


「そうだなこうまで歩くのが難しいとなると戦うどころではないな」

そう考えて2人は警戒より安全に進むことを優先させたその結果、宇都宮の祖母井軍に気づくのが遅れた。祖母井軍300は地元の者や普段から湿地での仕事を生業としている物を雇い入れているので河野軍と比べてスムーズに移動いているし戦闘行為も十分に可能だった


祖母井

「全軍攻撃!相手は足を取られて上手く動けぬ後続が来るまでに出来るだけ損害を与えるのだ。ただ無理に近づく必要はない相手は動けない的なんだ持ってきた石や弓で被害を与えることを考えよ」

平岡

「あれは宇都宮軍の祖母井か?抜かった!我々だけで反撃は難しい防御に専念すんだ。慌てるな落ち着いて行動しろ慌てると余計にぬかるみに足を取られるぞ」

重見

「まさか大野殿の言われた通り奇襲されてしまうとは何たる失態!反撃するのだこのままやられてばかりでは収まりがつかぬ」

言われて平岡の兵は上手く踏ん張ったりお互いに支えあい上手く相手の攻撃をいなしているが重見の兵は無理に反撃しようとして足を取られて倒れるなどして組織として混乱しはじめる。流石にまずいと思い重見は混乱を納めようとした。

祖母井

「今こそ好機!混乱している部隊に攻撃を集中すんだ相手はカカシも当然だ突撃するぞ!」

重見への攻撃は激しさを増したそれに比例するように混乱は大きくなる。祖母井軍はそのまま重見軍に突撃し多くの死傷者を出すことになった。

祖母井

「よしこのまま菅田城に入城する」

祖母井軍は重見軍を突き抜けるとそのまま菅田城方面へと異動した。

中軍が到着したのだ祖母井軍も動き回って体力も消耗していたのと矢と石も使い果たしていることからこれ以上の長居は無用と判断して菅田城に入城したのだ。


「友直、明らかに重見軍が被害が大きい救援に向かえ。伝令!後軍へ連絡して50人ほど急ぎ傷薬などを持たせてくるように伝えよ」

友直

「重見殿大丈夫ですか」

重見

「私は大丈夫だが折角、大野殿の助言を活かせれることなくやられてしまった。すまぬ」

友直

「重見殿反省は後にして、これからの事を考えましょう。混乱は落ち着いてきましたし菅田城に入った部隊を好きにさせては我々が不利ですが先に全力で落とすわけにもいきません。大洲城攻略は時間との勝負だからです。」

平岡も合流してきて確認する

「何故ですか?時間は我々には有利だと思っておりましたが」

「宇都宮が西園寺に援軍を求めている可能性が高いからです。そうなると籠城されて時間稼ぎされた場合、西園寺と宇都宮の両軍を相手にしなくてはなりらなくなるのです」

重見

「なんと!ではこうしてはおれんスグにでも大洲城を攻め落とさなくてはならんな」

友直

「いえ、まずは平岡殿に菅田城に入った者達を包囲して自由にさせないようにしてください。菅田城を抑えることで後方を荒らされなくてすみますので」

平岡

「ですが、城攻めで兵数が心もとなくなりませんか?」

平岡の兵はほとんど被害は無いがその兵が菅田城に行き重見の部隊は300近くまで減らされているの上に時間制限付きだと聞き焦る2人を落ち着かせる友直

「安心してください城攻めは早期ですませる為に和田殿の部隊を連れてきたので大丈夫です。安心してください。我々は冨士山に本陣を築きましょう」


河野軍は冨士山に陣を築き各武将を集めて軍議を始める。

「それでは軍議を始める。詳細は友直よ頼む」

「はっ!それほど難しいものではありません。平岡殿はこのまま祖母井軍を抑え込んでください。そして足軽1000の指揮は私がとり正面から攻めます。そして和田殿は大洲城の肱川対岸2町(約220m)の位置からお願いします。そして重見殿は和田殿の護衛をよろしくお願いします」

重見

「それだけか?和田殿の部隊は100名ほどだろ?何をするのか知らぬがそれだけで大洲城が落とせるのか?」

武田

「大洲城は堅固な城であり、正面からの攻撃では大きな犠牲が出る可能性がありませんか?」

晴通

「信じられんかもしれんがこれで大洲城は5日で落ちる!」

重見

「殿がそこまで言われるのなら信じて己が役目を果たしましょう」


翌日早朝から河野軍の攻撃が始まった。


友直は正面前で弓の届かない位置で待機している。

攻めきれないのではない。タイミングを待っているのだ。


そのときはスグにきた「ドーン!!」と一斉にとてつもない大きな音が鳴った。大洲城対岸にいる和田の大筒隊の攻撃が始まったのだ。宇都宮軍は攻撃にもその音にも混乱を起こしていた。友直はその隙を見逃さない。

友直

「突撃!!」

友直は正面より大洲城を攻める攻めての士気は高い!新兵器の援護射撃がるのだこの大きな音は自分たちの味方だというのが兵に力を与えた。


宇都宮豊綱

「なんだ何が起きた。井上よ状況を確認してくるのだ」

宇都宮家全体が動揺していた。いきなりの爆音に驚き状況を確認させている

井上重秀

「はい!スグに」

井上は肱川側へとでると二十匁(75g)の玉がいくつも壁にめり込んでいる。一部、堀などを破壊している。近くに居た兵に話を聞くと50人ほどが筒をこちらに向けていたので何をするのかと笑っていたら大きな音とともに弾が壁にめり込んだり破壊していたという。その話を聞き井上は鉄砲を思い浮かべた。井上は豊綱の元へ戻り報告した。

「そのような物を持ち出して来たのか!道理で強気なはずよ。だが西園寺の援軍が間に合えばこちらにも勝機がある何とか耐えるのだ」

野村助之進

「ですが兵の混乱も激しく状況は良くありません。私も前線にでて伊藤殿を手伝ってまいります」


友直

「コチラはこの日の為に鍛えてきた足軽衆なのだ。負けるわけにはいかない」

そう言って城を攻める河野軍は一方的だった。第2陣の大筒の攻撃に翻弄された宇都宮軍は完全に浮足立っていた。



夕方になり一度引き上げる河野軍


2日目

流石に宇都宮軍も慣れて来たのか友直側は、きっちり防衛してくるが和田軍側に変化は会った大筒隊をどうにかしようと思ったのだろうがワザと開けておいた北門から別動隊の井上が出て渡河してくる。

「重見様狼煙です。北門よりが出てきました。」

重見

「相手を渡河させてはならん何としても守り切るぞ」

だが何を思ったか相手は真正面から渡河をしようとしてくるので重見だけでなく和田の大筒でも狙われて簡単に壊滅した。

和田

「何をしたかったのでしょうか?」

重見

「分からぬ。まさか大筒が城しか攻撃してこないとか思って居ったのだろうか?まあ考えても仕方ないこのまま攻撃を続けよう」

和田

「そうですな」


3日目

宇都宮豊綱

「援軍は間に合わなんだな」

安藤甚三郎

「はい。これ以上は城が持ちますまい打って出るしかありません」

宇都宮豊綱

「よし、全軍出陣じゃ!!この一戦に全てをかける」

家臣一同

「「は」」


宇都宮軍は城からうってでてきた。総数500それに対して河野軍は800を前に出し和田・重見軍は本陣で待機している。宇都宮の負けは濃厚であった。

河野軍から一人の若者が出てくる。

「河野晴通である宇都宮豊綱殿、もう戦は決した降伏されよ。悪いようには致さぬ」

宇都宮軍からも豊綱が出てきて応じる

「河野晴通殿我々はまだ負けてはおらぬ。宇都宮の強さを特と見よ!」

昼過ぎに決着はついた。

壮絶な戦いの末に勝利を収め宇都宮豊綱をはじめ武将をとらえることに成功したのだ。

重見軍も一緒になって戦後処理をしていた時だった晴通のもとに伝令が来た。

「敵襲、敵襲です。北只方面より1000の軍勢がやってきました。家紋は西園寺」

晴通

「思ったより早いなこのまま引いてくれたらいいのだが」

友直

「本陣のふもとに移動しましょう。そうすれば大筒の射程内にはいるので和田が援護できます。そうすればもう1戦ならできるでしょう」

晴通

「全軍移動せよ」

・最初は新谷で戦わせて負けたふりして喜多山まで引き込んでの一網打尽を考えたんですが宇都宮の想定する兵力が1500に対して兵数が多い河野軍が逃げるのは簡単には引っかからないと判断してボツ

・川を関止めての水攻めを考えました水害の多い地域だし行けるでしょ。けど調べると高低差が15mくらいあるし支流に流れていくからそんなに効果的ではない。後資金的にも大変そう

などなどボツ案でした。

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