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種明かし

「王族は、私が最後の1人です。市民革命が近年活発化して、王族はどんどん処刑されました」


「……他の6個の対処法は……?」


「失伝しました。ただ……王族たる我々なら、他家の方法も継承できる筈。それが最後の望み……でも、王家の力無き今、他王家の秘伝を探るのは絶望的……」


ちょ……


<称号『言いたくても言えないまま、護るべき者達に殺される王族達……どうですか?』を獲得しました[1]>


最高に気分が悪いですが。


<称号『中には、圧政から程遠い王族が、民衆を騙した煽動家のせいで滅んだり』を獲得しました[1]>


吐き気がしますね。


<称号『隠れ住んでいたのに、謎のデマに踊らされた民衆に殺されたり』を獲得しました[1]>


……酷すぎる。


<称号『言いたいけれど言えない……せめて目で訴え……それでも殺された……その絶望の瞬間をスクショしたんですけど、鑑賞しますか?』を獲得しました[1]>


見たくないです。


「その、七つの災厄……一つに対処できたとして、残りの六つはどのくらいの影響が有るんだ?」


「一つでも、世界は滅びます」


わお。


「この世を創り給う御神は、七つの災厄と、七つの対処法を同時に創られました。災厄に対処できないという事は、世界存続の条件を満たせないという事。存続が許されません」


世界の根幹かあ……

御神とやら、性格悪いな。


<称号『いやあ、それほどでも』を獲得しました[1]>


何故お前が照れる。


「創生から5000年目、節目のこの年になり、初めて災厄の予兆が……でも、人類は、災厄の対処に失敗したんです」


せめて百年に一度とかならともかく、第一回目が5000年目って、成功率だだ下がりでは。


<称号『熱い展開ですね』を獲得しました[1]>


惨状だよ。


と言うか……


「善良な王族が、何故か発生した煽動家のデマで、とか、隠れ住んでいた王族が謎のデマで、とか。王女様、あんたの病気もそうだ。七つの災厄とやらが、影で蠢動して、王族殺したんじゃないのか?」


「……可能性は高いですね。まさか、支配の首輪への抵抗方法も、災厄が……召喚死パイロか、死幻蝶ヴネディアか……」


王女が青くなる。

いや、災厄達、自由に動き過ぎじゃない?


多分……この世界は、敗北した世界なのだ。

それでも足掻こうとしていた、人類の希望たる王家。

それすらも、壊滅し……


もしも、俺達召喚者達が、救いだとすれば。

俺達は、ミッションに失敗したのだ。


<称号『救いとして喚ばれ、騙され、オウンゴール……エモいですね』を獲得しました[1]>


……


<称号『その、後悔と羞恥と絶望と怒りが入り混じった顔も悪く無いですが、貴方には笑っていて欲しい……それが私の本心です』を獲得しました[1]>


笑える訳が無いだろ?


<称号『大丈夫です。種明かしをしますとね……これは喜劇なんです。絶対にハッピーエンドで終わる……約束しますよ』を獲得しました[1]>


……そうなのか?

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