冷たい24時間のはじまり
数ある小説の中から自分のを選んでいただきありがとうございます。
初めて書いてみました。
続けていくつもりなのでよろしくお願いします。
世界とはなにか。いつも呑気に暮らしていた俺はそんなこと考えた事もなかった。
昨日の厨二ドラマのセリフを思い出しながら通学路を歩いている。2人で。ふたりで…
「そういえばさ、レポート終わった?」
「お、おう。俺とお前のレポートも、完成間近だな…、 とか言ってみてぇ!!なんで隣がお前なんだよ!!」
この俺の隣で歩いているのが雛詩 唄、幼馴染だ。男の…。
ちなみに俺は真中 翔斗、まんなかじゃないぞっ!てへっ///
「…さっきから翔斗1人でなに言ってんの…?てへっ///って…」
しまった声に出てた。
「小説とかでよくあんじゃん!主人公が色々解説とかするやつ!それだよ」
「昨日の厨二ドラマが効いたのか」
「だまれ!」
俺らは普通の大学生で、普通に生活を送っている。あの日までは…。
「もうやめなって」「てへぺr…ゴッ!!」
かたいなにかが頭に当たり、俺は意識をうしなった。なにかそこで違和感を覚えた。
目を開いた。俺は気づくと部屋にいた。今まで倒れたことなどはなかったので初めての感覚だ。そのせいか、余計に頭が回らない。
「あれ、どうしてたんだっけ…唄と一緒に歩いていて、後ろから急に殴られて……」唄が一緒にいたことを思い出し顔を上げると壁が真っ白な部屋にいた。目が痛くなるほどに真っ白な壁。ドアもない。1台のテレビだけが置いてあった。
とりあえず、何の気なしにテレビに近寄るとテレビの電源が入った。するとそこには仮面を被り、ボイスチェンジを使って声を変えた1人の人が映し出された。
「今からあなた達には殺し合いをして貰います。殺し合いと言っても全員が敵のバトルロワイヤルではありません。2人でペアを組み、2人で協力して生き残るタッグ戦になっております。
勝ち残ったペアには賞金1000億円を国から送ります。ただし、賞金の1000億円はペアで分け合ってください。つまり2人で1000億円という事です。一度ペアに渡した1000億円はそのペアのものなので、その後は自由に使っていただいて構いません。
それともう一つ、誰も死ななかった場合は賞金は貰えませんが皆さんを元の生活へと戻しましょう。これを安全ルートとします。
たとえ片方のペアが死んでしまっても、優勝すれば賞金は貰えるので安心して下さい。
制限時間は24時間。何があってもなんとかなるさ。
健闘を祈ります。でわ。」
殺し合い?賞金1000億円?
「どういうことだこれ…」
ありがとうございました。
次も気軽に読みにきてくれると嬉しいです。