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○○○とはなにか
物にはすべて名前が存在する。
人は全て分かった様に此れ等を言葉と言う。
私は昔 知的障害者という名前をつけられ区別され
甘く緩く育った。
知的障害者の頃の記憶がある
机の下に隠れ、教卓に隠れ授業を真面目に受けれない。
体育、音楽の授業は耳を塞ぐ。
これを続けていると自然と不登校になっていった。
学芸会にでると必ずヘマをする
なぜか自分にも分からない、上手くできない。
伝わらない。
今はどうして自分がそんな動作をしていたのかわからない。
ただ記憶だけ蘇り苦しくなる。
障害が消えたのは12歳の春
東日本大震災が起きた日だ。
何万人も死んで、未だ行方不明。
幸い私のところは海がなく土砂崩れで済んだが
大変じゃないとは言えなかった。
水、電気、ガスをどこから普及するか
原始時代のような生活だった
体も洗えず、皿も洗えず。
辛い思いのなか人々はどんどん死んでく
情報が訃報しかない。
神は何を望んだのか。
次回に続く