第27話.童貞カーくんと、ティッシュなマーちゃん
歩夢に汗汁料理をふるまった次の日の朝。
日曜日なのでアラームを切っていたのだが、平日の起床時間よりも早い時刻に自然と目が覚めた。
俺のモーニングルーティンは、自分の下半身のメディカルチェックから始まる。
よし、今日も問題なく、ビンビンだな。
17歳の童貞の朝なんて、朝立ちしていない方が異常であろう。
産まれてこのかた出番がなく、常に控え選手として甘んじているそのイキリ立った愚息をなだめてやるのが、主である俺の役目だ。
ベッドわきのサイドテーブルに鎮座しているボックスティッシュへ手を伸ばす。
この道5年の熟練者の俺ぐらいになると、その動作はノールックがデフォルトだ。
···あれ、ボックスティッシュの感触がない。
と疑問に思う間もなく、俺の右手に、そっと別の人の手が添えられる感触があった。
目を向けると、そこには珍しく早起きの円香がいた。
「お兄ちゃん、お願いがあるんだけど」
「奇遇だな、俺もお前に頼みたいことがある」
「お兄ちゃんから先にどうぞ」
「俺のボックスティッシュを返してくれ」
「ティッシュはもう在庫切れで、ウチには1つも残ってないよ」
「ウソをつくな。俺はボックスティッシュを、5箱×12パック常備してるんだ。無くなるわけねーよ」
「お兄ちゃん、高校生なのにふるさと納税でもやってるの?」
「とにかく、俺は一刻も早くシコって、この股間を沈めなくてはいけないのだ。そなたはティッシュを俺に返還し、速やかに立ち去り給え」
「お兄ちゃんのその願いと、私のお願いは両立可能なんだけど、とりあえず聞いてもらってもいいかな」
「なんだよ、言ってみろ」
「お兄ちゃんの”練乳”を、ティッシュじゃなくて私のこの掌にぶっかけて欲しいんだけど」
「···何で?」
「話せば長くなるから、深くは詮索しないで」
いや、お前いつもみんなに『かくかくしかじか』の8文字で説明してるじゃん。
あれ、俺にも使ってよ。
「とにかく、私はね、昨日心に深いダメージを負ったの。そのトラウマを克服する為に、お兄ちゃんでその呪いを上書きして欲しいの」
お前には、トラとウマより、ウマとシカがお似合いだと思う。
「私はね、昨日紫藤先輩に汚されちゃったの。もうお嫁にいけないぐらい」
そういえばコイツ、昨日学校から帰宅した後、そんな事をブツブツ呟いていたな。
『でんぷんで脇や下乳がベタつく』とか、『もう1週間はお米を食べたくない』とか。
そういうわけで、来週1週間の青山家のメニュー表は、朝食はトースト,夕食は麺類に書き換えられていた。
「その汚されちゃった私を、お兄ちゃんの”練乳”で改めて汚して、上書きして欲しいの。お兄ちゃんの”練乳”を、私に思いっ切りぶっかけて」
「ほ、ほんとに、いいんだな」
「うん、お願い。ここに思いっ切りぶっかけて。私の手で受けとめてあげるから、いつも使い捨ててるティッシュみたいに、お兄ちゃんの”練乳”を受けとめてあげるから、お兄ちゃんは私に構わず気持ちよくなっていいんだよ」
俺の”えのき”の前に、跪き、その射線上に、両手の掌を器状にして待ち構える円香。
美少女が、俺の扱きを見つめながら、その発射の時を待ち構えている。
そんな官能的シチュエーションにさらされた俺の右手の動きは、当然いつもよりも速まるわけで。
「ごめん、円香、もう、射そうっ!」
「謝らなくていいんだよ、お兄ちゃん。私のことはティッシュだと思って、気にせずぴゅっぴゅっして!お兄ちゃん専属妹ティッシュに、くっさい雄汁ぶちまけて!」
「射るっ!」
「射して!私にぶっかけて!」
「お兄ちゃん···射してってお願いしといてあれなんだけどさ···これはちょっと、多すぎじゃないかな?」
過去一番の呆れ顔の円香が、自分の両手の掌を俺に見せつけてくる。
俺の”練乳”で、全面が白くどろっどろのベッタベタになったそのキャンバスは、そうしてしまった本人の目から見ても、確かに酷い惨状であった。
「うわ〜、くっさ〜。しかも、水っぽいシャバシャバのヤツじゃなくて、どろっどろの白濁した本気汁じゃん。なさけないクソ雑魚童貞”えのき”を扱くところを、妹に間近でガン見されて興奮しちゃった?」
確かに、我ながら申し分ない濃度だ。
「雌に種付けする時に射すべきガチ汁を、妹の手にぶちまけて無駄撃ちするなんて、マジで雄として落第だね、お兄ちゃん」
「で、ソレをどうするつもりなんだ、お前は」
「コレを、昨日紫藤先輩に汚された箇所に塗り込んで、上書きしたいの」
「あ〜、手が臭い男汁まみれだから、自分でパジャマ脱げないや。お兄ちゃん、ちょっとボタン外して、脱がしてもらっていいかな」
俺は、ひどく慣れた手つきでパジャマのボタンを外し、妹を上裸の状態にした。
本人談では”汚された”らしいが、いつも通りの魅力的なエチエチわがままボディーを前に、俺の”えのき”がニョキッと再び躍動するのがわかった。
「で、どこに塗り込むんだ、それを」
「まずはここかなぁ〜」
そう言って、円香は左手の指先に付着している”練乳”を自分の右脇に塗りつけた。
「ほら、お兄ちゃんのくっさい”練乳”で、私の脇がベッタベタだよ〜」
円香の脇が、ボディークリームを塗りたくった後のように、艶やかにテカっている。
同様に、左脇にも右手の指先分の”練乳”を塗りつけた円香は、頭の上で両手の指を絡めるようなポーズをとり、俺に両脇を見せつけてきた。
「ほら、お兄ちゃんの”練乳”で、美少女JKの脇マンが汚されちゃったよ〜」
いったい、昨日の家庭科室で何があったら彼女はこんな状況に帰結するのか、俺には想像できなかったし、想像したくもなかった。
歩夢の呼び方が、”歩夢先輩”から”紫藤先輩”に変わっている事に気付いてはいたが、藪を突いたら蛇よりも怖いモノが飛び出しそうな予感がしたので、詮索するのは辞めておこうと思う。
「次はこっちだね」
そう言った円香は、右手の掌に付着している”練乳”を、左の乳房全体に、撫で回すように塗り付けた。
俺の、俺から出た”練乳”が、円香のおっぱいを包みこんでいる。
ローションを被ったように、室内灯を反射し艶めかしく光るそのツヤは、紛れもなく純度100%の俺の”練乳”由来の輝きだった。
右の乳房にも、左乳房と同様に”練乳”を塗りたくる。
円香の手の動きに併せ弾むFカップ全体が、俺の”練乳”で汚れていく。
「ほら、見て、お兄ちゃんの”練乳”が濃すぎて、ここ、ヤバいことになってるよ」
そう言った円香が、自らの両乳首を摘んで乳房を左右に引っ張ると、開けた谷間の間で、ゼラチン質の”練乳”がデローンと糸を引いてアーチを形成した。
両乳を絞めたり開いたりしながら、谷間の間でくちゃくちゃと音をたててその”練乳”の塊を弄ぶ妹の痴態を見て、俺が平常を保てるはずもなく···
「わりぃ、円香!また射るっ!」
「えっ!ちょっ!待ってお兄ちゃん!」
慌てて俺の射線上に両手を突き出した円香の、ベタつきが残っているその掌に向け、再び”練乳”をぶちまけた。
「うわっ···お兄ちゃん、この量、どうなってんの?」
円香の掌に遠慮なく射されたソレは、2回目とは思えぬ、いや、なんなら1回目を凌駕する質と量だった。
「臭いしベタベタだし、もう最悪なんですけど〜。お兄ちゃん、妹をティッシュ扱いするのに容赦なさすぎだよ〜」
そう言われましても、思春期の童貞に対して、お前は刺激が強すぎなんだよ。
「こんな雄臭い本気汁、中に射されたら一発で妊娠確定だよ···」
心配しなくても、兄のその本気汁を妹の中に射す展開なんて無い。
···よな、多分。
「まぁ、ちょうどお尻に塗る分が足りなかったから、良かったといえばそうなんだけど」
そう言った円香は、腰を振りながら、器用にパジャマのズボンを手を使わずに脱いだ。
上がノーブラであったことと同様に、当然のようにノーパンだった。
「お前、ちょっとは恥じらいを持て!兄の目の前でいきなり下半身を露出するな!」
「そう言うなら、少しは目を逸らすとか、目線を隠すとかしたらどう」
バカ野郎、そんなもったいないことできるか。
俺は、全身全霊をもって、妹の下腹部を凝視することに集中する。
円香のヤツ、そこそこ毛量あるよな。
直近で見た緑川がツルツルだったから尚更そう思えてしまうだけか。
円香は、両手を使いお尻の割れ目を中心に、その全面に俺の”練乳”を塗り込んでいく。
円香の手が触れる度、そのデカく形の良い桃尻が、プリンのようにぷるるんと揺れ動いた。
「よし、コレでOK!」
パンパンッ、と締めの合図のように尻を2回自分で叩いた円香は、さも満足そうであった。
「これで、紫藤先輩の呪いを払拭できそうだよ!ありがとう、お兄ちゃん!」
どんなテンションなんだコイツは。
いや、そもそも、どんな状況なんだ、これ。
美少女JKが、俺の”練乳”まみれの全裸を晒しながら、俺に笑顔を向けている···
あのおっぱいも、あのお尻も、なんなら脇マンだって、全部が”俺”で染め上げあれている···
年中無休,24時間営業で、ブラック企業と名高い俺の”練乳”工場が、”円香”という格別のズリネタを得て、高操業でフル稼働する。
雌に種付けする為の本気汁が、地鳴りが押し寄せるようにドクドクと精製される。
「わりぃ、円香!また射るっ!」
「えっ!?ウソっ!?まだ出るの!?」
びゅるっびゅるるるっびゅるっ
早朝、時刻はマルロクサンサン。
本日3度目の発射を終えた俺の砲塔は、依然として45度以上の角度を維持しつつ、第4波に向け臨戦態勢を継続中ナリ。




