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MINKU エピソード2 SPACE MINKU  作者: 榊 直 (さかき ただし)
6章 香りのMINKUと焙煎人
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第30話 船内

 「よし。安定してきた。みんなシートベルト取っていいよ」



 「いつワープするんだ?」とコング。


「この宇宙船自体もワープ機能はあるが、それは危険なんだ。安全ではない。出来ることは出来るがね。安全で行くには宇宙港に行った方がよい。確実にワープできるだろう」


「宇宙港?」キューが言った。


「そうだ。しばらく飛行しなければいけないが、そこを目指す。まぁ、ワープする中継地点だ」


「他のMINKUを見ていい?」ちいが言った。


「ああ、いいとも。ガラス窓から見ることができる」


 ちいは貨物室に移動した。

キューも来た。


「僕も見たい」


「こっちがダイヤモンドMINKUだったよね。わぁ。とてもきれい。輝いている」とキュー。


剣MINKUのポルサも来た。


「ポルサ、ダイヤモンドMINKUとお話できる?」ちいが言った。


「できる...やってみる...」


ポルサは周波数のような音で会話した。


「ダイヤモンドMINKU...狭くて居心地が悪いって...」


「かわいそう...早く出してあげたい」とちい。


「環境が僕らと違うから、出せないね...」とキュー。


「こっちのMINKUもいるわ」


「超高温ガス惑星MINKUだね」とキュー。


またポルサが会話した。


「やっぱり狭いみたい...」


「大丈夫かしら...弱りそう」


船内を原種MINKUが羽ばたいている。


「こっちのMINKUは元気だね」


「みんな。コーヒータイムにしよう。豆があるんだ」とショーン。


「宇宙船は自動操縦だから、大丈夫。俺は下手だから、だれかコーヒーを淹れてくれ」


「俺が淹れよう」ジルが言った。


ジルは丁寧にハンドドリップをした。

船内中にコーヒーの良い香りが立ち込めた。


「よし。MINKUたちの意識を解放しよう。コーヒーが美味しくなるぞ」とショーン。


「あんまり、負担かけないでね。MINKUたちを」とちい。


 ショーンは貨物室に行き、MINKUたちのケージの制御パネルを操作した。


ジルの淹れたサーバーの中のコーヒーが輝き出した。


「飲んでみようぜ」コングがカップに注いだ。


「美味い!こりゃ、すげえ」


「どれどれ。ん!いける!」ジルも驚いた。


キューもちいも飲んだ。


「もうこれからのコーヒーに困るよ。こんな美味しいコーヒーになっちゃって」とキュー。


「よし。宇宙港まで自動操縦で行けるだろう。みんなゆっくりしててくれ」


 ちいは窓から宇宙空間を見た。


神秘的な空間だった。かなり高速で移動しているのが分かる。

パパとママ、学校の友達はこれを見たら、びっくりするよ。まさか、私が宇宙船で旅してるなんて。

でも、少し怖い。魔女さんたちの星にいると思ったから。無事に帰れるかしら...

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