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fake(フェイク)  作者: るる
fake 下
9/14

TDM.

今回から台詞の前に名前を置きました。

名前が無い台詞は放送によるものです。

よろしくお願いします。



「ようこそ、決勝戦へ」


放送がながれた。

「あなた達は相当頭がきれるようですね。決勝戦に上がってくるなんて。おめでとうございます。」

頭がきれる?それじゃあ俺と唄以外のやつは、本気で推理戦をして勝ち上がってきたってことか?

本気で殺し合ってきたってことか?

なら今回も……。


「存分にその頭をいかして戦い抜いて下さい。それでは、決勝戦のルール説明をしましょう。」

「決勝戦はTDM。チームデスマッチです。」


唄「……また…。」


唄が呟いた。

おかしなことに、唄以外誰一人として不満を口にする人はいなかった。

みんな覚悟を決めていたのか、

それとも、気合が入ったのか。


「決勝戦のTDMは少し特殊で、ただ殺し合うのではありません。わかりやすく説明します。

まず、Aチーム、Bチームにわかれます。

ゲームがスタートしたら3時間ごとにAチームからBチームの一人を指名し、Bチームも同じようにAチームの一人を指名します。

そして指名された人は今皆さんがいるこのホールで殺し合って頂きます。

それを繰り返し、最終的に生き残っていたチームが勝利です。

この決勝戦は予選とは違い、


引き分けはありません。何度も繰り返し、最後まで殺し合ってもらいます。」


引き分けがない。

つまり、最後に生き残るのは、どちらかのチームだけなんだ。

これには俺も声が出てしまった。


翔斗「なんだそれ!」


予選のような全員生存ルートなんてものは決勝にはなかった。


「チームわけは、くじ引きで決めます。」


くじ引き?そんなことしたら唄と敵同士になるかもしれない。だが、俺と唄のシンクロ率は神がかっている。今までも気持ち悪い程にいろんなものが被ってきたからな。今回もきっと大丈夫なはず。


「ではその箱に入った棒を合図に合わせて抜いて下さい。」

奥の扉から箱を台車に積んだ美女が歩いてきた。綺麗な足………。


唄「足ばっかみてんじゃないよ。ちゃんと同じチームひいてよね。」


翔斗「あ、あぁ。いつもみたいに頼むぜ!唄!」


他の人は相変わらずしんとしている。

こいつら大丈夫か…?


「それでは、合図をかけます。

せーのっ!」



まるで王様ゲームをやっているようだ。

ははっ。なんてこった。


こんな時に限ってシンクロ率が0%になってしまうとは。


2番が5番にチューする!


王様ゲームは残酷ですよね。

命令に従わなければいけませんから。

でも回避する方法はないわけではないです。


王様ゲームに参加しなければよし。


次もよろしくお願いします。

ε-(´∀`; )ε-(´∀`; )ε-(´∀`; )

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