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猟奇殺人と無差別殺戮

「冗談では無いし、そもそも、ヒタカを好きになったのは、僕が一番早い筈だよ。幼馴染みなんだから」


幼馴染みなのは、華田だ。


「あのなあ、ドゥーアー……」


「まずその呼び方がいけないな。昔の呼び方で呼んで欲しい」


……華田のか?


「ハナ、これで良いのか?」


「うむ。僕を満足させないと、僕を殺せないよ」


本当にこれで効果が有るのか……?

嘘はつかないとは言っているが……


「さて、御飯の後は、恋人らしく一緒にお風呂に入ろうか」


「あのなあ……そんなのいつもの事だろう、変な冗談を言うな」


俺が溜息交じりに言うと、


「いつもの事なんですか?!」

「のじゃあ?!」


何故かエメラルドとマリア姫が反応する。


「ああ、勘違いするな。こいつ、お風呂に1人で入るのが怖いらしくてな。昔から、ちょくちょく一緒に入って欲しいと頼まれていたんだ」


「いやいや、おかしいですよね。その歳で一緒に入るのはおかしいですよね!」

「なのじゃ!」


「いや、ハナだから」


「じゃ、じゃあ、私も一緒に入って良いんですか?!」


「え、エメラルドと?!そ、そんなの、出来る訳が無いだろ……付き合ってもいないのに、年頃の男女が一緒のお風呂なんて……いや、かなり魅力的なのは本音なんだが……いや、駄目だ、駄目だ」


「うう……」


エメラルドが恨めし気に言う。

言われても、俺も恥ずかしいし、平静で居られないし、色々駄目に決まっている。


「ちなみに、僕も、怖いからって言うのは嘘で、アピールのつもりで一緒に入ってたんだからね。かなり恥ずかしかったんだよ」


「何故お前は、ハナの気持ちを捏造したがるんだ……」


男女の友情の良い例なんだけどなあ。


--


翌日も、恋人のふり、とやらを色々したのだけれど。

結局、華田といつもやっている事ばかり。

特に新鮮味は無かった。


「それで、ハナは、実体化できそうなのか?」


「ん。着実に効果は出ているけど、あとどれくらいかは分からないかなぁ」


間に合うのか……?


「大丈夫か、エメラルド」


「はい……ホダカ……なんとか」


エメラルドは、青ざめる事が多くなった。

まあ、当然だろう。

あと1日と十数時間で、死ぬと宣言されているのだから。

生き返らせる薬は無いんだよな……

マリア姫にも聞いてみたが、蘇生の魔法は無いらしい。


マリア姫はマリア姫で、何か元気が無い。

何か言いかけてはやめる、そんな雰囲気だ。


華田……もとい、ドゥーアーは元気だ。

何だか、華田といるのと変わらないから、ついつい何でも喋ってしまいそうになる。

というか、色々喋らされた。

一応敵なんだけれどね、こいつ。

正直、一緒にいてちょっと楽しい。


<称号『方向性を変えてみるのはどうですか?』を獲得しました[1]>


方向性?


<称号『勇者が猟奇殺人をして無差別殺戮を繰り返したと噂されてましたよね』を獲得しました[1]>


されてませんけど?!


<称号『幼女を強姦したりとか』を獲得しました[1]>


言われてないよね。


<称号『旦那を殺して、妻を犯して……』を獲得しました[1]>


それは言われたけど、既に旦那は妻に殺されているしなあ……


<称号『つまりそういう事ですよ』を獲得しました[1]>


どういう事だ。

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