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第35話 『再び、神鳴り響く/和解の後奏』

〜前回の仮面ライダーラグナロクは〜

 掌の中の端末から放たれた『魂掠聖典』により、一瞬にして七万二千の魂が掠め取られた。冷たくなっていく人々の器を前に、イザナギの戦士たちは救えない現実という名の絶望に叩き落とされる。

 一方、邪神たちは奪った魂をアフリマンを通して、自身の力に変え、神力の出力を向上させて現世を地獄へと塗り替えていく。

 その頃、黒瀬廻は永倉月夜は共に、かつて自らが命を奪った鳴上雷牙の家を訪れる。

 鳴上邸の重厚な木製の門扉に、黒瀬の手がかけられた。使い込まれた木特有の、鈍く低い軋みが静寂に溶ける。その瞬間、屋敷の奥から巨大な「壁」のような気配が自分を捉えたのを、黒瀬は肌で感じていた。

 門を抜けた二人を待っていたのは、一人の付き人だった。

「……黒瀬様ですね。先代がお待ちです。奥へ」

「……っ」

 黒瀬は、思わず息を呑んだ。

門前で追い返されるか、あるいは殺気と共に拒絶されることすら覚悟していた。だというのに、雷蔵は黒瀬が来ることを予見し、あろうことか「待っている」という。

(拒絶されることより……この静けさの方が、よっぽど恐ろしいな……)

 心臓を冷たい手で握られたような感覚を覚えながら、黒瀬は永倉と共に廊下を進む。その一歩一歩が、過去の罪へと近づく秒読みのようだった。

   ☆ ☆ ☆

 3箇所の戦地。

72,000の魂を喰らい更なる超強化(フォシュターク)を得たアフリマンの影響を受け、同時に超強化を得た4人の幹部の内、キルケーとビアー、そしてヴリトラは戦いに向かった。

   ☆ ☆ ☆

 商店街。

 カツン、カツンと乾いた鞭の音が響く。キルケーが愉悦に満ちた手つきで鞭を弄び、氷室と涼風を見下ろす。その殺気に、二人は直ぐに気が付いた。

「キルケーか。……氷室、その子を早く安全な所に」

 涼風は、震える手でドライバーを腰に装着する。

「分かった」

 氷室は、泣きじゃくる少年を抱きかかえ、瓦礫がれきの陰へと移動する。目の前の地獄から目を逸らさず、戦う意志だけは捨てていなかった。

   ーーー

 駅前広場。

 ビアーが冷徹な眼差しで、呼吸と感情を乱す炎堂と水崎を射抜く。

「見苦しいわね。既に救えない命にいつまですがり付いているつもり?」

「ビアー……テメェ……ッ!」

「ふふ、いいですね。その煮えたぎるような心の炎、それですよ。私はアドラヌス、貴方に期待しています。さあ、掛かってきなさい」

 洗練された構えをとるビアー。その期待に応えるように、炎堂の全身から朱の火炎が噴き出した。

   ーーー

 中央通り。

 ヴリトラは、かつて拳を交えたラグナロクの不在を惜しむように、だが新たな強者へとその飢えた瞳を向けた。

「さあ、アラマズドにヨルズ。人間どもの避難が済んだのなら掛かってこい」

 周囲の惨状など眼中にない。ヴリトラの興味は、目の前の二人の「強者」を叩き潰せるか、ただそれだけだった。

 3箇所の戦地。6人の仮面ライダーは、それぞれが目の前に広がる絶望と、圧倒的強者を見据えていた。

 震える拳を握りしめ、誰からともなく、だが呼応するように決意の言葉が零れる。

「……救えなかった命がある。その重さは、一生消えない」

 商店街の瓦礫の中で、涼風が静かに呟く。

「でも、まだ生きてる命がある。……この子を、独りにはさせない!」

 少年を庇うように立ち上がった氷室が、鋭く言い放つ。

「テメェらの理屈なんて知るかよ。俺たちの心は、まだ折れてねえ!」

 駅前広場、朱の火炎をたかぶらせた炎堂が吠える。

「流した涙の数だけ……私たちは、もっと強くなれるはず!」

 その隣で、水崎が激浪の神力を手に宿す。

「たとえこの世界が強大な力に包まれようと、未来を照らす光は……」

 中央通り、凄まじい圧を放つヴリトラを前に、朝日奈がえた。

「――私たちが、この手で繋いでみせるッ!!」

 草壁の叫びが、3つの戦地すべての空気を震わせた。

 6人の想いが一つに重なり、眩いばかりの神光が吹き荒れる。

「「「「「「変身!!!」」」」」」

“仮面ライダールドラ・フレイヤ・アドラヌス・ナーイアス・アラマズド・ヨルズ}WITHフォシュターク”

 各地で同時に起動するドライバー。それぞれの属性が混じり合い、絶望の地獄を一時的に塗り潰すほどの輝きを放って、6人の仮面ライダーが再臨した。

 だが、その変身に応じるかのように、街を照らしていた陽光が急速に失われていく。どす黒い積乱雲が天をおおい、先ほどまでの「魂の収集」による不気味な静寂を切り裂くように、冷たい雨が降り始めた。

「ハッ、無駄な足掻あがきを。折角だ、最高の蹂躙じゅうりんを楽しませてやるよ!」

 キルケーの神獣が、ヴリトラの拳が、ビアーの格闘術が、一斉に仮面ライダーたちへと襲いかかる。轟く雷鳴。それは、地獄と化した街の悲鳴に重なっていた。

   ☆ ☆ ☆

 同時刻、鳴上邸。

 この静かな邸宅の中にあっても、黒瀬と永倉は「外」で起きている惨劇さんげきを、肌を刺す神力の余波として克明こくめいに感知していた。

(この気配…ファフニール以外の幹部と戦っているのか…)

 板張りの廊下に響くのは、自分たちの足音と、遠くで鳴り響く雷鳴の残響ざんきょうだけだ。突き当たりにある、一際ひときわ重厚じゅうこうな造りの奥座敷。その戸の前で、付き人が足を止めた。

 付き人は音を立てぬよう深く頭を下げ、閉ざされた戸に向かって静かに声をかける。

「……雷蔵さま。黒瀬様と永倉様をお連れいたしました」

 一瞬の沈黙。

 戸の向こう側から放たれる、研ぎ澄まされた人間の「ごう」と「静かな怒り」。それは外で暴れる幹部たちの暴力的な神力とはまた違う、静謐せいひつにして苛烈かれつな圧だった。隣に立つ永倉も、黒瀬の袖を強く握りしめ、その存在に圧倒されないよう必死に耐えている。

「……入れ」

 中から響いたのは、低く、峻厳しゅんげんな男の声だった。付き人が左側の戸を静かに右へと引くと、開かれた隙間から廊下へと冷え切った空気が流れ出す。

 開かれた戸の先、薄暗い広間の中央。

 そこにいたのは、背を向けて隠れるような男ではなかった。

 鳴上雷蔵は、入り口側を正面に見据え、胡座あぐらをかいて座っていた。右手で頬を突き、退屈そうにすら見えるその姿勢。だが、据わった眼光だけは、部屋に踏み込んだ黒瀬の全身を逃さず射抜いている。

 その眼圧に、永倉が思わず息を呑む。

 黒瀬は、数歩進んだところで足を止め、そのまま畳に深く膝を突いた。先に口火を切ったのは雷蔵だった。

「……いったい何しにきた…?」

 雷蔵の声は低く、地鳴りのように響く。頬を突いたまま動かないその姿勢が、黒瀬と永倉を威圧していた。

 黒瀬は雷蔵に深くこうべれ、鳴上邸に来た理由を述べる。

「…… 俺は……鳴上雷牙さんを……生き返らせようと思っています」

 刹那、部屋の空気が凍りついた。

 雷蔵のまゆわずかに動き、頬を突いていた指が止まる。遠くで街を蹂躙じゅうりんする雷鳴が、一段と大きく鳴り響いた。

「……雷牙は死んだ。貴様のその手によって殺された。その魂は既に現世うつしょには存在しない」

 座敷の空気がよどむと共に、その途轍もない圧迫感に黒瀬と永倉は唾すら飲み込むのに精一杯だった。

 だが黒瀬は、震える身体を鼓舞し、言葉を返す。

「……方法は…ございます…」

   ☆ ☆ ☆

 ――ビチィィッ!!!

 豪雨を切り裂き、濡れた石畳を爆ぜさせる鞭の音が響く。

「カハッ、……あ……っ!」

 商店街の壁に叩きつけられたのは、ルドラだった。超強化(フォシュターク)の装甲をまとってなお、キルケーの鞭はその衝撃を骨の髄まで通してくる。

「アッハハ! どうした、その程度かよ! 前に戦ったときより体が重そうじゃねえか、ええ!?」

 キルケーは狂ったような笑みを浮かべ、手にした鞭をさらにしならせる。その背後には、アフリマンの神力により禍々(まがまが)しく膨れ上がった神獣たちが、牙をいで控えていた。

 フレイヤが即座にルドラをかばうように立ち塞がる。掌から放たれた冰のつぶてがキルケーを襲うが、キルケーはそれを鞭の一振りで粉砕し、そのままフレイヤの足を払った。

「……っ!」

 濡れた地面に叩きつけられるフレイヤ。

 必死に風を操り、体勢を立て直そうとするルドラだったが、キルケーが解き放った巨大な神獣の爪が、その胸元を容赦なく引き裂いた。火花が激しく散り、雨の中に虚しい金属音が響く。

「無駄だ無駄だ! 今の俺の力は、お前ら人間が必死に積み上げた『絆』だの『覚悟』だのを、根こそぎ蹂躙するためにあるんだからよ!」

 激しい雨が視界を奪う。

 かつて黒瀬から託された仮面ライダーに超強化(フォシュターク)を施す神具『覚醒之聖堂(アローザル)』という希望。それすらも、今の幹部たちが纏う「神力」の前には、あまりにも頼りないものに感じられていた。

 フレイヤは泥に塗れながらも必死に立ち上がろうとするが、キルケーがさらに鞭を振りかぶる。その狙いは、彼女が瓦礫の陰へ逃がした少年のいた方向だった。

「……やめて……っ!」

 声を絞り出すフレイヤ。

 だが、絶望をあざ笑うかのように、キルケーの鞭が激しく空を切った。その狙いは、震えながら身を縮めていた少年の首元。

 ――バチィィィンッ!!!

 激しい金属音と共に、フレイヤの背中から凄まじい火花が吹き出した。咄嗟とっさに少年に覆い被さり、その一撃を背中で受け止めたのだ。超強化(フォシュターク)により強化された装甲を真っ向から叩き割るキルケーの重い一撃。その衝撃波が雨を弾き飛ばし、フレイヤの肉体を地面へとめり込ませる。

「……ぁ、……っ」

 火花が消え、フレイヤの輪郭を縁取っていた冰の光が、ガラスのように砕け散る。装甲が霧散し、雨に打たれる氷室の身体が、少年の上に力なく重なった。宝珠チャームへの神力の供給が止まったことによる、強制変身解除。

「氷室ォォォッ!!!」

 ルドラの悲痛な叫びが、激しい雨音を突き破って商店街に響き渡る。だが、キルケーはその惨状を満足げに見下ろし、次の獲物を定めるように鞭をゆっくりと引き戻した。

   ☆ ☆ ☆

 駅前広場。

 降り頻る雨は、アドラヌスが全身から噴き上げる朱の火炎さえも、無慈悲に冷やしていく。

「……っ、この野郎ッ!」

 咆哮ほうこうと共に叩きつけられたアドラヌスの拳。だが、ビアーはその一撃を、わずかに首を傾けるだけで回避した。紙一重の回避から流れるような動作で懐へ潜り込み、アドラヌスの手首を掴んでその勢いを利用し、背負い投げるように地面へと叩き伏せる。

「がはっ……!?」

 重い衝撃に息が詰まる。そこへ間髪かんぱつ入れず、ビアーの鋭い蹴りがアドラヌスの腹部を捉えた。アドラヌスの装甲を貫通するような衝撃に、彼の巨体が広場の噴水まで吹き飛ばされる。

「炎堂!」

 後方からナーイアスが、激浪を纏わせた矢を連射して援護する。しかし、ビアーは視線を向けることすらなく、ひるがえした掌で水の矢を次々と弾き落とした。

「熱量ばかり高くても、芯が通っていなければただの焚き火です。……期待外れね、アドラヌス」

 ビアーは冷徹な眼差しのまま、水の幕を割ってナーイアスの目の前へと肉薄した。あまりの神速に、ナーイアスが弓を引き直す暇さえない。

「……っ!」

 ナーイアスは咄嗟とっさに水を凝縮させた盾を展開したが、ビアーの放った掌底しょうていは、その盾を震動だけで粉砕し、彼女の胸部装甲へ吸い込まれるように着弾した。

 ――ガァァァンッ!!

 激しい火花。ナーイアスの身体が地面を滑り、アドラヌスのかたわらまで転がされる。

 泥まみれになりながら立ち上がろうとするアドラヌス。だが、目の前のビアーは、超強化(フォシュターク)を得た2人のライダーを相手に、呼吸一つ乱してはいなかった。

「クソッ、なんでだ…!?なんで、俺の能力スキルが通じねえんだ…!?」

   ☆ ☆ ☆

 中央通り。

 そこには、かつて見たことがないほど巨大な、蛇の幻影がそびえ立っていた。

 ――ズゥゥゥゥンッ!!

 ヴリトラが足を踏み出すだけで、舗装されたアスファルトが大きく波打ち、地割れが走る。

「ハハハ! どうした、アラマズド! ヨルズ! 避難を終えた貴様らの覚悟は、その程度の重さかッ!」

 アラマズドが、光槍トリアイナを構えて突進する。鋭い刺突がヴリトラを襲うが、ヴリトラはそれを防ぐこともせず、素手で槍の穂先を掴み取った。

「な……っ!?」

 凄まじい火花が散る。ヴリトラの掌は、アラマズドの渾身の力を受け止めてなお、微動だにしない。

「……退けッ!!」

 ヨルズが大槌ミョルニルを振り上げ、ヴリトラの側頭部を目掛けて叩きつける。しかし、ヴリトラは鼻で笑うと、掴んでいたトリアイナをそのまま力任せに引き寄せた。

「まとめて喰らえッ!」

 振り回されたアラマズドの身体が、振り下ろされたミョルニルに激突する。

「ぐはっ……!」

「きゃっ……!?」

 二人の身体は猛烈な勢いで地面を転がり、街路樹(がいろじゅ)をなぎ倒してようやく止まった。

 雨に濡れた装甲には至る所に亀裂が入り、修復が追いつかないほどの火花が漏れ出している。

「話にならんな……。やはりラグナロクがいない戦場など、ただの肉削にくそぎだ。――おい、もう終わりか?」

 ヴリトラの瞳に宿る、飽くなき破壊への渇望。

 アラマズドは震える腕で地面を突き、必死に自分を支えていた。視界の隅で、仲間の神力が次々と弱まっていくのを感知する。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

(このままじゃ…全滅はまぬがれない…)

   ☆ ☆ ☆

 雨音だけが響く鳴上邸。

 黒瀬の口から漏れた「方法」という言葉に、雷蔵の瞳が僅かに細められた。

「……方法だと?」

 雷蔵は頬を突いていた手をゆっくりと下ろすと、その右手を膝の上に置いた。ただそれだけの動作で、部屋の圧迫感が一段と強まる。

「神の力を受け継ぐ我々はおろか、ゾロアスターにいる邪神たち……それこそ、あのアフリマンであれど、一度霧散した魂の修復を行えたという記録は、悠久の歴史のどこにも存在せん。……ましてや、貴様は神ですらない。神話の結末をつかさどる『事象』に過ぎぬラグナロクだ。その身で、神々のことわりを超えるとでも言うのか」

 嘲笑ちょうしょうですらない、峻厳しゅんげんな事実の突きつけ。だが、黒瀬はこうべを上げた。その瞳には、恐怖を塗り潰すほどの、静かだが鋭い光が宿っている。

「……鳴上家の固有能力(ユニークスキル)……『雷電転送(エレキテルタイム)』。それを使います」

 自身の家の固有能力(ユニークスキル)の名前が上がると雷蔵の眉が、僅かに跳ね上がった。

「……雷牙から、うちの能力スキルについて聞いたのか……?」

「はい。……神力の消費量によっては、数年も前、あるいは未来にさえ干渉できると」

 黒瀬の声には、確かな熱が宿り始めていた。

「だが過去に行って、何をしようと言うのだ?まさか雷牙を戦いに行かせない気か?そんな事をすれば別の未来、つまり、別の世界線(パラレルワールド)が生まれるだけで、この世界線では何も変わらないぞ…」

「ええ…。ですから過去は変えません。あの日、鳴上先輩が死んだという事実は、そのままにします」

 黒瀬の言葉に、雷蔵は怪訝けげんそうに眉を寄せた。

「……過去を変えず、死んだ事実も残す。ならばどうやって雷牙を現代ここへ呼ぶ。死者が歩いて戻ってくるとでも言うのか」

「そこは…この終焉ノ神(ラグナロク)にお任せください」

 黒瀬の瞳には、何の迷いも無かった。雷蔵も黒瀬から今回の秘策に付いて全貌を聴いた。

「………なるほど。確かにそれなら理論上は何の問題も無いだろう。だが失敗すればこの世界諸共全てが消え去るぞ。貴様に何十億の命を奪う覚悟はあるのか?」

 普通なら返答に戸惑うだろう。だが黒瀬は違った。

「そんな覚悟…受け継いだ時から出来ておりますよ」

 黒瀬の自信に満ち溢れた顔を見て雷蔵は、もう何も言うまいとでも言うかのように一言「最高に狂っているな」と呟いた。

「……いいだろう、お前たち2人に全てを賭けよう」

   ☆ ☆ ☆

 駅前広場。

 激しい衝撃と共に、中央通りの方角からヴリトラが呼び出したと思われる二匹の蛇の幻影に噛みつかれたまま、アラマズドとヨルズが降り落ちてきた。

 蛇の牙が装甲を砕き、地面に叩きつけられると同時に、2人の変身が光の塵となって霧散する。

「朝日奈さん!」

「美土里さん!」

 アドラヌスとナーイアスが、すぐさま駆け寄る。だが、目の前の2人は意識を失い、砂埃にまみれてピクリとも動かない。

「マジかよ……この2人が……」

 アドラヌスがその惨状に困惑していると、ナーイアスがもう一方を、震える指で指し示した。

「炎堂……あれ……」

 その方向には、キルケーの引き連れた神獣フェンリルとケルベロスがいた。それぞれの巨大なあぎとに、無残にも咥えられた状態のルドラと、既に強制変身解除している氷室の姿。

 キルケーは愉悦ゆえつに歪んだ笑みを浮かべると、アドラヌスたちを指差して短く命じた。

「放り出せ」

 神獣たちが首を振ると、咥えられていた2人がゴミのようにアドラヌスの足元へと放り投げられる。

「ぐっ、……あ……」

 辛うじて意識のあったルドラも、重い衝撃にうめき声を漏らすと同時に変身解除してしまった。

 そこへ、広場の入り口から悠然と歩み寄るビアーが、ヴリトラとキルケーを見て2人に問う。

「一箇所に集まれば、手間が省けるとでも言いたいの?」

 ヴリトラは「俺は片付けが面倒なだけだ」と返す。キルケーは「同じく」と言う。

「アンタたちねー。まあ良いわ。どうするアドラヌス、このまま戦いを続けるか、この場は退くか。アンタには前に見逃して貰った借りがあるし、この場は私に免じて5人を連れて帰ってくれてもいいわよ」

 ビアーの言葉が、激しい雨音を突き抜けて炎堂の鼓膜に突き刺さった。足元に転がる朝日奈、草壁、氷室、そして今しがた変身解除した涼風。隣では水崎が荒い息を吐きながらかろうじて膝をついている。

 アドラヌスの拳が、小刻みに震える。

 この場を退けば、確実にこの5人の命は助かる。だが、その背後には幹部たちに蹂躙じゅうりんされ、救えなかった数多の一般人たちの悲鳴が、雨の中に溶けていた。

「……俺は……俺はどうしたら…」

 答えの出ない葛藤かっとうが極限に達し、炎堂が吠えようとしたその瞬間――。

 雷撃が幹部3人の周りに走り、一瞬で拘束する。

「な……ッ!? 身体が……動かねえッ!」

「……これは……雷による拘束……?」

 驚愕きょうがくの声を上げるキルケーとビアー。彼らの肉体は、時空ごとびょうで留められたかのように、黄色の輝きの中で硬直していた。

 その神力の質を肌で感じた瞬間、ヴリトラの瞳に、これまでにないドス黒い歓喜の火が灯った。あまりの衝撃と高揚に全身の産毛が逆立ち、雨に濡れた口角が、裂けるかと思うほど大きく吊り上がる。

「この雷撃…まさか…」

 その男がその場に姿を見せた瞬間、雷雲は吹き飛び、雨が止んだ。

「戦いにおいて最も強力な武器は何だと思う?」

 3人の幹部が、そして地に伏した仲間たちが、吸い寄せられるようにその姿を凝視した。

「……それは、スピードだ。……どれだけ強力な一撃だろうが、当たらなきゃそいつはただのパフォーマンスでしかない。――追いつけない絶望ってやつを、今から教えてやるよ」

運命之帯ディスティニードライバー

「鳴上…さん…?なんで、ここに、」

「説明は後でね。だいぶ消費しているね、少し休んでおきな」

 鳴上は涼風の頭を撫でる。

「炎堂くんも、よく頑張った。5人を守っていてくれ」

 鳴上は転移之渦(ブロードボルテックス)を使い少し遠くに6人を移動させる。

「さて、いくか」

“インドラ、ローディング”

「変身」

“ A speedster with incredible speed running around in all directions.(縦横無尽に駆け回る神速のスピードスター)仮面ライダーインドラ”

 幹部たちの拘束が解ける。

「いったいどうやって蘇ったのですか?」

「なんだよビアー、知りたいのか?しょうがないなぁ」

   〜〜〜

「……いいだろう、お前たち2人に全てを賭けよう」

「ありがとうございます。……月夜、準備はいいか」

「……うん。廻がやるなら、僕はどこまでも付き合うよ」

 3人は屋敷の庭に出る。降りしきる雨の中、雷蔵は重々しく口を開いた。

「始める前に一つ問題がある。私は既にインドラの力を雷牙に継承している。故に、雷牙が亡くなった過去にまで干渉するには、本来の倍以上の神力が必要になる可能性がある。……私の残りかすのような神力だけでは、足りんかもしれんぞ」

 だが、黒瀬はその懸念けねんを鼻で笑うことすらせず、淡々(たんたん)と答えた。

「それなら問題はない」

 黒瀬が静かに目を閉じ、自身の奥底に沈めていた神力を解放する。

「リミット3rd(サード)解放」

 永倉は一度この波を受けたことがあるため、身体が一瞬揺らぐ程度で済んでいたが、初見であった雷蔵は片膝を付いた。

「俺の神力を使えば問題は…。雷蔵さん、大丈夫ですか?」

「これがラグナロクか、本当に狂っているな」

 雷蔵は立ち上がり、背中を通してラグナロクの神力を浴びる。そこから右手の掌から雷電転送(エレキテルタイム)を発動する。

 一つの落雷が雷蔵の目の前に落ちる。そこから円状の、まるで転移之渦(ブロードボルテックス)のようなワープホールが展開される。

「……今だ!け!」

 黒瀬と永倉は雷電転送を潜り抜けて過去に戻る。

   ☆ ☆ ☆

 ――激しい耳鳴りと、内臓を掻き回されるような時空の歪みを通り抜け、視界が開ける。

 そこは、灰色の空が広がる廃工場の外だった。

 目の前には、忌まわしくも忘れられない光景が広がっている。

 数ヶ月前の、あの日の戦場。

 今し方、制御を失ったラグナロクが、至近距離からインドラを殴り飛ばした直後。

「……あ……っ」

 永倉は思わず声を漏らす。目の前には段々と消えかかっている鳴上がいる。しばらくすれば鳴上の肉体は完全に消滅した。2人は直ぐにドライバーを装着し、宝珠チャームを装填する。

「月夜、頼む」

「任せて」

 永倉は深淵暗底(ブラックホール)で鳴上雷牙の魂を吸収する。直ぐに暗黒之宝珠(エレボスチャーム)から、黒瀬の終焉之宝珠(ラグナロクチャーム)を通して、黒瀬に鳴上雷牙の魂を転送する。

 黒瀬は完全錬成(クリエティ)を発動し、鳴上の魂を中心に肉体を構築する。

「……っ、ハァッ!!」

 無機質な宝珠チャームの錬成とは訳が違う。血の通った人間の肉体、その細胞一つひとつを魂の設計図に合わせて再構築する作業は、想像を絶する負荷となって黒瀬の脳を焼く。

「……廻……!」

「……黙ってろ……あと、少しだ……っ!」

 視界が真っ赤に染まり、集中が途切れそうになるたび、黒瀬は奥歯を噛み締めて意識を繋ぎ止めた。

 やがて、目の前に先ほど消えたばかりの鳴上雷牙の肉体が完成する。

「……ふぅ、……ハァ、ハァ……。……月夜、戻るぞ」

 黒瀬は、意識を失ったままの鳴上を背負い、未だ展開されたままの雷電転送(エレキテルタイム)へと飛び込んだ。

   ☆ ☆ ☆

「……成し遂げたのか……!?」

「ええ…。でも問題はここからです」

 黒瀬が空を指差す。

 「鳴上雷牙が生き残った」という歴史の改変により、世界が激しく震動を始めていた。因果が捻じ曲がり、本来存在しないはずの別の世界線(パラレルワールド)が、現実に侵食しようと空間に無数の亀裂を生じさせる。

「歴史の修正力……いや、矛盾による世界の崩壊か」

「でもそれも、今の俺には大した問題じゃありません。既に対策は絶対攻略(フルスキャン)で見つけてあります。……変身」

“仮面ライダーラグナロク”

 ラグナロクは右手を天にかかげる。天に生じた亀裂にラグナロクの波動を放つと、またたく間に亀裂が閉じていく。

「……完全に…別の世界線(パラレルワールド)の誕生を…消し去った」

「さすが廻」

 ラグナロクが変身を解いて、しばらくすると、雷蔵の腕に抱かれていた男が目を覚ます。

「……っ、……あ、が……」

「……目覚めたか、雷牙」

「……父さん、……? なんで……俺は、死んだはず……」

 困惑する雷牙に対し、黒瀬は淡々と、しかし確かな熱を込めて語り始めた。

「そうか、黒瀬くんが助けてくれたんだね」

「助けると言うよりかは、責任を取ったという感じです」

 その言葉に、鳴上は一瞬呆気(あっけ)にとられたような顔をしたが、すぐに「ククッ……」と喉を鳴らして笑い始めた。

「ハハハ! 道理、ってことね。……相変わらず理屈っぽくて、最高に狂ってるよ。――でも、ありがとうな、黒瀬くん」

 鳴上は雷蔵の肩を借りて立ち上がると、視線を鋭く研ぎ澄ませ、駅前広場の方角――仲間の悲鳴と、強大な敵の気配が渦巻く空を見据えた。

「父さん、俺を行かせてくれ。……あいつらが待ってるんだ」

 雷蔵は無言で頷き、時空之巻物(ヴァイオスクロール)から運命之帯ディスティニードライバー雷鳴之宝珠(インドラチャーム)を始めとした、鳴上家の宝珠チャームを手渡す。

「ありがとう、父さん」

 鳴上は黄鹿オウロクを呼び出し、またがると雷鳴の速さで現場に向かう。

   〜〜〜

「ーーーーってなわけよ」

 語り終えると同時、インドラの姿が掻き消えた。その姿はキルケーの視界をかすめ、その腹部に重い衝撃が叩き込まれる。だが、武闘家としての天賦てんぶの才を持つヴリトラと、百戦錬磨の格闘家であるビアーは、その初動に即座に適応してみせた。

「確かに速いですね、でも適応出来ないほどのものではない」

 ビアーが鋭い回し蹴りで迎撃し、ヴリトラが想像もつかない速さで距離を詰める。しかし、インドラのマスクの下で、鳴上は不敵に口角を上げた。

「ま、そうだよな」

“WITHヘルメース”

 ビアーの視界から完全にインドラが消えた。

「な……どこに――ガッ、あ、がぁっ!?」

 前後、左右、そして頭上。

 あらゆる死角から、目にも留まらぬ連撃がビアーを襲う。一撃の重さこそ決定打には至らずとも、一秒間に数百回と叩き込まれる雷撃の拳が、ビアーの防御を、肉体を、そして精神を確実に削り取っていく。

「言っただろ、ビアー。スピードこそ、強力な武器だと」

 動けなくなったビアーを一瞥し、インドラはゆっくりと、最も厄介で、最も戦いを望んでいた「怪物」へと目を向けた。

「黒瀬くんから聴いたよ。俺と戦いたかったんだって?」

 その言葉に、ヴリトラは歓喜に顔を歪ませた。全身の筋肉が隆起し、抑えきれない殺意と興奮が黒い神力となって立ち昇る。

「ああ……永らく待ったぞ。インドラァァァ!!」

 ヴリトラは両手の拳を正面でぶつけ、火花を散らすように研磨させると、大地を陥没かんぼつさせるほどの踏み込みでインドラに襲い掛かった。

「……来いよ。お前のその重たい一撃、当たるもんなら当ててみな!」

“WITHトール”

 スピードのみならずパワーも増したインドラは、ヴリトラと互角の勝負を繰り広げる。だがこの戦いはそう長くは続かなかった。

 ゾロアスター4人の幹部の一人、ファフニールが2人の戦いを邪魔したからだ。

「ヴリトラ、盛り上がっているところ悪いが、今回はここで終わりだ」

「なっ!?ふざけんな、ファフニール!!今ちょうど最高潮なところだぞ!!!」

「文句は後で聴く」

 ファフニールは幻影のドラゴンを召喚してヴリトラ、ビアー、キルケーを連れて、その場から立ち去る。

「えぇ〜〜、ま、今回は復帰戦だし、これぐらいが丁度いいのかな?」

 インドラは変身を解く。

   ☆ ☆ ☆

 雲の隙間から差し込む夕陽が、濡れた街路樹をオレンジ色に染めていた。その後、直ぐに目を覚ました朝日奈たちから、鳴上は質問攻めにあった。

「雷牙、これは本当にどう言うことだ!?」

「あんた、成仏できてなかったの!?」

「え?じゃあこれ幽霊?」

 朝日奈、草壁、涼風、氷室、炎堂、水崎。

 満身創痍の6人が、鳴上を囲んで質問攻めにしていた。驚き、困惑、そして言葉にできない安堵が入り混じり、広場はさながらお祭り騒ぎのような騒がしさに包まれている。

「ま、色々あったんだよ。ちょっとした『奇跡』ってやつ?」

 鳴上は適当に受け流しながら、ふと視線を街路樹の陰へと向けた。そこには、人混みに紛れるようにして、静かにその光景を見守る2人の影があった。

「(行くぞ、月夜。邪魔をしては悪いからな)」

「(うん。あ、今日の夕飯どうする〜?)」

 黒瀬が永倉を促し、その場を立ち去ろうとした、その瞬間――。

 ――バチィッ!!

 雷鳴のような足音。

 黒瀬が振り返る暇すらなく、その肩に、ずしりと重い「熱い手」が置かれた。

「どこに行くのかな、黒瀬くん。煌成たちと話があるんじゃないのかな?」

 いつの間にか、雷鳴の速さで2人の背後へ回り込んでいた鳴上が、ニヤリと笑って立ち塞がっていた。

「……鳴上、先輩。……離してください。俺は、あいつらと顔を合わせる資格なんて……」

 黒瀬が苦々しく顔をそむけようとする。かつて自分がその手で消してしまった男への罪悪感などからの自責の念。

 だが、鳴上はその細い肩をがっしりと掴んだまま、逃がそうとはしなかった。

「資格だの道理だの、また理屈か? 言っただろ。黒瀬くんが『責任』を取って俺を連れ戻したんだ。……なら、最後まで付き合えよ」

 鳴上は強引に黒瀬の背中を押す。永倉は困惑しながらも黒瀬を追いかける――呆然と立ち尽くす仲間イザナギたちの中心へと黒瀬を突き出した。

 静まり返る広場。

 夕陽に照らされた黒瀬の影が、長く地面に伸びている。朝日奈たちは言葉に迷い、どう声をかけていいか分からず硬直する中、一歩、前に踏み出す者がいた。

 氷室希愛(のあ)だ。

「黒瀬くん、仲直り、しよ?」

 意外にも、今までの小難しい説得とは打って変わって、シンプルで分かりやすい言葉が飛んできて、黒瀬は思わず拍子抜けしたように目を見開いた。

「…………お前」

 沈黙の後、黒瀬は観念したように短く息を吐き、乱暴に頭を掻く。

「……分かったよ」

 黒瀬は氷室の右側に並び立つと、大きな右手を彼女の頭に乗せた。自分の顔に浮かんだ、がらにもない安堵や気恥ずかしさを見せないように。

 急に触れられた氷室は、夕陽のせいだけではない熱を頬に宿し、ゆっくりと赤面していく。

 だが、その微笑ましい光景を、黒瀬の背後から「無」の表情で見つめる視線があった。

「(……廻。和解するのはいいけど、そこ、僕の指定席なんだけど……)」

 永倉が背後で静かに、だが熾烈しれつな嫉妬の炎を燃やしていることには気づかず、黒瀬は消え入りそうな声で言葉を絞り出した。

「……色々と、キツイことを言って悪かった。……それと……」

 黒瀬は氷室の頭を軽く一度だけ撫で、仲間たち全員に聞こえるように顔を上げた。

「……ただいま」

 その言葉を待っていたと言わんばかりに、朝日奈と草壁は先輩らしく「おかえり」と言い、昔からの友達らしく炎堂と水崎は黒瀬に抱きつき、思いっきり涙を流す氷室を涼風は優しく介抱していた。

 その後ろで朝日奈と草壁は永倉のもとに行く。

「お前も、改めてイザナギの仲間ってことで良いのか?」

 朝日奈の問いに、永倉は相変わらずの涼しい顔で肩をすくめた。

「あくまでも僕の忠誠は廻に対してだ。そこだけは間違えないでくれれば、それでいいよ」

 突き放すような物言いだが、その場を去ろうとしないことが彼の答えだった。そして更に、もう一つ裏では――一報を受けた天智が、なりふり構わずその場に駆け付けていた。

「鳴上!」

「ん? おー、天智じゃん。ただいま……ぉ?」

 言葉の途中で、鳴上の胸に衝撃が走る。天智が、言葉よりも先に彼に抱きついたのだ。

「天智さーん? どしたの?」

「……いや、本物か確かめただけ。霊体とかじゃないわね。……心音も、体温も、確かにある」

「ほんと、分析好きだな。お前は」

 鳴上は苦笑しながらも、その再会の重みを噛み締めるように天智の背を軽く叩いた。

 オレンジ色に染まる街角。かつての英雄が戻り、最狂の後輩が帰ってきた。

 長く、苦しい断絶の時間は、今この時、確かに終わりを告げたのだ。

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【仮面ライダールドラに関する現在公開可能な情報】

翠蜂スイホウ

全長690cm 蜂さながら、毒針を何発も銃弾の如く放つことが可能なほか、蜂の性質で標準サイズになることで、悪意という名の毒を感知することも可能。

【仮面ライダーインドラに関する現在公開可能な情報】

黄鹿オウロク

全長210cm(700cmの巨大にもなれる)インドラの式神なだけあり、雷鳴の速さで現場に駆け付ける。牡鹿なだけあって、ツノから雷撃も放てる。

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次回予告

 72,000の魂を狩り取り、遂に絶対悪と評されるゾロアスターの頂点アフリマンが現世に再臨。

顕現したアフリマンの圧倒的な神力の前に、イザナギの戦士たちは次々と地に伏した。崩れゆく仲間と世界、その中心で黒瀬廻は、己が内に眠る深淵の底を叩く。

今、終焉ノ神(ラグナロク)が至高の極致へと至る。

第36話:絶対悪(アフリマン) 再臨/最狂、その頂点いただき

 仮面ライダーラグナロク第35話『再び、神鳴り響く/和解の後奏』を読んで頂きありがとうございます。柊叶です。えー、今回は遂に、長かったインドラの退場期間並びにラグナロクとの仲直りが同時に解消される回となりましたが、いかがでしたでしょうか。私としましては、長かったような短かったような、そんな不思議な感覚です。正直、つい昨日辺りに15話のクリスマス回を書いたんじゃないの?そんな浦島太郎な気分です(笑)

 そして次回は遂にラスボスが現世に再臨します。そして、もしやもしや、ラグナロクも最強フォームになっちゃうのかな〜?めっちゃ楽しみですね!

 これからも仮面ライダーラグナロクをよろしくお願いします!!!!!

柊叶

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