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fake(フェイク)  作者: るる
fake 下
8/14

終わりからまた始まりへ

下です。

下でもよろしくお願いします。


世界とはなにか。


3日前の朝を思い出した。

今もその時と同じ時間。状況は違うが。


俺達が車に乗せられてから1日たっている。

それでもまだ車の中。今どこにいるんだ?


「翔斗、『ぷ』だよ。」


俺と唄はずーっとしりとりをしていた。

唄がずーっと『ぷ』攻めをしてきたので

目隠しで辛いのかしりとりで辛いのかよくわからない。


「プリンと生クリームのハーモニー」


もう言う言葉がなくなったので文でもありというルールになった。1日中やれば仕方ないよね?


「肉が好きな妊婦」

「+(プラス)チックなプラスチック」

「車の上に神父」

どんな状況だよ。

ツッコミたかったが、それも面倒臭かった。

「プレイならナース」

「スレンダーな妊婦」


キキッ

ブレーキの音と共に車が止まった。

信号かと思ったがエンジンも止まった。


「着きました。」

大男さん…あんた日本語話せたんかい。

「やっとか…」

危うくしりとり中毒になるところだったよ。


車から降ろされ、手足の拘束をとかれ、目隠しを外された。


眩しい。凄く懐かしく感じた太陽の光。

太陽の光に慣れた時、我が目を疑った。

周りには草原。そして中央に城があった。


「すごい…」

唄も驚いていた。

「次はあそこでやるのか…。」

その城は洋風のもので、シンデレラ城に少し似ていた。


「行こう。翔斗。」

「あぁ」



大きな門をくぐると目の前に大きな扉があった。すると、その扉はギィィィと音を立てながら開いた。それは俺達を嘲笑っているように感じた。


「いよいよか…。生きて帰ろうぜ、唄。」

俺は笑いながら言った。

「…うん。」

唄の返事は、不安に満ちていた。


扉の奥には左右に階段のある広い、ホールっていうのかなんなのかわからないがホールみたいになっていた。

べ…別に勉強不足な訳じゃないんだからねっ///わからないふりしてるだけなんだからっ///


そこには俺達以外に8人の男女がもう既に揃っていて、俺達に目線をやった。


俺と唄は、この8人を相手に、

決勝戦を始めようとしていた。

さぁ決勝が始まります。

そこがどんなに暗く、辛い道のりでも、

2人は進むしかないのです。


次もよろしくお願いします。

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