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酷いですね

<称号『貴方とは、地下室でソファーにでも座りながら、ゆっくり愉悦に関して語る必要がありそうですね』を獲得しました[1]>


何故そのシチュエーション。


俺は、溜め息をつくと、


「ほら、王女さん、これ」


「これ……は?」


王女が、ぱちくりと瞬きをする。

王女の指にはめたのは──


「黄昏の指輪。それをつけていれば、誰もあんただと分からないだろう。好きな所に行き、好きに生きろ。罪を悔いるなら、生きてそれを償え。死んで許されると思うな」


「勇者様……でも……私は……もう……」


どこかへ行く様子は無い。

あんた、異世界の高校生以下の行動力なのか?


仕方がない。


「あんた、回復魔法は使えるのか?ちょうどPTメンバーを探していたんだ」


「は、はい。王族は、七賢者の末裔。賤民……いえ、一般の国民よりは強い力を持っています」


「七賢者?」


「はい……その……御存知か分からないのですが……そうですね、私の協力者を、貴方にします。どうせ手遅れですし……」


んん?


「私の血統は、病の魔王グネディアの対となる血統です。この世を滅ぼす七つの災厄……その一つですね」


一気に情報量が増えてきた。


「七賢者の血統、つまり、七王家は、それぞれ、七つの災厄に対する対抗策を伝えています。世界を護る代わりに、国民に奉仕させる権利を持つ……そう教えられて育ちました」


……?


「つまり、王家が途絶えると、対応する災厄に対処できない?」


「はい、そうです」


おいおい……

何であいつら、王家を滅ぼそうとしたんだ?


「あいつら、一緒に召喚された奴等、それを知ってたんだろ?何故あんたの命を狙うんだ?」


「いえ、知りませんよ。災厄への対抗策には幾つか制約があり……その一つ、秘すべし。他者に七つの災厄の事、七賢者の事、対処法の事……そういったものを漏らせば、対処法は直ちに効力を失うそうです」


「……厄介な」


<称号『酷いですね』を獲得しました[1]>


「まあ、だからこそ、目的を教えずに命令できる強権、支配の首輪等が有るんですよ」


「……その為の物だったのか」


「それ以外の目的にも使用していましたが、封印の為の材料も集めさせていたんです……今思えば、なかなか材料集めが難航していたのも、本当は支配に抵抗できていたからなのでしょうか」


あいつらの優秀さが裏目に出た感がある。


<称号『エモいですね』を獲得しました[1]>


エモくない。


「俺が聞いて良かったのか?」


「1人につき、1人だけ、協力者を指定できるんです。協力者には、事情を話せます。基本的には、外から伴侶をとった時に使う仕組みですね。もう1つの例外が、自分の子供ですね」


まあ、子供に言えなければ失伝するね。


なるほど……


「とにかく、他の王族と連携して──」


「いません」


?!

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