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ヤバいですね

「明日で最後、か」


不死者は大分減ったのだろうか?

それとも、まだまだいるのだろうか?


「名残り惜しいの……いや……」


キース君は、俺の肩に止まると、


「ホダカ、お主……この国を、いや、世界を救う気はあるかの?」


世界を救う気があるか?

決まっている。


「当然だ」


「くく……断言しよるか……なら……」


キース君は、俺を見ると、


「我に遺された時間も分からぬ。これも何かの縁……ホダカよ、そなたに話が有る」


「聞こうか」


「それでは、語ろう……ホダカよ、この世界はな……滅びを内包している……」


「あ、その辺マキで。災厄の件は知ってるから」


「何故知っておる?!まさか……他の者の協力者……そもそも、その力……勇者か?!」


「ああ。隣国、グロリアスの王女、エメラルド姫の勇者だ」


「いや……別に勇者は個人のモノでは無いのだが……ともかく、災厄の話は飛ばして良さそうではあるな。無論、口伝てである以上、王家によって内容に齟齬は有ろうが……」


キース君は、瞳に力を込め、


「では、何故この国が滅びたかを」


「あ、オラリドゥの暗躍と、王女マリア様の悲劇も知ってるから」


「何故知っているのかね??!」


システムに聞きました。


「世界を構築する仕組みに聞いた……それで答えになるかな?」


「むう……」


キース君が唸る。


「では、オラリドゥへの対処方法も?」


「いや、それは知らない」


「……まあ、エメラルド姫にも聞いて貰うか……奴は苦手ではあるのだがな」


あれ、エメラルド姫が苦手って……?

正義感と慈愛に溢れた良い人だよね?


<称号『良心が服を着たようなエメラルド姫を苦手視するとは……この蝙蝠野郎、ヤバいですね』を獲得しました[1]>


確かに。


<称号『むしろ服を着ないでも良いですよね』を獲得しました[1]>


いや、着ようぜ。


--


「ホダカ、お帰りなさい。あれ……その蝙蝠さんは?」


「ああ、こいつは新しい相棒の──」


ぽむ


キース君がいた位置に煙が。

そして煙が晴れたら、そこに美少女がいた。


白髪、紅い目、尖った耳。

黒いドレスに、純白の蝙蝠の羽。


ヴァンパイアクイーン……


「……マリア?」


「久しいの、エメラルドよ」


?!


キース君、何処に行った?!

そして、ラスボスの筈のマリア姫、何故此処に?


落ち着け、クールになれ、火鷹。


<称号『そうですよ。下手に刺激するとキース君が危ない。此処はマリア姫の出方を見ましょう』を獲得しました[1]>


うむ。


「妾の咎は、聞いておるな?」


「……はい。オラリドゥの暗躍のせい、ですよね」


「……変わったな、エメラルド姫。以前のお主であれば、妾を気遣うなど、想像もできぬ」


「私も、ダークロードの暗躍で……王家を滅ぼしましたから。この勇者様……ホダカのお陰で、目が覚めました」


旧友、なのだろうか。

とりあえず、マリア姫とやらが暴れた時に備え、後ろ手にヴァンパイアコロリを握る。

ヴァンパイアクイーンにも効くのかな?


「エメラルド姫、そしてホダカ殿。我が王家に伝わりし、オラリドゥへの対処方法……それを伝えよう」


マリア姫が教えてくれるの?!


マリア姫が、とつとつと、オラリドゥへの対処方法を語り始めた。

……またオラリドゥも修行で克服とかしていないと良いけれど。

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