表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/89

手詰まりです

「駆け抜けろ炎の牙……ファイアーカッター!」


ウルフの群れの一角、炎の刃が疾り、蹴散らす。

向かってきた個体に、


「我が手に来い白銀の剣、アイスソード!」


新しく取得した水魔法、その剣状の魔法を発動、ウルフを切り裂く。

氷魔法と、剣のスキルレベルを同時に上げる……!

維持に魔力を使い続けるので、ずっと上げられるのだ。

火魔法でも剣は作れるが、延焼もしないし、物理的攻撃もできるので、水魔法の方が都合が良い。


<称号『街は?』を獲得しました[1]>


水属性魔法が50超えるまで待って頂けますか?


<称号『しょうがないにゃあ』を獲得しました[1]>


許可も出たし、頑張ろう。


--


さて。

洞窟に来てみたものの。


いきなり罠が作動。

落とし穴に落ち。


どうしたものか。


やはり、街でPTを募って、臨むべきだったか……


<称号『墜ちた勇者』を獲得しました[1]>


字、字が。


手に掲げた火属性魔法の火であたりを照ら……

四方を壁に囲まれた部屋。

これ、出られるのか?


……


ほら、こう、何かヒントを。


<称号『手詰まりです』を獲得しました[1]>


壁にそって、調べながら歩く……風の音……


がこん


壁の一部がへこみ、横の壁が上がり……出入口が現れる。

よっしゃ、来たあ。


……



ずしゃあ


スケルトンによるメイスの一撃。

何とか躱す。


気配が察知しにくい……

これが、不死(アンデッド)


「不浄なる者に安らぎを、クロスファイア!」


意味も無く十字にした炎が、スケルトンを焼き尽くす。


ちら


ほら、初めてアンデッドを倒しましたよ?

称号、有るんじゃない?


<称号『不死討伐系の称号はあまり無いんです』を獲得しました[1]>


あまりって事は、少しは有るんでしょ。

と言うか、そもそも、その場で称号作ってるよね?

一覧から選んでる訳じゃ無いよね?


<称号『しょうがないにゃあ』を獲得しました[1]>


同じ称号、前も貰ったような。

同じのでもスキルポイント貰えるのか。


<称号『前のは仕方無いにゃあです』を獲得しました[1]>


あれ……そうだったか……

履歴遡れないから分からないんだよな。


<称号『この勇者大丈夫かにゃあ』を獲得しました[1]>


猫かよ。


ともかく、不死初討伐の称号をくれ。


<称号『天命の聖騎士』を獲得しました[聖剣][聖鎧]>


ん?


ステータス。


#########################


名前:多村(たむら)火鷹(ほだか)

レベル:14

 STR:F

 VIT:F

 DEX:F

 AGI:F

 MAG:F

 MEN:F

AS:

 [ 火属性魔法 Lv.49 ]

 [ 鑑定 Lv.31 ]

 [ 空間収納 Lv.20 ]

 [ 水属性魔法 Lv.21 ]

 [[ MAP Lv.1 ]]

PS:

 [ 剣修練 Lv.40 ]

 [ MP回復強化 Lv.28 ]

 [ 最大MP強化 Lv.21 ]

 [ 感知 Lv.21 ]

装備:

 なし

SP:9 [聖剣][聖鎧]

称号:

 いっぱい


#########################


取得。


聖剣、聖鎧、共にパッシブスキル。

アンデッドへのダメージ増加、アンデッドからのダメージ減少。

それは良いのだが。


1枠使う……だと……


MAPは特別枠に入ったのだが。

スロット追加は次は100ポイント……くそ……


<称号『スロットなら、カジノに行けばたくさん有りますよ』を獲得しました[1]>


そのスロットじゃねえ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ