えくすかりばー3
そして俺達は出会って、冒頭の場面にあるように、えくすかりばーを渡されて、えくすかりばーと別れて、終わったのである。だって木刀だもん。俺いらない。
「待てや。待て待て。なんでやねん。なんで受け取らへんの? 美少女から手渡されたモン捨てるとか意味分からん。伝説の剣やで? ラスボス一撃レベルの剣やねんで?」
「木刀じゃんて」
えくすかりばー(木刀)を持った明らか外国人の女の子。なんで関西弁なのか不明。落下傘みたいに見えたからスカートかと思ったらワンピース。やっぱり金髪美少女には白いワンピースだよね。とか妄想してたごめんなさい。
「だから黙って持って行ってくれたらええねん。えくすかりばー(木刀)。そうせな物語が進まへんやろ。そやったら自分困るんちゃうの? あぁん?」
「いやもうエクスカリバーがひらがなだし、メタ発言やばいし、木刀ってルビ振られてるやつだし、ツッコミが追い付かないし、やっぱり木刀じゃんて」
なんだこのロリ。態度わりぃ。しかもえげつない関西弁推し。金髪碧眼じゃなかったら良かったのに。もう外国人に見えない。いやむしろ外国人か。うむ。国外所か宇宙だな。宇宙人です。決定でっす。