表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

80/89

初めて見た

<称号『使えない連中ですね。クレーム入れましょう』を獲得しました[1]>


糞女神にか?


「では、今のそなたには、どの様に対処すれば良いのじゃ?」


「簡単だよ。僕が存在する事を肯定してくれれば良い。つまり、僕が創り出した偽りを、真実にしてくれればそれで」


「……俺に強盗殺人でもしろと言うのか?」


「無論、それでも良いし。でも、お仲間のお風呂に侵入したり、トイレに侵入したりする方が手軽じゃないかな?」


「ホダカ?!」

「ホダカ殿?!」


「しないよ」


「しないんですか?!」

「のじゃ?!」


驚くべき箇所じゃない。


「まあ無論、会長を……ヒタカを愛する僕としては、他の女に手を出すのは癪なのだけど」


「懐かしい呼び方だな……お前は、他人の記憶も覗けるのか?」


クラスメート達ですら知らない、華田の昔の呼び方。

ここ数年、一切耳にしていないのだが。

何故ドゥーアーが知っている?


「正解だよ、ヒタカ。僕は他人の姿を写し取った際、能力や知識も利用できる……もっとも、僕自身の存在があやふやな為、写し取った人にある程度引きずられてしまうのだけど」


今は華田に引きずられている状態、という訳か。

だから、ドゥーアー退治の為の作戦会議にでも参加してしまうのか。

華田はいつも、俺の手助けをしてくれていたから。


「例えばほら……」


ゆらり


華田の姿がエメラルド姫の姿になり、


「私がホダカに隠している事……ホダカを好きだという事を知るのも、造作無い事ですわ」


「な……何をするんですかあああああ?!」


「……人の隠している内容をばらすのはどうかと思うんだが……」


真偽はともかくとして。


「大丈夫だよ。ヒタカの主人公ぶりは異常だ。幼い頃から何度も告白しては流された僕が言うんだから間違いは無い」


華田の姿に戻って言う。

いや、ちょくちょく悪戯しては罪の告白をされたが、ちゃんと認識したし、その上で許したからな?

流してない。


「今のでエメラルドの知識と能力を手に入れたのじゃ?」


「うん。知識と能力は、一度手に入れたら、他の人に化けても引き継がれるから安心して」


安心できねえよ。

というか、次々と他の人に変わっていくだけで強くなっていくのでは……


「次はこちらなのじゃ」


「妾になったのじゃ?!」


「妾も、ホダカが好きという感情を隠しているのじゃ」


「ばらさなくて良いのじゃ?!」


「……ごめん、マリア姫。俺には好きな人がいるんだ……だから、マリア姫の気持ちには応えられない……」


「伝わらないんじゃなかったのじゃ?!なんで普通に振られるのじゃ?!」


「……うわ、ヒタカに振られる人初めて見た」


「嬉しくないのじゃ?!」


いや、振られる人を初めて見たというか、そもそも、愛の告白っぽい事をされた事がないだけだからな。

ドゥーアーお得意の、嘘では無いが事実全てではない、という奴だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ